アリゾナ大学の大学院生Jose Daniel Castro-Cisnerosさんを筆頭とする研究チームは、地球の準衛星となっている小惑星「469219 Kamo`oalewa(カモオアレワ)」について、月から飛び出した破片である可能性を改めて示した研究成果を発表しました。研究チームによると、月の破片がKamo`oalewaのように数百万年に渡って地球と似たような軌道を公転する小惑星になる確率は低いものの、あり得ないことではないようです。 【▲ 地球と月の近くを移動する小惑星「Kamo`oalewa(カモオアレワ)」を描いたイメージ図(Credit: Addy Graham/University of Arizona)】 Kamo`oalewaは2016年4月27日にハワイの掃天観測プロジェクト「パンスターズ(Pan-STARRS)」によって発見された幅46~58mと推定される小惑星です。当