ジェトロは9月5日、国際協力銀行(JBIC)およびメキシコ日本商工会議所と共催で「日墨クリーン水素フォーラム」をメキシコ市で開催した。このフォーラムは、メキシコの持つクリーン水素(注)の生成・貯蔵・輸送・消費、そしてメキシコが輸出の拠点となるポテンシャルについての共通認識を構築するとともに、メキシコ政府としての国家戦略の制定や、実際にバリューチェーンに携わる民間企業にフレンドリーなビジネス環境整備の必要性を訴える目的で開催されたもの。来場者は、メキシコの連邦政府関係者や州政府関係者、日系・非日系民間企業など約70人を数えた。 フォーラムは主に3つのパネルディスカッション(パネル)で構成され、第1パネルでは、「メキシコにおける水素サプライチェーン構築のポテンシャルと課題」と題して中野有貴氏(JBICメキシコシティ駐在員事務所首席駐在員)、イスラエル・ウルタド氏(メキシコ水素協会会長)、中畑貴