シネマカクテルは、関西テレビ放送とその子会社メディアプルポ及び松下電器産業(現社名:パナソニックホールディングス)が、1999年度前半に制作した短編テレビドラマシリーズ。 放送業界は、20世紀末以降、衛星波から順に送信波のデジタル化が進み、各テレビ局や制作会社もそれに対応して、デジタル時代にふさわしい番組作りが求められるようになっていた。この番組は、そうした状況を受け、当初から全編デジタルハイビジョン方式により制作され、デジタル方式による番組制作のノウハウを蓄積することが最大の目的とされた。 番組制作には、松下電器産業のデジタルハイビジョン対応の映像機器が使われ、松下は制作にも深く関与した。当時はまだCS以外ではデジタル放送が始まっていなかったため、オンエアーでは上下に黒い帯が入る形となっていた。また、単に放送するだけではなく、最初から1本の映画作品としてソフト発売することを念頭に置き、番