選評では、「目的も正義も異なるふたつの戦隊の関係性を丁寧に描いて『特撮モノ』の枠を超えた見応えのある人間ドラマを描いていた。脚本の香村純子が描く登場人物はみんな愛らしく、特に結木滉星が演じたパトレン1号・朝加圭一郎は、長いスーパー戦隊シリーズの歴史の中でも屈指の魅力的なキャラクターだった」と、絶賛した。 同作は、シリーズ史上初めて2つのスーパー戦隊が最初から登場し、犯罪集団・ギャングラーに奪われた宝物=ルパンコレクションをめぐって、「快盗」と「警察」、水と油のように決して交わることのないこの2つの戦隊が、1年を通じて火花を散らした。 快盗側の「ルパンレンジャー」は、ルパンレッド/夜野魁利(伊藤あさひ)、ルパンブルー/宵町透真(濱正悟)、ルパンイエロー/早見初美花(工藤遥)の3人組ヒーロー。国際特別警察機構・戦力部隊として、ギャングラーの殲滅のために戦う警察側の「パトレンジャー」も、パトレン
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