非正規雇用の問題や新氷河期の就職問題を訴えるためデモ行進する若年労働者や学生ら=東京都新宿区で2010年5月16日午後3時59分、塩入正夫撮影 失業率の改善が進まない中、2人に1人が非正規雇用で働くとされる若者と女性の集会が16日、東京都内でそれぞれ開かれた。労働者派遣法改正の審議が進まず、今国会での改正が厳しい情勢だが、両集会では「きちんと審議を」「抜本改正を」と善処を求める声が相次いだ。【東海林智、市川明代】 新宿区の明治公園であった「全国青年大集会2010」(全労連青年部などで作る実行委員会主催)には、5200人(主催者発表)の若者が参加。自動車メーカーや電機会社で派遣労働者として働き雇い止めに遭った人や就職活動に苦労する大学生、高校生が体験を語った。定時制高校2年の小松耀さん(16)は「50回も面接に落ち、学費も払えず退学寸前になった。安定した仕事がほしい」と訴えた。 来賓としてあ