「脱原発」アイドル本に小沢氏から“感想文” 脱原発アイドルとして活動し、知名度上昇中の藤波心(14)が3日までに、民主党の小沢一郎元代表(69)から、自著の“読書感想文”を受け取っていたことを明らかにした。自称B級アイドルは、年の差55歳の小沢氏との文通開始にも意欲を見せた。 小沢氏との出会いは「2か月くらい前」。下り新幹線車内で、小沢氏と乗り合わせたという。前の席の男性が“剛腕”だと気付いたのは、小沢氏が降りる直前。勇気を振り絞って5分ほど話し、原発問題等についてつづった自著「14歳のココロ」を手渡すと、小沢氏は「読ませていただきます」と快く受け取ってくれた。「テレビで見ると怖いけど、実際にお会いすると、失礼ですがスゴイ優しいおじいちゃんという感じでした」 読書感想を記した小沢氏の手紙は10月下旬ごろ届いた。「『あれから2か月ほどたちますが、いかがお過ごしですか』から始まって、筆ペンで丁
印刷 チェ・ゲバラの長男カミーロ・ゲバラ・マルチさん=ハバナ、平山写すキューバ革命指導者チェ・ゲバラ 1959年のキューバ革命の伝説的な英雄チェ・ゲバラの長男カミーロ・ゲバラ・マルチさん(49)が、父親の少年時代からの思想の軌跡が分かる「哲学ノート」を来年出版することを明らかにした。「ファッションとしてゲバラのTシャツを着ている現代の人たちにも、父がどんな社会を理想として闘ったのか知ってほしい」という。 ゲバラはアルゼンチン生まれの医者で、フィデル・カストロ前国家評議会議長とともにキューバで革命を成功させたことで知られる。カミーロさんは、母のアレイダ・マルチさんの設立した「チェ・ゲバラ研究センター」で父の残したメモや日記を整理し、その思想や生き方を伝える本の出版やドキュメンタリー製作などを手がけてきた。 ゲバラは、17歳の時から体系的に哲学を学ぶようになった。きちょうめんな性格で、ノ
小松左京さん遺稿 震災の提言 7月30日 2時43分 今月26日に亡くなったSF作家の小松左京さんが、みずから発行する同人誌に掲載した遺稿の中で、東日本大震災や福島第一原発事故について触れ、今後の大災害に備えてさまざまな専門家による『総合防災学会』の設立などを提言していたことが分かりました。 小松左京さんは、年に4回発行している「小松左京マガジン」の中で、時事の問題にも触れており、震災から2か月目の最後の原稿では、「“災害防衛国家構想”てどやろ?」というタイトルで、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故について考えを述べています。このうち原発事故については、「事故は人災だ」と明確に述べたうえで、「90年代以降、学者も含めて関係者は原発事故に対して思考停止状態に陥っていた。技術大国ニッポンの海外での信用を失墜させた責任は重い」と厳しく指摘しています。また、東日本大震災について、今回
出版大手の集英社と小学館、講談社は17日、自社ホームページ(HP)に、東京都青少年健全育成条例の改正に対しコミック10社会が出した「東京国際アニメフェア2011に関する緊急声明」と出版倫理協議会の「抗議声明」を掲載した。東京都議会が15日に可決・成立した過激な性的描写があるマンガの販売規制を強化する同条例改正に抗議していることを広く知ってもらうためという。 掲載しているのは、「コミック10社会」の緊急声明文と出版倫理協議会の抗議声明文。緊急声明文は、来年3月に東京都で開催されるイベント「東京国際アニメフェア2011」への参加をボイコットするとして10日に同会が発表したもの。イベントの実行委員長である石原慎太郎都知事に対し「漫画家・アニメ制作者たちに対する敬意に欠けた姿勢に強い不信感を抱かざるをえない」と批判している。 また抗議声明文は、日本雑誌協会と日本書籍出版協会、日本出版取次協会、日本
過激な性描写がある漫画の販売規制を強化する東京都の改正青少年健全育成条例に関連し、石原慎太郎知事は17日の定例記者会見で、72年発行の自著「真実の性教育」(光文社)に「いかなる書物も子供を犯罪や非行に教唆することはない」などと記述していたことを指摘され、「そのころ私は間違っていた」と述べた。「変態を是認するような本は、あのころあまりなかった」と釈明し、条例改正の正当性を強調した。 石原知事は、規制対象となる性的な漫画について「世の中に変態ってやっぱりいるからね、気の毒な人でDNAが狂ってて。読んだり、描いたりにエクスタシーを感じるのは結構。子供にさらさないように処置しただけ」と述べた。 また、中年男性の少女愛を描いたナボコフの小説「ロリータ」(55年)を例に挙げ、「当時ショッキングだったけど、あの程度なら叙述の美しさもある」とし、少女強姦(ごうかん)などを描いた現代の漫画に対しては「何の役
[パリ五輪]17日間の熱戦が閉幕 閉会式旗手は新潟ゆかりの陸上やり投げ金メダリスト・北口榛花!日本の獲得メダル数は歴代2位
筆者の浅川芳裕氏は農業専門雑誌、月刊「農業経営者」の副編集長。豊富な取材事例と膨大なデータを基にして、論理的かつ明快に、農水省がいかに国民を欺(あざむ)き、洗脳してきたかを明らかにしている。 まず、日本の食料自給率は決して低くない。農水省は「40%」という自給率を取り上げて、先進国の中で最低水準だと喧伝している。だが、これはカロリーベースの数字であって、生産高ベースで見れば66%と他の国に見劣りしない。 浅川氏によれば、実は40%というカロリーベースの数字自体も、できるだけ低く見せようとする農水省によって操作されたものだという。そもそもカロリーベースという指標を国策に使っているのは世界で日本だけらしい。 浅川氏は同様に、世界的な食糧危機は現実的にはやって来ないこと、日本の農業は世界有数の高い実力を持ち、食料の増産に成功していることなども論じており、こちらも説得力に満ちている。なにしろ日本の
電子書籍の流通促進のためのルール作りを検討してきた文部科学、経済産業、総務の3省による懇談会が22日、報告書をまとめた。書籍の電子化を進めてきた国立国会図書館などが、蔵書の全文検索サービスの実験を始める方針を打ち出した。 実験は、作家や出版社などの合意を得た範囲内で、同館が電子化した蔵書や、出版社が提供する電子化した書籍の本文を、パソコンなどで検索できるようにするもの。ただ、同館が打ち出している、電子化した蔵書を一般の人にネット経由で有料公開する構想に、講談社など大手出版社は反発しており、実験に参加するかどうかは不透明だ。 報告書には、電子時代の図書館のあり方を検討する協議会の設置も盛り込まれた。書籍の電子化が進むことで、図書館のサービスの利便性が高まり、書籍を買わない人が増える、との懸念を出版社などが訴えたためだ。 また、電子書籍の流通促進にとって鍵となる著作権の管理について、方向
軍隊のない国家―27の国々と人びとposted with amazlet at 09.12.30前田 朗 日本評論社 売り上げランキング: 226231 Amazon.co.jp で詳細を見る 年の初めの書初めは、いろはの”い”から参ります。「軍隊のない国家」についてです。 私たち日本人は軍隊を放棄すると憲法に書きながら、軍隊ではない自衛隊をもって自らを守っています。それでも軍隊のない国家への憧れは根強いようです。昔は「非武装中立論」があり、今でも「無防備都市宣言」活動があります。 世界に目を向ければ、意外と多く、本当に軍隊を持たない国家が実在します。それらの国は非武装、無防備で、しかも誰に侵略されるでもなく平和を保っています。これはどういうことでしょう。本当は軍隊なんていらないのでしょうか。いったい何故、「軍隊のない国家」は平和でいられるのでしょうか? 軍隊のない国家」は意外と多い 今回
関西文化学術研究都市の中核施設・国立国会図書館関西館(京都府精華町)の来館者数が、減少の一途をたどっている。2008年度は1日平均で200人余り。大阪や京都の中心部から遠いのが原因とみられるが、本を書庫から来館者のもとへ運ぶ機械の運用費が1回あたり900円近くかかるなど、高コストぶりが目立つ。一方で、インターネットで図書のコピーを申し込むサービスの利用は年々増えており、全国有数の蔵書を誇る〈知の殿堂〉は転換点に立たされている。 同館は426億円を投じて建設され、02年10月にオープンした。地上4階、地下4階で、延べ約6万平方メートル。科学技術関連図書や国内外の論文など約1000万点を収蔵し、東京本館(東京都千代田区)にはないアジア情報室には、約3万冊のアジア各国の図書や主要な雑誌、新聞などがそろう。利用は18歳以上で、貸し出しはしていない。将来的な収蔵能力は本館を上回る。 開館前に1日平均
雑誌『オルタ』の7-8月号が「北欧神話?―グローバリゼーションと福祉国家」という特集を組んでいます。 http://www.parc-jp.org/alter/2009/alter_2009_07-08.html この最初の市野川容孝さんと小川有美さんの対談がなかなか面白い。 >小川 ところで市野川さんは『社会』という本をお書きになられていますが、北欧にとって「社会」はもっともベーシックなキーワードで、社会(ソーシャル)を抜きにして国家(ステート)は語れません。ただ北欧の場合、国家に対して社会があるとの考えが希薄で、スウェーデン語の「社会」という言葉の中には「国家」の概念が入っているといわれています。社会が解決しなくてはいけないというときは、市民社会だけでなく国家も含め解決しなくてはいけない。この社会と国家の近い関係は、ラディカルな市民社会論の立場からは、「北欧の社会運動や環境運動は飼いな
児童ポルノ禁止法案の審議が始まった。率直に言って、予想以上にスゴイ内容が与党から提案されていることを、あらためて思い知った。篠山紀信さんが宮沢りえさんを撮影した「Santa Fe」(1991年朝日出版社※99年は小型版の初版でした)が午前中の審議から例として出された。与党提案者の葉梨議員は、「内容を見ていないからわからないが」と前置きしながら、児童ポルノの要件を満たしているのであれば、「1年以内に処分された方がいいと思う」と述べた。すなわち、今回の与党案で児童ポルノの「単純所持」を犯罪化することで、1年の猶予を与えるからその間に該当するものは大手出版社から出た著名な写真家の写真集だろうが、廃棄するなり処分するのがよい……という見解を述べたのだ。与党案が通過すれば、出版社は「児童ポルノと疑われる過去の出版物」の在庫を大量に廃棄し、古本屋さんは過去に出版された『平凡パンチ』『プレイボーイ』『G
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