企業のデジタル変革を支えるのは、ベンダーの独自のソフトウェア技術ではなく、今やオープンソースソフトウェア(OSS)の技術といわれている。実際、各ベンダーのクラウド環境を見ても、さまざまなOSSが当たり前のように提供されている。データベースも例外ではなく、「MySQL」「PostgreSQL」など、OSSの技術を利用したサービスが数多く提供中だ。 「OSSのリレーショナルデータベース(RDB)では、PostgreSQLのコミュニティーにかなりの勢いがあります」と話すのは、MicrosoftでAzure Data製品担当ディレクターを務めるスニル・カマト(Sunil Kamath)氏だ。 PostgreSQLは、30年以上にわたって開発が続けられており、今もなお進化を続けているRDBだ。「多くの開発者がPostgreSQLを気に入っているのは、JSONなどのデータタイプにも対応しており、さまざ