イスラエルのアロー弾道ミサイル防衛システムはアロー1、アロー2が大気圏内迎撃用で爆風破片方式の大型2段ミサイルです。そしてアロ-3では大気圏外迎撃体を搭載する事になりました。アローシステムの開発はアメリカから技術支援を受けた共同開発で、資金も出して貰っていますが、アメリカは援助費用節約の為にアロー3の共同開発を止めてSM3地上型の購入を提案しました。しかしイスラエルはこれを拒否しアロー3の開発が決まっています。 つまり日米共同開発のSM3ブロック2Aはイスラエル向け輸出の可能性はありません。イスラエルは国土が狭く射程300kmもあれば全土を防衛できるので、SM3の長い射程は過剰で不必要でした。必要な能力的にはTHAADの配備でも良さそうですが、イスラエルはTHAADの能力に若干不満があったのと、配備システムの種類をなるべく少なくしたかったこと、そして大気圏外迎撃体の仕様コンセプトをイスラエ
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