子供のころ、僕はプラモデルや模型をよく作った。船や自動車のモーターとベース部分だけのキットがあって、バルサ材でボディーを作ったりした。電子工作キットなども「果たして動くのか?」とドキドキしながら組み立てたものだ。 ところが、昔あった模型店は片っ端からつぶれてしまい、今やデパートにも模型売場は見当たらない。スマートフォンのゲームも楽しいのだが、「たまには工作もいいな」と思っているご同輩も少なくないだろう。 そんな方に紹介したいのが、iOS用アプリの「タイニーボップ」シリーズだ。ずいぶん前からあるのだが、「教育」カテゴリーに分類されているせいか、知らない方も少なくないように思う。どんなアプリかといえば、子供のころに夢中になった理科実験や理科工作をiPhone上で手軽にできるというもの。自分で豆電球とスイッチや乾電池をつないで点灯したときの、あの喜びを思い出してほしい。子供向けと思われるかもしれ