――今日(インタビュー日)は2月25日。フィリピンでマルコス独裁政権を打倒した「ピープルパワー革命」から36年の記念日ですね。 私が報道に携わって36年の年でもあります。(幼い頃に渡った米国の)プリンストン大4年生の時に、この革命を報道で見たことが、自分がフィリピン人であることの意味を考えるきっかけになった。ルーツをたどるため1年間フルブライト奨学生としてフィリピンに行き、そのまま政府系テレビ局を皮切りに、CNNの支局や、民放のABS-CBNなどで働き、2012年にネットメディア「ラップラー」を立ち上げました。 いま、歴史の繰り返しを感じています。皮肉なことに36年たってまた「マルコス」が大統領選に出馬している。5月の選挙が心配です。事実の完全性がないところに選挙の完全性などありえませんから。2月24日にはロシアがウクライナに侵攻し、ここでも歴史の巡りと情報の強い影響力を感じます。 ――フ
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