わずか15平方メートルのワンルーム。近くの美容院やカフェに勤める若者が多く住んでいるという。30日早朝、大阪府警西署員が室内に入った時、玄関やベランダは閉め切られ、熱気と異臭が鼻をついたという。現場と同じ3階住人のフリーターの男性(27)は「自分が仕事から帰る午前3時ごろから明け方まで、毎日のように子どもの泣き声が聞こえた。叫び声のようで尋常ではなかった」と証言した。ベランダには菓子の食べかすなどごみが散乱してハエがたかり、異臭を放っていた。虐待も頭をよぎったという男性は「最近、泣き声が止まっていた。死んでいるのかなとも思ったが、まさか本当とは……」と絶句した。 マンション住人のデザイナーの男性(26)は「数カ月前から生ごみが腐ったようなにおいがしていた。ベランダに出ると、強烈な刺激臭で驚いた」。約1カ月前までは「うー」という子どものうめき声が聞こえていたという。 別の住人の女性会社員