8月31日、注目されたジャクソンホールでのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を終えても、ドル/円相場は110円前後から離れなかった。為替市場参加者が大きな動きを決断するために注目しているのは、FRBの金融政策の微妙なタイミングの違いではない、ということだろう。写真は日本円と米ドルの紙幣。2017年6月撮影(2021年 ロイター/Thomas White) [東京 31日] - 注目されたジャクソンホールでのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を終えても、ドル/円相場は110円前後から離れなかった。為替市場参加者が大きな動きを決断するために注目しているのは、FRBの金融政策の微妙なタイミングの違いではない、ということだろう。 過去3カ月間、ドル/円相場はほとんどの期間を109円─111円の間で推移している。こういう状況になると、今後も現在のレンジ内にとどまり続けるのではないかと