NECは、同社の技術やサービスを紹介するイベント「iEXPO 2008」(11月11~13日、東京国際フォーラム)で、顔認識技術を応用したデジタルサイネージ(電子看板)を展示している。カメラでとらえた顔画像から通行人の年齢や性別を判定し、それに応じた広告を表示するというものだ。 電子看板の上部にカメラが付いている。女性の記者が電子看板の前にたつと、レディースローンの広告が表示された。看板の左上のディスプレイにはカメラ映像が表示されている 電子看板の上部にカメラを設置。通行人が顔を電子看板に向けると顔画像をとらえ、1万人分の顔画像のデータベースと照合して0.3秒ほどで年齢や性別を推定し、最適な広告を表示する仕組みだ。年齢は、10代刻みで推定する場合、7割程度の確率で正答するという。 会場では金融機関の広告を表示するデモを披露。40代前後の男性が通ると住宅ローンの広告を表示し、女性の記者が通る