ことし1月から先月までに中国国内で行われた固定資産への投資は、去年の同じ時期に比べた伸び率が全体では鈍化する一方、インフラ投資については拡大し、政府が公共投資によって景気の下支えに動いたという見方が出ています。 伸び率は前の月までの累計を0.1ポイント下回り、5か月連続で縮小して全体として伸びは鈍化しました。 ただ、内訳を見ますと、民間の投資の伸びが縮小する一方で、インフラへの投資については前の月までの累計を0.5ポイント上回っています。 中国では、このところ金利の上昇などによって民間の投資が落ち込むのではないかという懸念があり、政府が公共支出を拡大して景気の下支えに動いたという見方が出ています。 これについて、中国国家統計局の毛盛勇報道官は記者会見で「足元のインフラ投資は必要に応じて行っているものであり、当面の経済の安定的発展にも寄与するものだ」と述べるにとどまっています。一方、先月の小