戸籍統一文字017290は、『汎用電子情報交換整備プログラム成果報告書別冊』によればU+20514に対応づけられるはずなのに、どうして文字情報基盤MJ030995からは「U+20514」が削除されているのか、という趣旨の御質問をいただいた。 それは、端的に言えばMJ030995が、U+20514よりU+2051Cに近いからだ。現在のISO/IEC 10646:2012のU+2051Cには、3つの字形が例示されていて、それらのうちT6-353EがMJ030995にかなり近い。その意味でMJ030995は、U+20514ではなく、U+2051CのIVSで表すべきだ、というのが私(安岡孝一)の考えだ。 ただ、それを言うと、U+2051Cは本来「坤」の異体字で、戸籍統一文字017290は「與」の異体字だから、やっぱり嫌がる人もいるのだろう。さて、どうしようかな…。