第一牧志公設市場の向かいにある「市場の古本屋 ウララ」の店主、宇田智子さん(39)=那覇市松尾=は開店した2011年から市場を見つめてきた。市場の特色である、売り手の顔が見える大切さを自身の体験から感じたといい「売る人の顔が見える市場であり続けてほしい」と願う。
第一牧志公設市場の向かいにある「市場の古本屋 ウララ」の店主、宇田智子さん(39)=那覇市松尾=は開店した2011年から市場を見つめてきた。市場の特色である、売り手の顔が見える大切さを自身の体験から感じたといい「売る人の顔が見える市場であり続けてほしい」と願う。
「在庫のない本屋」が流行りそうな3つの理由ーー米大手書店チェーン「Barnes & Noble」の身売りから考える次の業態 Photo by Janko Ferlic on Pexels.com ピックアップ: Elliott Management to acquire Barnes & Noble for $683 million ニュースサマリー: 6月7日、投資ファンド「Elliott Management 」が米大手書店チェーン「Barnes & Noble」を6.8億ドルで買収したと報じられた。同書店チェーンは過去5年で企業価値を10億ドル以上減らしていることから事実上の身売りと見られている。 Amazonや独立系書店チェーンとの競争にさらされていることもあり、株価は年初来25%落ち込んでいたという。米国では新本売上の50%をAmazonが占めていることからオンライン販売に市場を
手に取って本を選べる、街の中の「リアル書店」がどんどん姿を消している。 東京・六本木の青山ブックセンターが、あすで38年の歴史に幕を下ろす。流行に敏感な立地で、2011年の震災前には午前5時まで営業していた。アートやサブカルチャー系に強く、ファンも多かった。「長年売り上げの減少が続いていた」というのが理由だ。 今年2月には、東京・渋谷の代々木上原駅前で約40年間愛された「幸福書房」が看板を下ろした。 個人経営で、元日をのぞく毎日、朝8時から深夜まで営業していた。地元に住む作家の林真理子さんが応援していた店だけに、閉店も話題になった。 1996年をピークに長く続く出版不況のなか、書店を取り巻く環境は厳しさを増している。書店調査会社アルメディアによると、今年5月1日現在の全国の書店数は、前年比500店減の1万2026店。10年前に比べ3割近い減少だ。 一方で伸長しているのが、電子出版市場だ。昨
ピークの4分の3 ネット上には新聞やテレビなど「マスコミ」をあげつらって「マスゴミ」呼ばわりする人がいる。論調が自分の主張と違うとか、趣味に合わないとか、理由はいろいろあるのだろうが、「ゴミ」と言うのはいかがなものか。ゴミ=いらないもの、である。新聞は無くてもよいと言い切れるのか。 新聞を作っている新聞記者は、全員が全員とは言わないが、言論の自由や報道の自由が民主主義社会を支えているという自負をもっている。権力の暴走をチェックしたり、不正を暴くことは、ジャーナリズムの重要な仕事だ。日本では歴史的に、新聞がジャーナリズムを支えてきた。 だが今、その「新聞」が消滅の危機に直面している。毎年1月に日本新聞協会が発表している日本の新聞発行部数によると、2018年(10月時点、以下同じ)は3990万1576部と、2017年に比べて222万6613部も減少した。14年連続の減少で、遂に4000万部の大
本屋はまちを映す鏡。その歩みは堅実そのものだ。明治の世に誕生した書店の中では「丸善」(東京)の歴史が古い。茨城県民になじみのある「川又書店」も明治初期の創業である。 出版不況のあおりを受けて、各地の書店が廃業を強いられる中、川又書店は関東の「老舗」として出版文化を支えてきた。茨城の郷土史に詳しい望月安雄さんが書いた『泉町物語 水戸の今昔』によると、川又書店は明治5(1872)年、水戸市の商店街に「清水屋川又書店」として開業し、のちに蓄音機も扱ったという。 その昔、JR池袋駅近くに読書家に愛された「芳林堂書店」があった。店内は「知の宝庫」そのもので、刺激を求めて各フロアを回遊した。確か、最上階に落ち着いた佇(たたず)まいの喫茶店があり、本を購入後、一杯のコーヒーを飲むのがぜいたくな楽しみだった。 昨今、読書用の椅子を設置し、有料で飲食のサービスをする書店が増えている。「書店の進化」には違いな
先日、仕事の用事で京都行ってきたので、空き時間を利用して、いくつか、気になっていたお店を訪ねてきました。 まずは、こちら。大垣書店京都本店。 オープン前から話題になっていて、たくさんのメディアに取り上げられていましたから、くわしくはそれらの記事を。たとえば、こちら、「大垣書店、業界活性化を狙う新しい本店」(3/16 Lmaga.jp)、「大垣書店、「京都本店」を開店」(3/18 新文化)。 場所は、四条室町に新しくできた商業施設「SUINA室町」の1階。ふつうなら書店が入っていてもおかしくない商業施設に書店がないということもめずらしくなくなってきている昨今、新しい大型商業施設の1階に、それもメインの店舗の1つとして書店が入るというのはまれなケースといっていいかもしれません。 最寄り駅は地下鉄烏丸線の四条駅、もしくは阪急阪急京都線烏丸駅。地下から直接入れます。 ぼくの見落としなのか、本当にそ
多くの人にとっての交流の場をつくりたい―。南相馬市小高区の自宅で書店「フルハウス」を経営する芥川賞作家の柳美里さん(50)は、書店駐車場に誰もが立ち寄れるブックカフェの増築を計画している。「地元住民や高校生、遠方から訪れた人たちが共に過ごし、新たなつながり、文化が生まれてほしい」。柳さんはそう願っている。 柳さんは2018(平成30)年4月に自宅を改装してフルハウスを開店した。学校帰りで電車を待つ高校生が時間をつぶす場所がないことに気が付いた柳さんが、その高校生たちのために自分ができることとして思い付いたのが書店だった。 東京電力福島第1原発事故による避難指示で避難を余儀なくされた小高区。「原発事故前にあった、一人一人の生活と文化、歴史、それを支えた住民の努力と誇りに連なりたい」という強い思いも、書店を開店する決意につながったという。 書店には柳さんの著作や、柳さんと知人らが選んだお薦めの
大英博物館での「Manga」展の様子。スクリーンには漫画のページや日本の書店の様子などが映っている(本間英士撮影) 世界の至宝や文化遺産が集結するロンドンの大英博物館で、日本漫画の歩みを紹介する「Manga」展が開催中だ。企画した日英両国の関係者の工夫が随所に光り、普段漫画に慣れ親しんでいる日本人にとっても学ぶことが多い内容だ。一方で、関係者は「原画」が海外へ流出してしまう危険性も指摘している。 (文化部 本間英士) SNS映え意識 大勢で楽しめる映画や音楽、美術館で他の人と鑑賞するスタイルが定着している絵画とは異なり、漫画は基本的に1人で楽しむメディアだ。だからこそ、どのように漫画の魅力を英国人に伝えるのか。展示からは苦心の跡が見受けられた。 まず感じたのがSNS、いわゆる「インスタ映え」の意識だった。館内は一部展示を除き撮影可能。『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空など、好みのキャラクタ
「無印良品」を展開する良品計画は7月18日、武蔵野美術大学と協業した店舗を4月に開校した同大学の東京・市ヶ谷キャンパス内にオープンする。大学キャンパス内への出店は今回が初めて。 武蔵野美術大学の理念に良品計画が共感したことで出店に至った。「MUJI com 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」は、市ヶ谷キャンパス1階の共創スタジオにオープンする。「無印良品」の製品から選んだ食品や日用品の販売に加え、講義などを通して生まれたアイデアや商品を実装、販売する。産学一体での社会課題の解決に向けた実践的活動拠点を目指す。売り場面積は物販スペースが約265平方メートル、カフェスペースが約309平方メートル。 物販スペース内の「com Studio」では、廃材や端材などの素材や製品パーツを販売する。一般客も利用可能な作業スペースも設けられ、制作に必要な道具や工具もそろえる。一部イベントなどを除き利用は無料。
日本経済の「現在」を理解するための手がかりとして、TSRが長年蓄積してきた企業情報、倒産情報および公開情報等に基づき、独自の視点に立った分析をまとめて発表しています。
何かが変わってきた、と感じ始めたのは、昨年(2018年)末のことだった。書店の特集を組んでいる雑誌を続けざまに3冊、手に取ったのだ。「東京人」(特集:本屋は挑戦する)、「男の隠れ家」(特集:本のある空間。)、「SAVVY」(特集:大阪 神戸 京都のいま行きたい本屋70)……知らないだけでまだまだ他にもあったかもしれないが、年々書店が減り続けているというのに、どうしてこんなに書店という存在がある種の憧憬をもって注目されているのか。 そのことは、東京を引き払って田舎に身を寄せていた頃にも覚えがあった。長野県の伊那市というところだが、その町のシャッター街に突如、新しいテイストの書店が現れたのだった。ご当地大学である信州大学農学部に他県から学びにきた大学生が、クラウドファンディングで資金を集めて出店したのだという。動機は「この町の高校生が集える場所が欲しいと思って」。実際その店に足を運ぶと、経営側
2019年6月17日(月)、日本文学振興会より第161回芥川龍之介賞の候補作が発表された。 今回芥川賞にノミネートされたのは、今村夏子「むらさきのスカートの女」、高山羽根子「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」など5作で、高山羽根子氏・古市憲寿氏が前回に続き2度目のノミネート。また李琴峰氏が、「五つ数えれば三日月が」で今回初ノミネートとなっている。 選考会は7月17日(水)に築地「新喜楽」にて開催。贈呈式は、8月下旬に都内で行なわれる。 第161回芥川龍之介賞候補作品 ・今村夏子「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号) ・高山羽根子「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる5月号) ・古市憲寿「百の夜は跳ねて」(新潮6月号) ・古川真人「ラッコの家」(文學界1月号) ・李琴峰「五つ数えれば三日月が」(文學界6月号) ※ 第160回受賞作・ノミネート作はこちら 今村夏子「むらさき
2019年6月17日(月)、日本文学振興会より第161回直木三十五賞の候補作が発表された。 今回直木賞にノミネートされたのは、大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 魂結び(たまむすび)」、窪美澄「トリニティ」、澤田瞳子「落花」など6作。朝倉かすみ氏が、第32回山本周五郎賞作「平場の月」で初ノミネートとなる。 なお、ノミネート作家が全員女性となるのは今回が初。初めて女性作家が直木賞にノミネートされたのは、第10回(昭和14年)の堤千代「小指」・大庭さち子「妻と戦争」だった(受賞作なし)。 選考会は7月17日(水)に築地「新喜楽」にて開催。贈呈式は、8月下旬に都内で行なわれる。 第161回直木三十五賞候補作品 ・朝倉かすみ「平場の月」(光文社) ・大島真寿美 「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」(文藝春秋) ・窪美澄「トリニティ」(新潮社) ・澤田瞳子「落花」(中央公論新社)
大手書店のTSUTAYA(東京都渋谷区)は、販売する書籍について「買い切り」方式で仕入れる方針を明らかにした。出版業界では書店で売れ残った書籍は返品するのが一般的だが、一定割合の「返品枠」を設けたうえで、それ以外の書籍は返品をやめる。出版社と合意ができ次第、始めるという。 「買い切り」については、ネット通販大手のアマゾンジャパンがすでに試験的に導入する方針を発表している。返品は、日本の出版業界の慣例で書店が在庫を抱えるリスクを減らす半面、返品率が約4割にも上って出版社の経営の重荷にもなっている。TSUTAYAはすでに2017年から、月刊誌の約170タイトルは「買い切り」にし、発売から一定期間がたてば値下げしている。書籍については、値下げしない方針。同社の書店は昨年末現在で835あるという。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--
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