東京大宇宙線研究所は9日、素粒子ニュートリノの観測施設「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛驒市)の巨大水槽内部を報道陣に公開した。改修工事のため12年ぶりに水槽内の純水5万トンがすべて抜かれ、壁面にびっしりと並んだ光センサーが現れた。 スーパーカミオカンデは旧神岡鉱山の地下にあり、水槽の直径・高さは約40メートル。超新星爆発で放出されたニュートリノの検出を目指し、感度を上げるための改修や故障した光センサーの交換などを進めている。10月中旬までに改修作業を終え、来年1月に観測を再開する。(西川迅、写真は上田潤)
![スーパーカミオカンデの水ぜんぶ抜いた 12年ぶり公開:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8c43d913dda04d70ed2884dc44ba4e0bde2aa9a6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2Fc_AS20180910003574_comm.jpg)