上野動物園(東京都台東区)は25日、赤ちゃんを産んだジャイアントパンダのシンシンを26日ぶりに再公開した。パンダ舎の前には開園後すぐに人だかりができ、座ってササを食べ始めると歓声があがった。出産前にも見に来た東京都目黒区の小学3年・佐々木愛里ちゃん(8)は「また見られて良かった。かわいかった」と笑顔を見せた。 6月30日に公開が中止されたシンシンは、7月5日に雄の赤ちゃんを出産。しかし、母乳が気管支に入り、11日に肺炎で死んだ。錦織一臣教育普及課長(44)は「赤ちゃんの死後、数日間は不安そうな鳴き声をしていました。パンダは繁殖期などを除き、ほとんど鳴くことはありません。赤ちゃんが死んだこと以外の要因の可能性もありますが…」と話す。最大130キロあった体重は一時120キロまで落ち込んだが、15日頃から回復。再公開した25日は122キロだった。 赤ちゃんの死後、園の4本の電話は回線がパンク