「学芸員はがん」=山本担当相が発言:時事通信 Yahoo!ニュース 山本幸三地方創生担当相は16日、大津市内で講演後、観光を生かした地方創生に関する質疑の中で「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」と述べ、博物館などで働く専門職員である学芸員を批判した。とんでもない暴論・・・ではあるのだが、彼の言う「観光マインド」には思い当たる節がある。 観光マインドとは、観光地を訪れた「驚き」のことだろう。もっと簡単に言えば、〈でかい!古い!きれい!〉である。歴史・文化・民俗・地理、そういうことに興味がある人以外の観光客は、基本的に〈でかい!古い!きれい!〉を見に観光地へ行く。 日本の観光地でいうと、奈良の大仏は〈でかい!古い!きれい!〉の代表的なものだ。理屈抜きにでかく、古く、美しい。奈良の大仏に、歴史的意義だとか、美術的な位置づけだとか、哲学的な意味