東京五輪の代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)男子で、37キロ付近で先頭を走っていた設楽悠太(手前左)に追いつく優勝の中村匠吾(右から2人目)ら=東京都内で2019年9月15日午前10時47分(代表撮影) 2020年東京五輪開催まで1年を切った段階で、猛暑が懸念されたマラソンなどの代替開催案が浮上する異例の事態となった。国際オリンピック委員会(IOC)が16日に男女マラソンと競歩の会場を東京から札幌に移すことを検討していると発表したことを受け、国内の陸上関係者らは「びっくり。一方的なことでありえない」などと戸惑いの声が広がる一方、暑さ対策の専門家からは好意的な意見も聞かれた。 日本陸上競技連盟は先月15日、男女各2人の東京五輪代表を一発選考で決める選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」を開催した。コースは東京五輪とほぼ同じで、男子マラソン代表の中村