ブックマーク / globe.asahi.com (49)

  • 高齢者差別、韓国で拡大「年金虫」「入れ歯カチカチ」厳しい視線、背景に生産性の問題:朝日新聞GLOBE+

    忠南大学教授(家族社会学) 1970年生まれ。エイジズムと高齢者の人権問題について研究している。早稲田大学と京都大学の研究員として、日韓国の比較や、日の地域高齢者ケアについても研究した。韓国社会学会副会長。 韓国ではエイジズムという言葉自体はまだ知られていませんが、高齢者差別、老人嫌悪という言葉は一般的です。お金だけがかかり、何も生み出さない「年金虫」という言葉があります。また、「トゥルタック」という言葉もあります。入れ歯がカチカチなることを差しますが、それが老人嫌悪の象徴の言葉として使われています。 その差別が起きる要因として最も大きいのが、経済的な問題です。韓国は社会の変わるスピードがとても速い。社会学の世界では「圧縮的な社会」といいます。資主義化と産業化が急速に進んだために、生じる問題にじっくり取り組むひまがなかった。韓国では高齢者を敬う社会だったのが、生産的でない高齢者は価

    高齢者差別、韓国で拡大「年金虫」「入れ歯カチカチ」厳しい視線、背景に生産性の問題:朝日新聞GLOBE+
    toraba
    toraba 2024/06/05
    社会保障を維持するのに必要な日本の供給『2040年(高齢者1人に対して現役世代1.5人)は1990年(高齢者1人に対して現役世代5.8人)と比較して実質生産が1.34倍必要(年率0.6%の生産性向上が必要)』https://youtu.be/ywI3KHuGP3U?t=653
  • カスハラ問題で引用される「お客様は神様です」の誤解 三波春夫さんの真意は別次元:朝日新聞GLOBE+

    三波春夫さん=三波クリエイツ提供 1923年(大正12年)、新潟県長岡市(旧・三島郡越路町)生まれ。13歳のとき上京し、米屋や製麺工場などで住み込み奉公し、16歳で日浪曲学校に入学。東京・六木の寄席で、南篠文若の芸名で初舞台を踏む。20歳で陸軍に入り、満州で激戦を経験。終戦から4年間、現ロシアのハバロフスクやナホトカで抑留生活を送る。帰国後、浪曲家として舞台に復帰し、1957年(昭和32年)には三波春夫として、「チャンチキおけさ/船方さんよ」で歌謡界にデビュー。「東京五輪音頭」「世界の国からこんにちは」など、ヒット曲多数。2001年(平成13年)4月、死去。 ――「お客様は神様です」は、客の立場の強さを表現する言葉として使われているのをよく耳にします。客が店などにクレームをつけるときの言い訳に使われた例もあるようです。ところが来の意味は違うそうですね。 「お客様は神様です」というフレ

    カスハラ問題で引用される「お客様は神様です」の誤解 三波春夫さんの真意は別次元:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2024/05/31
  • アメリカに今また押し寄せる移民の波 排除か包摂か、2大政党の分断と移民たちの苦悩:朝日新聞GLOBE+

    移民の臨時受付センターが設けられたマンハッタンのホテル前に並ぶ新たに到着した移民たち=2023年8月1日、ニューヨーク、ロイター 難民申請希望者の大量流入 アメリカはいつの時代も夢と希望を胸に世界中から移民がやってくる国だったが、現在のメキシコ国境からの「難民申請希望者」大量流入は過去のパターンとは大きく異なっている。 国土安全保障統計局のデータによると、2021年1月のバイデン大統領の就任以来、アメリカ南部の国境に少なくとも630万人が押し寄せ、うち240万人以上が入国している。 正規のビザを持たない者も難民申請希望者であれば入国でき、難民申請期間中はアメリカ国内に滞在できる仕組みだからだ。 厳しい移民政策を敷いたトランプ政権(共和党)から、移民に寛容なバイデン政権(民主党)への移行に伴って難民申請希望者(以下、移民)が増えることは予測されていたが、それをはるかに上回る膨大な数となり、今

    アメリカに今また押し寄せる移民の波 排除か包摂か、2大政党の分断と移民たちの苦悩:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2024/02/19
    冷泉彰彦「不法移民は『最低賃金以下』で働いて農場、造園業、建設業などのブラック企業を支えているのに、トランプ支持者は選り好みしてそういった仕事に就きたがらない」https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/02/post-897_2.php
  • トランプ氏が理解しないグローバル化の「内実」を語ろう:朝日新聞GLOBE+

    ■気づかないうちに進む変化 ――我々が直面しているグローバル化とはどのようなものなのでしょうか。 私はいま、世界が第3次の「大転換」を迎えているとみています。デジタル技術の進展に伴うこの変化は、たいていの人々が考えているよりはるかに早く、またほとんど誰も予想していないようなかたちで、世界を変えていくでしょう。火事だ!火事だ!と人々に伝えて回らなければいけない――。そんな思いです。 第1次は、1720年ごろから1970年ごろまで続いた巨大な変化で、社会科学者カール・ポランニーが主著『大転換』でとらえた動きです。産業革命が起こり、農業社会から産業社会へ、専制政治から民主政治へ、という移行が進んだ。これに対する反動として、共産主義とファシズム、さらに米国では(政府の介入を強めた)「ニュー・ディール」型の民主主義が生まれました。 第2次の「大転換」は、1970年代以降の情報通信技術の発展が引き起こ

    トランプ氏が理解しないグローバル化の「内実」を語ろう:朝日新聞GLOBE+
    toraba
    toraba 2023/11/09
    「社会科学者カール・ポランニーが主著『大転換』でとらえた動きです。産業革命が起こり、農業社会から産業社会へ、専制政治から民主政治へ、という移行が進んだ。」https://youtu.be/1DErfYEACvY?t=1008
  • 「川口は家、外ではガイジン」クルド人たちの事情 難民認定されず「追い返さないで」:朝日新聞GLOBE+

    首都圏のビル、家屋解体になくてはならない存在 園芸業者や町工場が点在する川口市の戸塚安行駅から徒歩十数分。通りから奥まった一角に、早朝から大型バンで次々と男性客がやって来る店がある。簡易テントの中で売られているのは、ケバブや酸っぱいオリーブとチーズ入りのパン「ポアチャ」などトルコ料理の軽だ。 解体現場で働くクルドの男性たちが朝べに来る。「今日は春日部の現場です」。午前7時45分、紅茶を飲んでいたトルコとセネガル出身の男性がさっそうと出発した。 いまや首都圏のビルや家屋の解体作業に、クルドの人たちは欠かせない存在になっている。川口などでクルドの人たちが経営あるいは働く解体業者はおよそ170社あるという。 川口市芝で暮らすマムト・サグラムさん(36)も2016年に会社を立ち上げた。いまは日人も2人雇っている。 伝統の衣装を着てクルドの祭りネウロズに参加する親子=2023年3月、さいた

    「川口は家、外ではガイジン」クルド人たちの事情 難民認定されず「追い返さないで」:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2023/07/05
    「不法移民は『最低賃金以下』で働いて農場、造園業、建設業、食品加工業等を支えているのに、日本人労働者は選り好みしてそういった低賃金労働をしたがらない。」https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/02/post-897_2.php
  • ジャニーズ事務所のメディアコントロール手法 「沈黙の螺旋」は破られるのか:朝日新聞GLOBE+

    間接的に疑惑認めた、民事訴訟でのジャニー喜多川氏の証言 まず、簡単に番組内容とジャニー氏の性的虐待問題について整理しておこう(内容は国版を参照している)。 この一件を追うのは、モビーン・アザー記者だ。ミュージシャンのプリンスを追った評伝『プリンス 1958-2016』 (2016年)や、イギリスのムスリムが共同生活をするリアリティ番組”Muslims Like Us”(2017年)でイギリスアカデミー賞を受賞した実績がある。 冒頭、アザー氏が向かったのは文藝春秋社だった。1999年から翌年にかけて、『週刊文春』はジャーナリストの中村竜太郎氏を中心に、ジャニー喜多川氏の性的虐待疑惑を連載した。一般にこの問題が広まったのもこの記事の影響が大きいだろう。 だが、この連載が続いていた最中の1999年11月、ジャニー喜多川氏とジャニーズ事務所は文藝春秋側を相手に名誉毀損で民事訴訟を起こす。2002

    ジャニーズ事務所のメディアコントロール手法 「沈黙の螺旋」は破られるのか:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2023/03/30
    アレクシ・ド・トクヴィルは「多数者の専制」と呼び、エリザベート・ノエル=ノイマンはその過程を「沈黙の螺旋」として提唱した。https://youtu.be/kc4P--XqqJ4?t=2183
  • ウクライナ侵攻、「戦え一択」にかき消される即時停戦の声 被爆地・広島からの訴え:朝日新聞GLOBE+

    戦争反対」の声すら上げづらく… ロシアウクライナ侵攻から1年を前にした今年1月28日、被爆地・広島にある「広島市まちづくり市民交流プラザ」で、「記憶と継承」をテーマにNPO法人ワールド・フレンドシップ・センターが主催した講演会が開かれた。 講師は、元広島市長の平岡敬さん(95)。1927年に大阪市で生まれ、学徒動員中に朝鮮半島で終戦を迎えた。広島の地元紙・中国新聞の記者として在韓被爆者問題を掘り起こし、1991年から広島市長を2期8年務め、現職時代の1995年にはオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で核兵器の違法性を証言した。著書に「無援の海峡 ヒロシマの声 被爆朝鮮人の声」「希望のヒロシマ」「時代と記憶 メディア・朝鮮・ヒロシマ」などがある。 平岡さんは冒頭、岸田政権が安全保障関連3文書を閣議決定して敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を明記し、2023年度から5年間の防衛費大幅増

    ウクライナ侵攻、「戦え一択」にかき消される即時停戦の声 被爆地・広島からの訴え:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2023/02/24
  • トラクターは農業にとって「諸刃の剣」、収穫増えたが土壌劣化招く 藤原辰史氏の警鐘:朝日新聞GLOBE+

    ――耕すという行為はそもそも、人類にとってどのような行為だといえるのでしょうか。 耕すという行為は農業の基で、人類が農業を始めてからずっと続いてきたものです。狩猟・採集とは異なり、みずから自然に働きかけて、自分たちに有用な植物の育ちやすい環境を整えていきます。 耕すことで土壌の構造をふかふかにし、水がたまりやすいようにして、人間が飼いならした植物を自然の厳しさから守っています。耕すことは、人類の文化の基であるといえます。 ――人類の文化という点で考えると、20世紀の農業の機械化がもたらした変化についてはどのように考えていますか。 ウシやウマなど動物の力も使い長きにわたって土壌を耕してきた人類にとって、20世紀に決定的ともいうべき変化が起こりました。トラクターの登場です。 内燃機関を持ち、非常に短時間でかつダイナミックに土を深く耕すことができるようになりました。 トラクターは化学肥料とセ

    トラクターは農業にとって「諸刃の剣」、収穫増えたが土壌劣化招く 藤原辰史氏の警鐘:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2022/09/26
  • 【小泉悠】研究者は挫折、就活はことごとく失敗 無職で気づいた自分の天職:朝日新聞GLOBE+

    小泉悠さんにとって、夏は一つの思い出がよみがえる季節だ。 毎日のように通っていた図書館のある市民センターの2階で、母親が有志と原爆展を開くのだ。 両親は、二人とも反核・反戦運動に熱心だった。母親らが主催していた夏の原爆展では、小泉さんも投下直後の悲惨な写真を毎年見ていた。 『風が吹くとき』『トビウオのぼうやはびょうきです』……。当時読んだ原爆をテーマにした児童書の題名は、いまでもいくつもそらんじられるほど。その恐ろしさは、深く脳裏に刻まれた。 母親らが原爆展をしている階下の図書館で、息子は軍事も、読みあさっていた。自衛隊員と遊んでいることも、親は快く思わなかった。 「両親とはさんざんもめました」 だが、両親との確執は、独特のバランス感覚とさまざまな素養を養うことにもなった。 意見の異なる相手にどう耳を傾け、どうしたら納得してもらえるのか。自分のやっていることを両親に説明しようと必死で考え

    【小泉悠】研究者は挫折、就活はことごとく失敗 無職で気づいた自分の天職:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2022/08/19
  • カルトの危険性を学校が指導、「宗教の自由」と見なさないドイツ 旧統一教会問題:朝日新聞GLOBE+

    7月8日に安倍晋三元首相を銃撃した容疑者が、犯行の動機として「母親が旧統一教会に多額の献金をしたことで家庭が崩壊した。安倍元首相が統一教会に近い人間だと思い襲撃した」と話したことから、日では最近、新興宗教にスポットが当たり様々なメディアで報道されています。 政治や宗教の話は「あいさつ代わり」のドイツでは日常生活の中で人とかかわる際に信仰について話すことはあまりありません。 筆者はそれが特に問題だとは考えていませんが、その一方で、日人から「海外では政治と宗教の話はタブーなんでしょう?」と聞かれると戸惑います。なぜなら筆者が出身のドイツについて、それは当てはまらないからです。 たとえば近所の人と雑談をする時、天気や家族の話をすることは普通ですし、話が政治家の悪口に及んだりするのも「よくあること」です。 宗教の話も特にタブーではありません。 「自分はどの宗教を信仰している」と直球で言わ

    カルトの危険性を学校が指導、「宗教の自由」と見なさないドイツ 旧統一教会問題:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2022/07/30
    戦う民主主義「自由民主制度を破壊しようとする自由の敵には無制限の自由は認めないという理念に基づいた民主制であり、共産主義やファシズムなど自由民主制を否定する言動への自由・権利までは認めない」
  • 「ハリウッドで日本人は差別され…」天然パーマを矯正された俳優、松崎悠希さんの怒り:朝日新聞GLOBE+

    日米で活躍するある日人俳優がこの春、ハリウッド映画界で「日人が差別されている」とTwitterで訴え、注目を集めた。リスクを負ってまで彼が「身内」批判に踏み切った理由とは――。人がオンラインインタビューに応じた。(聞き手・小川尭洋) 俳優は松崎悠希さん(40)。1999年に渡米し、「硫黄島からの手紙」「ピンクパンサー2」など、多くのハリウッド作品に出演している。近年はキャスティングも手伝っている。 ハリウッドで活動する中で、撮影現場や作品描写で繰り返される日人への差別や偏見を目の当たりにしてきたという。やり取りは次のとおり。 ――ハリウッドで活躍している松崎さんは、これまで何度も差別に遭ってきたそうですね。 2011年、アメリカドラマ「メル&ジョー 好きなのはあなたでしょ?」(2010~2015年)に出演した時のことです。僕が衣装合わせやメイクをしていた時、アメリカ人のプロデューサ

    「ハリウッドで日本人は差別され…」天然パーマを矯正された俳優、松崎悠希さんの怒り:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2022/06/25
  • 北京五輪に憤り 家族不明のウイグル人「日常壊され、何もなかったかのように開催?」:朝日新聞GLOBE+

    北京オリンピックが2月4日に開幕する。世界屈指のアスリートたちが熱戦を繰り広げる中、忘れてはならない問題がある。 新疆ウイグル自治区での人権問題だ。この問題に家族が巻き込まれたという日在住のウイグル出身の男性は「私たちの日常平和を破壊しておきながら、何事もなかったかのように開かれるオリンピックには反対」と訴える。 新疆ウイグル自治区は中国北西端にあり、中央アジアなどに隣接している。中国の行政単位(省または自治区)としては最大の面積で、約2500万人が住んでいるとされる。多様な少数民族が暮らしてるが、最も多いのがウイグル族だ。18世紀半ばに清朝が征服して以降、今の中国に属している。2009年に広東省の工場で漢族がウイグル族を襲う事件があり、自治区のウルムチでウイグル族が抗議デモをしたところ、治安部隊と衝突。これをきっかけに当局の締め付けが強まり、ウイグル族を「テロ分子」「分離独立派」なとど

    北京五輪に憤り 家族不明のウイグル人「日常壊され、何もなかったかのように開催?」:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2022/02/05
  • ソ連は娯楽少なく…声優ジェーニャ「アニメは二つ。チェブラーシカとヌー・パガジー」:朝日新聞GLOBE+

    ソ連が崩壊してから12月25日で30年になる。史上初の社会主義超大国としてアメリカと世界を二分し、冷戦を繰り広げたが、経済の悪化や、政権弱体化を招いたゴルバチョフ氏の改革などにより、1991年に消滅した。 物不足、厳しい情報統制…そんなイメージが強いソ連だが、実際はどうだったのか。1980年代末から崩壊までのソ連で子ども時代をすごし、現在は日で声優として活躍しているジェーニャさんに「私が生きたソ連」を語ってもらった。 ソ連の記憶について語る声優のジェーニャさん ――ソ連での暮らしぶりを教えて下さい。 私はシベリアのノボシビリスクという都市で生まれたんですけど、父が軍人だった関係でリャザンやゴーリキー(現在のニジニノブゴロド)など転々としていました。 ものは少なかったですね。それはあとから分かったことで、当時は普通だと思っていました。商店に行っても、陳列棚が空っぽの記憶しか残っていません。

    ソ連は娯楽少なく…声優ジェーニャ「アニメは二つ。チェブラーシカとヌー・パガジー」:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2021/12/25
  • 800万人が不法就労するアメリカ それが容易には変わらない理由:朝日新聞GLOBE+

    ニュージャージー州ベッドミンスターにあるトランプ・ナショナル・ゴルフクラブ。ここで働いていた4人の従業員が不法移民であると名乗り出た=2018年11月2日、Christopher Gregory/©2018 The New York Times

    800万人が不法就労するアメリカ それが容易には変わらない理由:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2021/10/12
    技能実習制度の廃止を訴える指宿昭一氏「外国人労働者の受け入れ制度というのは、そもそも人権侵害が起こりやすい分野なのです。これはどこの国でも苦労しています」https://globe.asahi.com/article/14458240
  • 技能実習制度の廃止を訴える指宿昭一氏「ゼノフォビア(外国人嫌悪)の根源は政府」:朝日新聞GLOBE+

    の技能実習制度をめぐっては外国からやってきた実習生らに対する人権侵害の事例や搾取の実態が次々と浮き彫りになっている。 日の同盟国であるアメリカも問題視し、国務省が今年7月、世界の人身売買に関する報告書の中でも言及。実習生の支援に取り組む指宿昭一弁護士を「ヒーロー」として認定した。 アメリカの問題意識はどこにあり、制度が今なお抱える課題とは何か。改めて指宿氏に聞いた。(内容は2回にわたって報告します) いぶすき・しょういち 弁護士(第二東京弁護士会)、暁法律事務所所長。1961年、神奈川県生まれ。筑波大を卒業後、17回にわたって司法試験に挑み、44歳で合格。46歳から弁護士として活動を始める。労働問題を専門とするほか、外国人技能実習生の問題や入管施設での外国人の人権問題などについても精力的に取り組む。アメリカ国務省が2021年7月、実習生の支援活動を評価し、人身売買と取り組む「ヒーロー

    技能実習制度の廃止を訴える指宿昭一氏「ゼノフォビア(外国人嫌悪)の根源は政府」:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2021/10/12
    冷泉彰彦「外国人実習生は最低賃金以下で働いて企業を支えているのに、日本人労働者は選り好みしてそういった仕事に就きたがらない」https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/02/post-897_2.php
  • タリバンのアフガニスタン速攻制圧なぜ? 7年前から「寸止め」、農村支配で都市包囲:朝日新聞GLOBE+

    治安維持の名目で、カブール市内に展開するイスラム主義勢力タリバンの特殊部隊とされる画像。8月23日、タリバン構成員が朝日新聞に提供した 首都に進軍してきたタリバンの映像を見て、気付いた点がある。彼らが手にしている自動小銃は、30年近く続いた戦いの中で彼らが使い続けてきた旧ソ連型のカラシニコフではない。世界各地の戦場で米兵が携行し、アフガン政府軍にも配ってきたM16だった。タリバンに対して、政府軍が武器を渡して投降したことを物語る。 2001年、米軍の圧倒的な軍事力を前にタリバンは政権を追われ敗走した。戦闘員の多くは、農村部や隣国パキスタンに逃れて身を隠した。当時、パキスタン側で取材したタリバン構成員は「いつでも反撃に出る。復讐は100年たっても遅くないということわざがある」と語ったが、当時、私はまったく現実味を感じなかった。 しばらくすると、タリバンはアフガン各地でゲリラ攻撃や爆弾テロを仕

    タリバンのアフガニスタン速攻制圧なぜ? 7年前から「寸止め」、農村支配で都市包囲:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2021/08/29
  • 失業者は敗者ではない ノーベル賞学者が私たちに問いかける、格差是正のヒント:朝日新聞GLOBE+

    ――世界中で格差が拡大しています。現状をどうみていますか。 新型コロナウイルスのパンデミックにもかかわらず、株式市場は活況を呈し、資産を持っている人が大成功をおさめています。一方で失われた雇用は甚大です。多くの国で、人々がコロナで死んでいく中でグロテスクともいえるような株式市場の好況が続いています。パンデミックの最中にも豊かになっていく人々と貧しくなっていく人々がそれぞれ違う世界に暮らす社会は当に恐ろしい。パンデミックが世界の分裂を露呈させたという意味で、今は危機的状況にあります。 ――なぜ不平等はここまで広がってしまったのでしょうか。 一つは、アマゾンやグーグルのような巨大企業ほどリターンが大きくなる産業が増えていることです。これらの産業では何か新しい技術を開発すると、グローバル化によって世界中の市場で同時に売って、巨額な利益を得ることができる。一部の成功した人だけが何十億、何百億ドル

    失業者は敗者ではない ノーベル賞学者が私たちに問いかける、格差是正のヒント:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2021/08/17
    「これまでの研究から、自由貿易は高い技能を持つ労働者の所得を上げる一方、低い技能の労働者の所得は下げることが示唆されています。」https://youtu.be/5wCiJU0BGyI?t=1182
  • ロシア五輪委、選手村を酷評「中世の時代。選手かわいそう」 橋本会長「対応したい」:朝日新聞GLOBE+

    東京オリンピックの開幕を控え、続々と各国選手団が東京・晴海にある選手村に入村している。しかし、組織的なドーピング違反のため、国家としての参加ができないロシア・オリンピック委員会(ROC)のチーム幹部から、選手村の状況について酷評される事態が露呈した。 ロシア国営メディアによると、同幹部は選手村の状況について「バスルームが狭い」「インターネットの接続環境が悪い」「アスリートが快適に過ごせる場所じゃない」と一方的に批判。 その上で、選手村は「まるで中世の時代にあるようだ。21世紀の日ではない」と指摘し、改善を求めている。この動きに大会組織委員会も確認に乗り出した。 同メディアによると、ROCのフェンシングチームが19日に入村。ロシアフェンシング連盟の副会長で、代表チームの監督を務めるイリガル・マメドフ氏は選手村の実態に「私の選手たちが当にかわいそうだ」として状況を訴えた。 マメドフ氏は19

    ロシア五輪委、選手村を酷評「中世の時代。選手かわいそう」 橋本会長「対応したい」:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2021/07/21
  • 健常者が持つ「特権」、障害者が求めるのはわがまま? 全盲弁護士の答え:朝日新聞GLOBE+

    おおごだ・まこと おおごだ法律事務所代表。第一東京弁護士会所属。2006年に司法試験に合格、全盲の人としては3人目。翌年、弁護士登録し、2009年から日弁護士連合会の「障がいのある人に対する差別を禁止する法律に関する特別部会」の委員を務める。で全盲のシンガーソングライター、大石亜矢子さんと、2人の子ども、盲導犬と暮らしている。 ――今回の件について率直にどう感じましたか。 一個人の感想ですが、伊是名さんはつらかったろうなというのが第一ですね。 子どもと一緒にとても楽しみにしていた旅行だったでしょう。何も好き好んで駅員と言い合いをしたくは当然なかったでしょうし、目的地に行けたとはいえ、時間も狂ってしまったし、道中、すごく気持ちはよくなかったろうなと思います。 つらかったろうな、よく頑張ったねと心の底から思いますね。 「わきえまる障害者になりたくない」JR東の対応に声上げた、車いすの伊是名

    健常者が持つ「特権」、障害者が求めるのはわがまま? 全盲弁護士の答え:朝日新聞GLOBE+
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    toraba 2021/04/12
    健常者女性の特権について語る全盲弁護士「女性差別ってこんなに世間が騒いでくれてうらやましい。障害者差別えげつないことたくさんあるのに。(中略)世間は(障害者差別には)あんまり騒いでくれない」
  • 「わきまえる障害者になりたくない」JR東の対応に声上げた、車いすの伊是名夏子さん:朝日新聞GLOBE+

    ブログのタイトルは「JRで車いすは乗車拒否されました」。伊是名さんがJR東日の無人駅で下車しようとしたところ、事実上の拒否にあった体験を明かした内容だ。 「わがままだ」「感謝の言葉がない」――。そんな批判のほか、いたずらメッセージや電話も相次いでいるという。 こうした反応を伊是名さんはどう受け止めたのか。改めて思いを聞いた。 ――ブログに対し、ソーシャルメディアでの賛否が割れています。批判や反発する投稿の中には「なぜ事前連絡をしなかったのか」「駅員に対する感謝の気持ちが足りない」などの意見が目立ちました。 旅行に行く前、来宮駅の状況を知ろうと思ってインターネットで「来宮駅」の検索をしたんですね。そしたら、すぐに駅の構内図を示す公式サイトが出てきたので見たところ、車いす利用者に対する注意書きや連絡先などは書いてありませんでした。 図には階段が載っていましたが、それは上り線だけのように見えた

    「わきまえる障害者になりたくない」JR東の対応に声上げた、車いすの伊是名夏子さん:朝日新聞GLOBE+
    toraba
    toraba 2021/04/12
    障害者vs労働者になるのは本当によくない