高校のとき先生が、鬼束ちひろがI am god's childと歌っていたことを小馬鹿にしたのを思い出した。自分は特別だと思う若い人を摘む大人は、なんでしょう ちゅうにびょうという言葉で括ったひとは、だれでしょう だいすきって言うから、きらいって言ってね 「化粧してるの?」って質問することは、おんなのひとが電車でお化粧するのと同じ種類だって知ってるのかな 絵を描くのがすき、映画を観るのがすき、本を読むのがすき、人の話を聞くのがすき、いっぱい知識を与えてもらって、ひとは大きくなったけど、なんだか世渡り下手になってしまいました。 ロマンチックや退廃や耽美へのあこがれと、自分にもそんな世界に行くだけの価値があるって過大評価がぼわぼわ膨らみました。 現実と違う世界のことをたくさん知ってるから、現実がやりづらくなる。 現実と違う世界のことをたくさん知っているからこそ、現実をうまく手玉に取れたら、いい