ひとり芸日本一を決める「R-1ぐらんぷり2018」の決勝が28日、東京都港区のフジテレビで行われ、視覚障害をもつお笑い芸人、濱田祐太郎さん(28)=よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属=が優勝、賞金500万円を獲得した。 濱田さんは神戸市出身で芸歴5年目。生まれつきの弱視で、現在は左目が見えず、右目は明暗の判別ができる程度という。学校を卒業後、子供のころから憧れていたお笑いの道へ。自らの障害を笑いに変えるバリアフリー漫談で、昨年の「NHK新人お笑い大賞」では決勝に残るなど注目を集めていた。 この日も、「吉本に入って、目どころか自分の将来も見えなくなった」などのジョークで笑いを誘うと、日常生活で困ったことや学生時代の体験談をユーモアたっぷりに披露し、審査員から高い評価を得た。 アマチュア時代から7回目の出場での栄冠に、濱田さんは「信じられない。視覚障害者としてではなく、漫談家として優勝