「スクラムでやっているんですが、問題が多くて、スクラム合わないのかなと思って……」 「問題あるならスクラムが上手くいってますね」 という会話をした。 スクラムをやっていて、いろいろ問題が起きる。スプリントゴールがわからないとか、チームの協力が難しいとか、プロダクトオーナーの権限がないとか。スクラムちゃんとできないなあ、うちには合わないのかなあ、と思う人は多いようだ。 だが、こうした問題が起きているならば、スクラムは正しく機能している。スクラムはチームや組織の問題を検出し、明らかにする仕組みだ。みんなが問題を意識できているなら、上手くいっているわけだ。「うちは〇〇だから、スクラム難しい」と思ったなら、その〇〇を解消できれば仕事がもっと上手くいき、よりよい成果が作れる。 スクラムが上手くいくと、問題が次々に現れる。問題を次々に解消していくと、仕事しやすくなり、コミュニケーションがスムーズになり