NASAは5日、開発中の宇宙船「オリオン」の無人試験機による初の飛行試験に成功した(sorae.jpの記事、 NHKニュースの記事、 CNN.co.jpの記事、 本家/.)。 オリオンはスペースシャトル引退後の米国の有人宇宙飛行を担う宇宙船として、2000年代より開発が進められていたカプセル型の有人宇宙船。低軌道や月だけでなく、火星や小惑星への飛行も想定した宇宙船として開発されている。米国では民間による有人宇宙船の開発も進められているが、NASA自身が開発するオリオンは、スペースシャトル後継機の本命と位置づけられている。 EFT-1と呼ばれる今回の飛行試験は、オリオンの乗員モジュールの機能確認を主目的とするもの。打ち上げロケットには実際のSLSではなくデルタIVヘビーが用いられ、サービスモジュールなどはダミーが搭載された。打ち上げられたオリオン宇宙船は、最大高度約5,800kmの楕円軌道を