続・英語が読めるようになりたい、けど1冊しか参考書を選べないとしたら~書評『英語ベストセラー本の研究』 以前「英語が読めるようになりたい、けど1冊しか参考書を選べないとしたら」というエントリを書き、『英文解釈教室』を推薦したのですが、ここで訂正させて下さい。仮にどの1冊を選ぶかを決めるために、もう1冊本を選んで良いとしたら(という仮定も変なのですが)……迷わずこの『英語ベストセラー本の研究』を推します。 著者の晴山陽一さんは、英語教材の編集、学習ソフトの開発などを手がけられてきた方で、今でも「アマゾンで自分の知らない英語参考書を見つけると、あわててカートに入れてしまう」そうです。「ベストセラー本の研究」というタイトルの通り、戦後に日本で出版され、話題となった英語本を解説してくれるというのがこの本の趣旨。しかし内容はそれだけに止まりません: 英語参考書/勉強法のガイドブックとして 戦後日本の