鶴見事故(つるみじこ)は、1963年(昭和38年)11月9日に神奈川県横浜市鶴見区で発生した、列車脱線多重衝突事故である[1]。 同日21時40分ごろ、日本国有鉄道(国鉄、現・東日本旅客鉄道)東海道本線鶴見駅 - 新子安駅間の滝坂不動踏切(現・滝坂踏切)付近で貨物列車が脱線し、通過していた旅客列車に衝突。その旅客列車が弾みで別の旅客列車に衝突したことで、死者・重傷者合わせて281人という大惨事となった。 概要[編集] 事故現場(おおよその位置座標)は、東海道本線の鶴見 - 新子安間に位置していた滝坂不動踏切(位置座標)から鶴見寄り約500 m地点である[1]。 事故地点における貨物線(品鶴線)を、定刻より4分遅れで走行中の佐原発野洲行き下り貨物列車(2365貨物・EF15形電気機関車牽引45両編成)後部3両目のワラ1形2軸貨車(ワラ501)が突然脱線。引きずられた後、架線柱に衝突し編成から