・東大後期入試ってのがあったんですよ(不倒城) 私の友人にも何人か後期合格者がいる。昔の科類に分かれていた頃の後期入試は確かにおもしろかった。特に文科三類の小論文は出題が意味不明で,私には解ける気が全くしなかった。上掲記事で出ている「パニックについて論ぜよ」も大概だと思うが,他に有名どころを2つほど挙げておく(過去問へのリンクを張ろうと思ったが意外にも落ちていなかったので面倒ながら問題文の概要を書く)。 ・2001年:「大写しな人間の眼球」「薄暗い中で目が光っている牛」「不気味に微笑む目の大きな和風人形」の3枚の写真を見て「共通する主題を任意に設定し,自由に論ぜよ(2400字)。大写しの目は生理的恐怖を感じるし,牛の目は明らかにドナドナ的状況を予兆させるし,何も写さぬ人形の目もまた空虚だ。主題はどうしても「視線の恐怖」としか設定しようがなく事実上テーマは固定されているが,そこから2400字