タグ

ブックマーク / matoyomi.hatenablog.com (21)

  • アジャイルな風の歌を聴け - マトリョーシカ的日常

    おしるこが売っている自販機を探している。この時期になると必ずどこかに陳列されるはずなのだが、今年はなかなか見つけることができない。結局見つけたのは会社の最寄駅の自販機で、しかも帰りのホームにあった。私は朝に飲みたいのだが、それは許されることではなかった。 年末年始はコードを書いていた。帰省する日程をずらしており、三が日は家でじっとしていたためだ。Reactはいまだに分からないが、コードはかけるようになった。stateやContext、そしてEffectという概念を得たが、「それらをあまり使わないこと」が重要なのだと感じた。これは機械設計に例えると分かりやすい。かれらの概念は部品点数であり、可動する機構である。シンプルな方が良い。動かない方がいい。もっというと、作らない方がいい。何も作らずに問題が解決できればそれに越したことはない。 帰省してからは、フィヨルドブートキャンプの課題図書を読んで

    アジャイルな風の歌を聴け - マトリョーシカ的日常
  • 30代未経験からのエンジニア転職を諦めた話 - マトリョーシカ的日常

    表題の通りである。エンジニアになった話はたくさん見かけるが、諦めた話はあまりない。そういうことなのだろう。少し書くことにした。 エンジニア転職を考えたのはもう3年ほど前になる。昔からプログラミングは興味があり、学生のころもそれらしきことはしていた。ただ、専攻の関係で機械系の今の仕事を選択して、こんな感じになっていた。当時はyoutubeとかtwitterでもエンジニアブームがきていて、わりと楽しそうだった。そういう理由でちょっと勉強を始めることにした。 オンラインスクールというのに入ってやってみた。RubyRailsを学習した。Rubyはわりあい簡単で、すいすい入ってきたが、Railsはなんだか難しかった。少しのコマンドでたくさんのファイルが生成されるので、それらがどう関係しているのかを知るのもやっかいだった。それでもつくっていったらなんとかなった。 RubyのテストとしてRSpecも少

    30代未経験からのエンジニア転職を諦めた話 - マトリョーシカ的日常
  • 日々のやつ - マトリョーシカ的日常

    macbook のバッテリーが故障したので修理に出した。当はずっとまえからダメだったが使えていたので問題なかった。賞与ももらったのでやることにした。私は文章が打てなくなった。 文章を書くではなく、打つとしているあたり、すでに文字との隔絶が見受けられる。だとしたらこれはなんなのか。知らない。 今年はひどい一年だった。去年よりはマシか。特に新しいことをやっていない気がする。常に背骨あたりにひずみがある感じがしている。社内ではなんらかの調整をしていた。計画を立て、会議をして、なにかを進めた。増えていく仕事を後輩や先輩に任せながらやった。なくした端から仕事は増えていく。なんだこれは。 図面だけを書いていたあのころに戻りたい、と思った。でもまあそれは無理な話だった。 仕方がないのでやっていくことにした。社内メールとしてサイボウズOfficeを使っているが、その拡張機能タスク管理アプリをつくった。

    日々のやつ - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2021/12/30
  • kintoneの勉強会でLTをした話 - マトリョーシカ的日常

    文章の淀みのようなものをすくってどこかに投げている、そんなことができているか。以前の文章のほうがどこかとげとげしさがあって、ずっとシャープでいた。それが良いか悪いかは別の話として、今は決して書けないのだろうなと気がついた。 kintoneというグループウェアの勉強会があって、わたしはそこでLTをした。オフラインのイベントに参加するのは初めてだったが、わりとどうにかなった。 題目はこれ。 kintone でわくわくIoT~広がる無限の可能性~ from Kkondo2 www.slideshare.net kintone Café 広島 Vol.17@広島 - connpass IoTをやっていく上で、データの表示はkintoneにまかせるといいよ!という話をした。多くの準備はできなかったが、反応はよかった。嬉しかった。その日のためにつくった名刺を、何人かの人と交換した。嬉しかった。けっこう

    kintoneの勉強会でLTをした話 - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2020/02/02
  • 軽みのある書評というかメモを目指す/最軽量のマネジメント - マトリョーシカ的日常

    今年から書評という枠組みはとらないことにした。自分の中で他にも優先すべきことが増えたからだ。今までは書評の内容を二、三日かけて考えていたが、それはちょっともったいない。文章としてもっと軽みをもって記事を書いていきたい。 「最軽量のマネジメント」を読んだ。サイボウズの人が書いたで、これからの世の中のマネジメントについてなんか書いていた。最軽量とはマネージャーひとりに負担をかけず、軽快に動き回れるという意味合い。今までの承認印祭り、会議祭り、スケジュール調整祭りとは離れよう!という感じだった。 書の最軽量のマネジメントの極意は、「情報の徹底公開」ただひとつだそうだ。進捗管理、予算管理、会議の内容、サイボウズではできるかぎりオープンにするらしい。情報を偏りをなくすことで、意思決定を軽やかにするのだ。 マネージャーだけが抱え込みすぎているのなら、チームでそれを分散する。マネージャーの勇気と覚悟

    軽みのある書評というかメモを目指す/最軽量のマネジメント - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2020/01/04
  • マトリョーシカ的2018年 - マトリョーシカ的日常

    Photo by Sylas Boesten on Unsplash ようやく年の瀬になった。今年は当に終わるのかどうか不安だったが、なんとかなった。そういう一年だったのだ。遠い昔に結婚してから毎年なにかしらのイベントがあって、てんやわんやの日常を過ごしている。おそらく十年前の自分が今の私を見たら、「なにこれ?!」と驚くに違いない。 夏に第二子が誕生して、いろいろあった。今もわりと元気に生きている。彼は常に笑っているが、私にしてみれば何がそんなに面白いのかわからない。いつもつられて笑う。長男は秋から幼稚園に通うようになり、毎日なにかしらを学んでいる。よく知らない歌やおどりを私にみせてくれる。時折兄のような振る舞いを見せることもあるが、だいたいは赤子である。はいろいろやっている。私はいろいろやっていない。 仕事の面白さがわかりはじめた。私の仕事はものをつくることである。図面をかき、加工し

    マトリョーシカ的2018年 - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2018/12/29
  • 楽しさばかりが溢れている - マトリョーシカ的日常

    Photo by Syd Sujuaan on Unsplash この記事は人生advent calendar 2018の19日目の記事です。 楽しさばかりが溢れている。そのような日々を過ごしている。コーヒーを飲んだり、文章を書いたり、ものを作ったり、会社へ行ったり、子供の世話などをしている。どれもが日常にあるべき物事であるが、私はそれに楽しさを感じる。なぜか。コントロールできることが何かわかったからだ。 日常には自分でコントロールできることとそうでないことがある。今日はどんなを履くかはコントロールできるが、犬の糞を不幸にも踏んでしまうのはコントロールできない。そんな当たり前のことを最近になるまでわからなかったのだ。雨が降るのはどうしようもない。自分のせいではない。それならば傘をさせばいい。そうだね、そのとおり。 決められることと決められないことがわかると、悩みは課題に変わる。漠然とした

    楽しさばかりが溢れている - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2018/12/20
  • 諸問題の解決や生活の向上とか神とか。/アンナカレーニナ (下) - マトリョーシカ的日常

    我々、否、私の目標は諸問題の解決や実生活の向上であるが、その際に必要なのはゲインの調整である。抽象的にいうとそこに評価関数があって、いくらかの変数があり、それらを日々調整しながら関数を最大化させることが目的となる。ゲインの調整を行うには安定した環境が必要である。だから私は安定化に努めなければならない。衣住がある規定値を満たしてはじめて次のステージに望める。例えば、すんげぇお金持ちになりたいと思っても、住むところやべるところに困っていたり、何らかのストレスを抱えているとあまりうまくいかない。不安定な環境から向上を目指そうとして、一発逆転を狙おうとする。よくないね。 そのようなくだらない思想が体を満たしていき、なぜだか心が軽い。いくつかの経験が結ばれて線や面となっていいかんじに形成されていた。読書もそのひとつだけれど、それが全てではなかった。 アンナカレーニナの下巻を読んだ。結局アンナは自

    諸問題の解決や生活の向上とか神とか。/アンナカレーニナ (下) - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2018/04/21
  • 文章としての願い - マトリョーシカ的日常

    だめだ。なんか反るぞ。また来週頑張ろ 久しぶりに見つけたイヤホンは片側が聞こえなくなっていた。私は片側だけ耳にさして音楽を聴き、そうして文章を書いている。朝が来ようとしている。振り返ると学生のころはひどく自堕落な暮らしをしていたようだ。講義がある日も自由な時間が多く、長期休暇に入るとそれはさらに増長した。自由が私を襲ってきたのだ。あの何にでもなれそうな空気を吸って吐いてキャンパスを歩いていたのが懐かしい。 理想の生活をいつも思い描いている。自分の好きなことだけをして暮らせるような。ちかごろその次元が落ちてきて、単純な悩みではなくなってきた。なんて言えばいいのか。ただ悩むことではなく、どうすればそれが叶うのかを考えるようになったのだ。不思議だ。じつに不思議。その不思議は置いておこう。まずは給与以外の副収入が必要だ。なにか副業をはじめたほうがいいだろう。どんなことが考えらえるか。 3Dデータの

    文章としての願い - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2018/03/23
  • さかなつりのおもちゃを3Dプリンターで作った。 - マトリョーシカ的日常

    おはようございます。きのう、さかなつりのおもちゃを3Dプリンターで作りました。まずはFusion360で簡単な絵をかきます。せい。 次にデータをSTLにしてやって、3Dプリンターのソフトにかけます。こうすることで、出力ができるようになります。イメージとしてはSTLをただのりんごとすると、このソフトでりんごをスライスしてやる感じです。配置を整えてやります。 あとはダヴィンチをONさせるだけ。寒いのでベッドの温度が上がるのに十分くらいかかります。それから出力に一時間くらいかかかるようなのでセブンでいつものクッキーとコーヒーを買いに行きました。写真はありません。そうしてできました。 Instagram post by kyokucho1989 • Feb 18, 2018 at 5:22am UTC リングの部品は消し炭になりました。 #3dprint #3dprinting ひっかけるリングが

    さかなつりのおもちゃを3Dプリンターで作った。 - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2018/02/19
  • コーヒースプーンを3Dプリンターで作った。 - マトリョーシカ的日常

    コーヒー豆をミルに入れる際に、豆がこぼれ落ちることが何度かあった。これはスプーンが悪いと思い、新しいものを3Dプリンターでつくることにした。Fusion360のスカルプトモードでぐにゃぐにゃした。そうしたらいい形ができた。 子供が寝た後、久しぶりに3Dプリンターを出した。プラットフォームシートという便利なものが付いてたのに、そのとき気づいた。 3M 3Dプリンタープラットフォームシート(3枚入) ABS/PLA対応 3099AB 出版社/メーカー: 3M(スリーエム)発売日: 2016/10/04メディア: Tools & Hardwareこの商品を含むブログを見る これをテーブルに貼れば綺麗に3Dプリントされるぞ。今までのスティックのり生活を返せ。まぁいいや。データ出力。ぽちっとな。 少し駆動音がするが、わりと静かだ。隣の部屋で寝てる子供は起きてこない。 #3dprint 絶対あと三十分

    コーヒースプーンを3Dプリンターで作った。 - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2018/02/12
  • 3Dプリンターと私。/腕を増やすこと - マトリョーシカ的日常

    ハンズフリーという概念の向こうに「腕を増やすこと」は存在しないのだろうか。今までの機器が当たり前に目指していた方向(小型化/軽量化)は、腕を増やすことにより転換を求められる。そんな気がする。この腕増やしに明確な単語が設定されていない時点で、人類の意識ではそれが希薄なことが伺いしれる。しかし、私は思う。近い将来アシュラマンのようになれる腕が発明され、若者がヘアースタイルを変えるくらいの気軽さで腕を取り外しできるようになるはずだ。「親からもらった大切な体に傷を入れるのはおかしい」という意見が出てくるだろうが、画期的な麻酔によって腕外しの痛みがゼロになれば問題なさそうだ。そんな未来がくる。 どうでも良い話だった。3Dプリンターのことを書こう。冬の賞与で3Dプリンターを購入した。ダヴィンチpro1.0 だ。amazonで注文したら数日後に届いた。 でかい。想像以上に大きかったので、梱包を解き、階段

    3Dプリンターと私。/腕を増やすこと - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2018/01/06
  • 楽しさの種まき - マトリョーシカ的日常

    たまには何も参照しない、自分の話をしようか。さいきんは仕事が忙しくてブログを書いたり、ものをつくったりする時間がなかなかとれないけど、種まきは時々している。楽しさの種まきである。いつか気づいたことだが、自分の行いと結果には相応の遅れ系があって、「レスポンスは遅れてやってくる」らしい。当たり前といえば当たり前なのだが、私は簡単には分からなかった。即時的な現代人に感化されたのかもしれない。だから、「こんなことがしたい」「あんなこと楽しそう」と思ったことがすぐには叶わなくても、100%諦めなくてもいいんじゃないかというスタンスになった。 しばらく前に親戚が亡くなった。彼の法事に参加した際に、係りの人々や親族が淡々と彼の半生の要約を述べていた。何が好きで、何をして、どんなことを残したか。そんなとき、私は「このままでは、このままだ」という感覚に陥ってしまった。結局それから何をしたわけではないが、やは

    楽しさの種まき - マトリョーシカ的日常
  • 文章によるデトックスサプライズ。 - マトリョーシカ的日常

    Photo by Manu Adán on Unsplash 生き死にを繰り返しながらそれでも生きていて、ついこの間買ったひまわりは一週間で花瓶の中で枯れた。逆に言えば彼らは切り花になりながらも、一週間は生命を維持できたわけであって、それは会社の近くで鳴いていたセミのそれに等しい。私はというと順調に年を経ているようで、文章を書かなくてもしっかりと呼吸はできているし、笑うし涙を流すこともあってめまぐるしさが付着している。ノアザミはようやく姿を消した。 通勤電車の中で野帳に言葉を記入することがあって、その内容は日々の思考の切れ端でしかないが、その効能はわりと優れている。出力の頻度を高めることは実現を早めることにつながるようだ。私は一年以上前から似たようなことを考えるくせがあるらしく、変わらない想いを胸に抱いて両手を広げていた。それが最近では実現可能性の助詞を使うようになり、日常がアップデート

    文章によるデトックスサプライズ。 - マトリョーシカ的日常
  • くっそくだらないハードウェアをつくるぞ!/メイカーズのエコシステム - マトリョーシカ的日常

    モモの小説に出てくる時間泥棒に襲われているような日々だ。時間が驚くほど少ない。いや、時間がすくないというより満足のいく使い方ができていないだけか。以前、私は自身のことを「を読む、文章をかく、ものをつくる、そういうことでしか経験値を得られない人間」だと書いた。(気がする。)それらができないとそわそわするし、もやもやするし、嫌な気分になる。そう。私は文章を書いていない。 からあげさんからwishリスト経由で『メイカーズのエコシステム』というをいただいた。ありがとうございます!!メイカーズとは自由にものづくりをする人々の総称。彼らは既存の企業にとらわれることなく、自分たちの好きなようにつくってワクワクしている。非常に愉快な連中だ。書では中国は深圳のメイカームーブメントの模様を中心して、未来の新しいワクワクを紹介している。 にはニュータイプのわくわくも存在していたが、実際にハードウェアを製

    くっそくだらないハードウェアをつくるぞ!/メイカーズのエコシステム - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2017/06/10
  • ペーパードライバー、中古車を買う。 - マトリョーシカ的日常

    1 いいかげん車を買わなくてはいけない。子どもが生まれて数ヶ月経ち、移動手段を持っていないことにだんだんと不便さを感じるようになった。雨の日に家族揃って出かけるのが難しいし、外出先では授乳スペースを探すのに時間がかかった。息子が成長すれば学校や習い事の送迎などで車を使うだろう。なにより「運転できない」という事実に、私は社会に対してどこか後ろめたさを感じていた。やはりタイヤが四つ付いた乗り物を所有しなければいけないようだ。しかし、恐ろしいことに私とは車をほとんど運転しない。免許証は両者ともピカピカのゴールドである。 「とりあえず、車屋さんへ行ってみよう」1月初旬のことだった。幸い、近くには何件か中古車販売店があった。それまでは「車がいっぱい置いてあるな」としか認識していなかった場所だった。私はママチャリでA店に行った。駐輪場らしきスペースはなく、適当なところに停めた。すると、店内にいる人間

    ペーパードライバー、中古車を買う。 - マトリョーシカ的日常
  • ドトールの株を買った。 - マトリョーシカ的日常

    コーヒーが好きだったのでドトールの株を買った。近頃は世間が頑張ってみなに投資を勧めてきていて、少し興味があった。給与が振り込まれるのとは別の口座にまったく手を付けていないお金があったので、それを利用した。銀行に預けておくより利回りがいいかもしれない。株はSBI証券に口座を開いて購入した。100株で二十数万円。高い買い物だ。 株を買ってしまうと、否が応でもニュースが気になる。日経平均株価のアップダウンに過敏になり、なぜ上がったのか下がったのか理由が知りたくなる。当の理由なんてものは誰も知らないが、偉い人たちが解釈をつけては平民たちに真実を押し付けてくる。でもだいたいはそれらしいものが多い。日の景気は回復しているらしい。まったく実感がわかないがそういうものなのか。コンビニのスイーツはどんどん高くなるし、近くのコンビニは人手不足に悩まされている。町ではそこかしこで工事が行われ、高層アパートや

    ドトールの株を買った。 - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2016/01/12
  • あんこでお腹が一杯になった話。名古屋のコメダ珈琲店にて。 - マトリョーシカ的日常

    先日、Ogaki Mini Maker Faire の帰りに、名古屋駅に寄った。新幹線の乗り継ぎのためであったが、ふと小倉トーストがべたくなった。小倉トーストとは間にあんこが挟んであるトーストのことだ。甘いものが好きな僕は、いつかはべてみたいなあと思っていたのだ。 その珈琲店は地下にあった。Google Mapの二次元的な位置表示のせいで、ぼくはてっきりヤマダ電機の中にあるのかと勘違いしていた。地下街はきれいでいくつもの店が並んでいた。通りをしばらくいくと、行列が出来ている店があった。コメダ珈琲だ。お一人様のパワーによって、周囲を追い抜き一番で店に案内された。喫煙席だったがかまわなかった。さっさと注文をすませよう。ブレンド珈琲と小倉トースト。 しばらくすると、あんこがぎっしりつまったトーストと、厚手のマグカップに注がれた珈琲、豆菓子がでてきた。コーヒーの脇にはミルクがちょこんと佇んでい

    あんこでお腹が一杯になった話。名古屋のコメダ珈琲店にて。 - マトリョーシカ的日常
  • ナポリタンとコーヒーと、私と仕事 - マトリョーシカ的日常

    つくりすぎた。 一つ前は何について書いていたのか。ダムナーティオ・メモリアエの苦しみを味わった私は、現在睡魔と闘っている。部屋は丁寧に梱包されている段ボールの中のようで、淡々とした空気が流れている。この一週間はいろいろあったようで、何もなかった気もする。生活環境はそのまま、私の気持ちだけ一マイル先へ行ってしまったような。要は仕事に気を向けすぎたのだ。モノと向き合うことからヒトと向き合うようになって数ヶ月。私はすっかり目標を見失ってしまった。一体何をすればゴールなのか。探していたものはどこにあるのか。答えは自分の中にしかないのに、書店で並んでいるに手を伸ばしていた。ああいうハードカバーの群れはそんな人たちのために用意されているのか。 体勢を整える必要があるのでコーヒーを入れる。先日、近くにコーヒー豆を売っている店を見つけた。こじんまりとした店内に焙煎された豆がケーキのように並んでいた。キリ

    ナポリタンとコーヒーと、私と仕事 - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2015/03/14
  • フィボナッチに潜む神、そして「聖なる侵入」 - マトリョーシカ的日常

    小学生の頃、算数がぞっとするほど苦手だった。三桁同士の足し算や引き算は苦労した。筆算をプリントのあちこちに書き込んで解いていくのだが、毎回違った答えになってしまい焦る。特に繰り下がりの引き算は時間がかかった。「十の位から借りてくる」とかそういう方便は分かっていたが、数字を分解して両方の形を海馬に維持させたまま鉛筆を走らせることができなかった。 算数は苦手だったが数学は好きだった。単なる計算問題が少なくなり、幾何や代数問題が増えたため、あまり頭を使わなくてもよくなったからだと思う。あれは僕が中学一年の冬か二年の夏か秋か冬か。よく覚えていないが、図書館数学の絵を見つけた。『数の悪魔』というだ。数学が嫌いな少年が数の悪魔と出会って毎日夢の中で数学談義を繰り広げる、という筋だった。そこで悪魔が語っていたのがフィボナッチ数列だった。 『聖なる侵入』でも『ヴァリス』でもフィボナッチ数列が登場する

    フィボナッチに潜む神、そして「聖なる侵入」 - マトリョーシカ的日常
    toya
    toya 2015/03/02