昨年7月の西日本豪雨に襲われた愛媛県大洲市の被害状況や復興の様子をまとめた「平成30年7月豪雨災害記録誌」が発行された。大洲市と国土交通省大洲河川国道事務所の共同企画。市内の公民館や市役所などで閲覧できる。 大洲市では肱川が氾濫(はんらん)するなどして約1370ヘクタールが浸水。災害関連死を含めて5人が犠牲になった。災害を風化させることなく次世代へ語り継ぎ、大規模災害への備えになるようにと、二宮隆久市長が発起人となり、昨年10月から製作を始め、今年8月末に完成した。千部を印刷し、図書館や小中高校などに配る。印刷費や編集費などの総製作費は約170万円。 記録誌はカラーで、A4判100ページ。「大洲市を襲った大雨」「災害の爪痕~被害状況~」「被災者への支援~初期・応急対応~」「ボランティアの活動」「復旧に向けて」「市民の声」「追悼式」の全7章。豪雨直前の昨年6月下旬から豪雨1年となる今年7月の