児童向けの画期的な法律書『こども六法』(弘文堂)が、20万部を突破(オリコン週間BOOKランキングで最高3位)。いじめや虐待に悩む子どもにたくさんのヒントを与える1冊であり、実際には大人の読者も子どもと一緒になって学べるポイントも多い。自ら「法律の専門家ではない」と語る著者の山崎聡一郎氏は劇団四季のミュージカル俳優という経歴を持つ。その山崎氏と120年以上の歴史を持つ法律・人文書系の老舗出版社が初めて“児童書”を世に問うことになった弘文堂・担当編集者の外山千尋氏に、本書に託した思いや、子を持つ親や教育現場からの反響について話を聞いた。 「9月1日問題」を意識し8月中に刊行 売れたらいいではなく売らないといけない本 『こども六法』(弘文堂) 『こども六法』はいわゆる六法全書の内容を子どもでも容易に理解できるよう、わかりやすく「翻訳」したもの。憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法から
12月6日、第71期(H30.10.1~R1.9.30)決算と役員人事案を発表した。売上高は266億4600万円(前年比4.9%減)で減収。前年、小学校で「道徳」が教科に組み込まれたたことや『広辞苑第七版』の発売など、〝特需〟があった反動から落ち込んだ。営業利益は3億6200万円(同12.8%減)、経常利益2億2900万円(同6.5%減)。当期利益は2億1100万円(同2.0%減)。減収となったが、前年並みの最終利益を維持した。 期中、借入金を軽減して財務健全化を進めている。12月23日に行う株主総会で付議する。 渡部正嗣社長は来年度、小学校の指導要領の改訂を見通し、売上高16億円増、経常利益3億円を目指すと話した。 役員人事は、山脇研吾常務が副社長に、青木淳常務が専務に昇任。経営戦略室長の服部治氏が執行役員に新任する。
2016年に建物の建て替えのため一時休業していた渋谷パルコが、11月22日にリニューアルオープンした。73年に開店し、40年以上渋谷の文化状況に影響を与えてきたこの施設の営業再開は多くの人々に喜ばれているが、ある点については落胆の声が上がっている。新生渋谷パルコには、「本屋」が入っていないのだ。 そして、本屋を持たない形で渋谷パルコが復活したことは、現代日本における「中間領域的な本屋」の成立し難さを象徴しているのではないかと、小さな個人書店の経営者である私は考えている。 サブカルをセゾングループ資本が下支えしていた時代 休業前の渋谷パルコPart1では、86年にロゴス渋谷店(洋書専門店)が、93年にはP-BC渋谷店(2004年にリブロ渋谷店に店名変更)がオープンしており、途中12年には両店が統合されパルコブックセンター渋谷店としてリ・オープンする経緯を挟みながら、本屋テナントとして長年営業
初日から多くの客でにぎわった戸田書店豊見城店=2007年4月13日、豊見城市豊崎 沖縄県豊見城市豊崎の「戸田書店豊見城店」が、2020年1月13日で閉店する。戸田書店(静岡、鍋倉修六代表取締役)は09年の浦添前田店の閉店に続き、県内からの事業撤退となる。同社は「インターネットの普及で出版物全体が低迷する中で、経営的に判断した」と説明した。 豊見城店は、戸田書店の県内初店舗として07年にオープンした。開店当初、売り場面積約1300平方メートルは県内最大規模で、沖縄関連書籍などを豊富に取りそろえていた。田中寛行店長は閉店について「近隣住民の皆さんにご迷惑を掛けて申し訳ない」と話した。 土地と建物は賃借しており、所有者の静岡県の企業は戸田書店閉店後の利用について「現状ではコメントできない」としている。
世界遺産を特集したコーナーの前で来館を呼びかける職員=茨城県笠間市石井で2019年11月27日午前10時59分、川島一輝撮影 茨城県笠間市の三つの市立図書館の貸出数が、人口8万人未満の市区で7年連続全国トップとなった。一度に貸し出す本の数を無制限にし、市民以外でも借りられるといった取り組みが奏功している。 日本図書館協会がまとめた、人口規模別の公立施設の市区ごとの貸出数ランキングで、笠間市は2011年度からトップを維持している。17年度の笠間、友部、岩間の3館の合計は122万7000点。2位の守谷市は約98万6000点、3位の兵庫県三木市は94万1000点だった。 3館は06年に合併で誕生した笠間市の旧3市町にそれぞれ設置されていた。中心となる笠間図書館では04年4月の開館時から、貸し出す本の数の上限を設けていない。当初は蔵書が減るのではないかとの懸念があったが、貸出期間の2週間で読める量
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