ことしのノーベル文学賞に、イギリスで活躍する日本生まれの世界的なベストセラー作家、カズオ・イシグロ氏が選ばれました。
![ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏 | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1e00156d98b68e6020c12edd9ed2415196e63183/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fimg%2Ffb_futa16_600px.png)
ことしのノーベル文学賞に、イギリスで活躍する日本生まれの世界的なベストセラー作家、カズオ・イシグロ氏が選ばれました。
絵本「11ぴきのねこ」シリーズで知られる漫画家で、平成13年に亡くなった馬場のぼるさんが生前に描いたスケッチやアイデアなどを記したノートが、大量に残されていることがわかりました。物語の要素になることがらを詳細に調べていたことがうかがえ、当時の担当編集者は「馬場さんの絵が膨大な情報と知識に基づいて描かれていることがわかる貴重な資料だ」としています。 馬場さんは平成13年に73歳で亡くなり、その後、資料整理のために馬場さんの自宅を訪れた当時の担当編集者が、膨大な量のスケッチや作品のアイデアなどを記したノートを見つけたということです。スケッチの一部は先月発売された本のなかで紹介されていますが、資料の大半は公開されず出版社に保管されたままになっています。 このうち「11ぴきのねことあほうどり」について描かれたノートには、絵本の構想やアホウドリのイラストとともに、くちばしや羽の長さが何センチあるかな
文芸誌の売り上げが低迷するなか、大手出版社の新潮社は文芸誌で7日から連載を始めた新作の小説について、ふだん本を読まない人たちにも広く読んでもらおうと、誌面での掲載と同時にスマートフォン向けのウェブサイトでも無料で公開する新たな取り組みを始めました。 それによりますと、7日発売の月刊文芸誌「新潮」で連載を始めた三島由紀夫賞作家の上田岳弘さんの新作小説について、9か月間の連載に合わせて「Yahoo!JAPAN」のスマートフォン向けの専用ウェブサイトでも順次、無料で公開するということです。 サイトでは本のように縦書きで記された文章を片手で縦にスクロールすることで読むことができ、途中に動画の挿絵があるほか、登場人物を説明する機能もついています。毎号の掲載内容はサイトでは8回程度に分けて公開されるということです。 文芸誌の売り上げは低迷が続き、出版科学研究所によりますと、月刊誌の発行部数は去年までの
ミステリー小説の一大ジャンルとして人気を集めている「新本格ミステリ」が日本で誕生して30年になるのを記念して、綾辻行人さんら3人の作家がトークショーを行い、30年の歴史や作品の魅力について語りました。 このジャンルが誕生して今月で30年になるのに合わせて6日夜、東京・日本橋の劇場で記念イベントが開かれ、綾辻さんと京極夏彦さん、それに辻村深月さんの人気作家3人がトークショーを行いました。 この中で3人は、この30年を振り返るとともに、さまざまな作品の魅力について語り、京極さんは「『十角館』が出たから、たくさんのミステリーが出ている今の状況があると思います」などと話していました。 講談社によりますと、「十角館の殺人」は海外も含めた発行部数が累計で110万部を超えているということで、綾辻さんは集まった報道陣の取材に対し、「30年前はまさか海外で読まれることになるなんて思ってもいなかった。今も読ま
多くの小中学校で夏休みも残りわずかとなる中、新学期に向けて生活リズムを整えてもらおうと、埼玉県杉戸町では、子どもたちが、朝から特別に開館した図書館で勉強に励むなど、「朝活」に取り組みました。 図書館の入り口には午前7時前に小中学生15人が集まり、はじめに全員でラジオ体操を行ったあと、子どもたちは図書館で読書や問題集に臨むなど「朝活」に取り組んでいました。また、教員の経験がある町の職員が子どもたちの勉強をサポートする「寺子屋」も開かれ、子どもたちは、わからない問題を質問しながら新学期に向けて勉強に励んでいました。 参加した小学6年生の女子児童は「眠かったけどいつもより早起きして集中して本が読めました。新学期も規則正しい生活ができるよう頑張りたいです」と話していました。
「こぐまちゃんえほん」シリーズなどで知られる絵本作家の、わかやまけんさんが、おととし、亡くなっていたことがわかりました。85歳でした。 このシリーズは、鮮やかな色づかいとシンプルな線で描かれたキャラクターが特徴で、発行部数が累計で950万部を超えるロングセラーとなっています。 「こぐまちゃんのみずあそび」や「たんじょうびおめでとう」など合わせて15の作品があり、中でも「しろくまちゃんのほっとけーき」は発行部数が300万部近くに達しています。 わかやまさんは、このシリーズのほかにも「おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ」や「ぼくみてたんだ」など、世代を超えて多くの子どもたちに読み継がれる作品を発表してきました。 「こぐまちゃんえほん」シリーズを出している出版社によりますと、わかやまさんはパーキンソン病で10年近く闘病生活を送り、おととし7月、亡くなったということです。
東日本大震災の津波で全壊した岩手県陸前高田市の市立図書館が、かさ上げした土地に再建され、オープン初日の20日、大勢の市民が訪れました。 記念式典で戸羽太市長は「生まれ変わった図書館が多くの市民の交流の場となり、子どもからお年寄りまでが楽しめる場所になってほしい」と再建を祝いました。そして、図書館がオープンすると、早速、多くの市民が訪れ、本を選んだり貸し出しカードを作ったりしていました。 新しい図書館は広さがおよそ900平方メートルで、6万5000冊をそろえていて、絵本などを集めた子ども専用のスペースや、震災関連の本を並べたコーナー、それに中高生が勉強できるスペースなどがあり、多くの世代が利用できるよう工夫されています。 市内の60代の男性は「本を読むのが好きなので、図書館が被災して本当に悲しかった。新しい図書館ができるのを心待ちにしていたので、とてもうれしい」と話していました。
第157回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、芥川賞に沼田真佑さんの「影裏」が選ばれました。 また直木賞に佐藤正午さんの「月の満ち欠け」が選ばれました。
IT企業のアマゾン・ドット・コムが、アメリカで実際の店舗を出店する動きを加速させています。効率的に商品を配送するネット通販で成長してきた企業が、いまなぜ「リアル化」を進めるのか、その狙いを読み解きます。(アメリカ総局 渡部圭司記者) 「アマゾンがアメリカの高級スーパーの買収で合意した」 6月16日早朝、アメリカのメディア各社が速報しました。 買収されるのは老舗のスーパー「ホールフーズ・マーケット」。売り上げ規模は全米で10位、およそ450店舗を国内に展開しています。買収金額はアマゾンとして過去最高の137億ドル(およそ1兆5000億円)。 この買収劇は株式市場にすぐさま影響を与えました。この日のアマゾンの株価は2%上昇、その一方でアマゾンに顧客を奪われることへの懸念から小売り最大手のウォルマート・ストアーズの株価が5%下落、大手スーパーのクローガーは9%も下落しました。 ネット通販で成長し
中国で、服役中にノーベル平和賞を受賞し、がんを患って仮釈放された作家の劉暁波氏について、治療にあたっている中国東北部の瀋陽の病院は10日午後、劉氏は血圧が低下するなど病状が悪化し危篤状態に陥っていると発表しました。 劉氏について病院は10日、血圧が低下したほか肝臓から出血するなど病状が悪化し、危篤状態に陥っていると発表しました。 そのうえで病院では、低下した血圧を戻すための措置など、専門家の意見に基づいて手当てを行っているとしています。 また、発表では、すでに劉氏の家族も劉氏の病状について把握しているとしています。劉氏をめぐっては、8日に家族の要望でアメリカとドイツの医師2人による診察が許可され、劉氏や家族は今後の治療を外国で受けたいという希望を伝え、2人の医師も医療的な立場から国外への移送は可能だという見解を示していました。 これに対して、中国の医療チームは「移送は安全でない」と国外への
竹でつくった日本の伝統的な釣りざお、「和竿」の愛好家たちがみずから作った作品を紹介する展示会が水戸市で開かれています。 素材選びからさまざまな飾りの装飾まで1本1本が手作りで、会場には茨城県内の愛好家10人が作った作品およそ250点が紹介されています。 このうち常陸太田市の檜山敏昭さん(66)のタナゴを釣る和竿は、さおの握り手に貝殻の破片を漆で固めた「らでん」の飾りが施されています。 また水戸市の藤田惠啓さん(81)の和竿は、節と節の間の部分がふくらんだ「らっきょう竹」と呼ばれる竹を使っているのが特徴です。 長さがおよそ2.5メートルあり、海水と淡水が混じった汽水域での釣りに適しているということです。 展示会を開いた「和竿倶楽部」の久保田仁一さんは「これだけの数の展示はなかなかないと思います。装飾やさおの手触りを楽しんでほしい」と話していました。「和竿」の展示会は、今月4日まで水戸市の県立
千葉市は、マイナンバーカードの普及を進めようと、今月から、マイナンバーカードで図書館での本の貸し出しができるサービスを始めました。 マイナンバーカードを使った本の貸し出しが始まったのは、千葉市の市立図書館や、公民館にある図書室など36の公共施設です。 利用者は事前に登録したマイナンバーカードを読み取り機にかざし、本の貸し出しの手続きを行います。 図書館の利用者カードなどは不要です。 千葉市では、先月末時点で11万人あまりがマイナンバーカードの交付を受けていて、交付率は11%あまりとなっています。 千葉市は、マイナンバーカードを使って、コンビニエンスストアで住民票の写しや印鑑登録証明書などを受け取れるサービスも始めていて、千葉市総務局の大西公一郎次長は「サービスを多様化することでカードの普及を進めていきたい」と話しています。
第157回芥川賞と直木賞の候補作が発表され、直木賞では61歳のベテラン作家、佐藤正午さんが初めての候補となりました。 今村さんと古川さんは2回目、温さんと沼田さんは初めて候補に選ばれました。 一方、直木賞の候補作には、木下昌輝さんの「敵の名は、宮本武蔵」、佐藤巖太郎さんの「会津執権の栄誉」、佐藤正午さんの「月の満ち欠け」、宮内悠介さんの「あとは野となれ大和撫子」、柚木麻子さんの「BUTTER」の5つの作品が選ばれました。 このうち佐藤正午さん(61)は昭和58年に「永遠の1/2」でデビューしたベテラン作家ですが、直木賞の候補になるのは初めてです。 柚木さんは4回目、宮内さんは3回目、木下さんは2回目の候補で、佐藤巖太郎さんは初めての候補となりました。 選考会は来月19日に行われ、その日の夜、受賞作が発表されます。
著作権が切れた文学作品などをインターネットで無料で公開して人気を集めている「青空文庫」は、作品を入力する多くのボランティアが長年支えていますが、最近、ある異変が起きています。きっかけは、イケメンが多く登場するネットゲームだということですが…? 宮沢賢治や芥川龍之介といった有名な作家から、数は少なくても熱狂的なファンがいる作家まで、掲載作品は1万4000点を超えています。呼びかけ人の富田さんが3年前に亡くなった後も、青空文庫は有志のボランティアが運営を続けています。 青空文庫は、往年の名作を手軽に読むことができるようにと平成9年に富田倫生さんの呼びかけで設立され、著作権が切れたり、許諾が得られたりした作品について、ボランティアの人たちが文章の入力と校正を行い、インターネットで無料で公開しています。 宮沢賢治や芥川龍之介といった有名な作家から、数は少なくても熱狂的なファンがいる作家まで、掲載作
全国各地の図書館で学校の歴史などを記した学校史や記念誌などが切り取られる被害が相次ぐ中、東京・板橋区の図書館でも小学校と中学校の記念誌の一部が切り取られているのが見つかりました。 図書館によりますと、このうち平成9年に作られた中学校の記念誌は、校舎などを写した航空写真の1ページが破り取られていたほか、平成3年に作られた小学校の記念誌では、子どもたちが写った教室の写真の1ページがカッターのようなもので切り取られていたということです。 全国で相次ぐ同様の被害を受けて調べたところ、わかったもので、図書館では警察に被害届を出しました。東京都内で被害が確認されたのは初めてです。 記念誌は誰でも閲覧できる場所に置かれ、貸し出しも可能でしたが、被害を受け図書館では、関係者しか入れない書庫に移し、請求があった場合に閲覧できるようにしたほか、館内の巡回も増やすことになりました。 板橋区立中央図書館の荒井和子
幼いあおむしが、毎日おなかをいっぱいにしながら成長し、美しいちょうになる様子を、色彩豊かに描いた絵本、「はらぺこあおむし」。アメリカで最初に出版されたのは、1969年。以来、世界の63の言語に翻訳され、累計発行部数は4400万部にのぼり、世代を超えて親しまれています。日本では、1976年からこれまでに750万部が発行され、いまも、年間25万部以上が売れる異例の作品となっています。その「はらぺこあおむし」を描いたアメリカの絵本作家、エリック・カールさん(87)が東京で作品展が開かれるのに合わせて、来日しました。長く愛される絵本がどのように生まれたのか、カールさんにその秘密を直接たずねると、鮮やかな色彩に隠された、意外な「原点」を教えてくれました。(科学文化部・黒瀬総一郎記者) 絵本「はらぺこあおむし」は、幼いあおむしの成長を描いた物語です。 生まれたばかりのあおむしは、りんごを食べたのをき
各地の図書館で、学校の歴史をまとめた学校史などの一部が切り取られる被害が相次ぐ中、さいたま市の図書館でも、中学校の記念誌のページの一部が切り取られる被害があったことがわかりました。 図書館によりますと、中学校の記念誌1冊で、体育祭や修学旅行などの写真が掲載されたページが、カッターのようなもので切り取られていたということです。 全国で相次ぐ被害を受けて、さいたま市の25の市立図書館が調べたところ、わかったもので、埼玉県内で被害が確認されたのは、これが初めてです。 記念誌は貸し出しはしていないものの、図書館で閲覧できるようになっていたということで、切り取られた時期は特定できないということです。 市内の市立図書館を統括する、さいたま市立中央図書館資料サービス課は「心ない行為が起きて残念だ。図書館の本は市民の財産なので、可能なかぎり、閲覧制限をかけずに済むよう、再発防止に向けて、巡回監視を強化した
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く