そんなことできるの!? ロシアに小惑星群由来と見られる隕石が落ちてきて大きな被害を出したのは記憶に新しいところです。NASAではそんな小惑星から地球を守るべく、壮大なミッションを計画しています。それは小惑星を捕まえるだけじゃなく、月の周回軌道に持っていって月の衛星にしちゃうというものです。ほとんどハリウッドの新作SF映画みたいに思えてしまいますが、どんな計画かを以下ご説明します。 必要な道具と材料 地球近傍の直径約23フィート(約7m)の小惑星、ひとつ。ミッションが破たんして地球に落ちてきても危険がないよう、ある程度小さいもの。ACR(Asteroid Capture and Return、直訳「小惑星の捕獲・帰還」)宇宙船1機(画像上)。太陽パネル一対と、キセノンガス使用のイオンスラスタ搭載。直径50フィート(約15m)の小惑星捕獲用巨大袋ひとつ。これに小惑星を入れて、月まで運んでいく。