オムロンが2015年に買収した米Adept Technology社(現Omron Adept Technologies社)のロボットが、日本国内でも徐々に広がり始めた(図1)。 産業用ロボットの大手メーカーがひしめく日本では、Adept社製のロボットはそれほど普及している訳ではなかったが、Adept社は元々は産業用ロボットを世界で初めて開発した米Unimation社の流れをくむ名門企業でもある(次ページの図2)。 これまで海外では一定のシェアを築いていたが、国内でもオムロンの販売力に後押しされ、大量導入するユーザー企業が現れてきた。
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