bookに関するtsuka_ryoのブックマーク (245)

  • 串田秀也『相互行為秩序と会話分析──「話し手」と「共‐成員性」をめぐる参加の組織化』(世界思想社) - もっと学びたいひとのためのエスノメソドロジー・会話分析 文献紹介

    人と人がともにいる相互行為の状況には、どんな拘束が働いているのか? 言葉を発し行為するとき、その拘束がどのように参照され利用されるのか? 人々が会話に参加するやり方を精密に分析することで相互行為状況の秩序を内側から解明する。 1章 相互行為秩序と会話分析 1 はじめに 2 相互行為の秩序 3 文脈依存性を解消しないこと 4 相互行為の「内部の」社会構造 5 行為の記述と「文化」社会学 6 意図と慣習:語用論的コミュニケーション研究との対比 7 参加の組織化という問題 8 書の目的と構成 2章 参加の組織化と連鎖装置 1 はじめに 2 「話し手」「聞き手」概念の解体 3 ターンテイキング組織と参加の組織化 4 連鎖組織と参加の組織か 5 データのが異様と若干の方法論上の問題 6 結論 3章 オーヴァーラップ発話の再生と継続 1 はじめに 2 ターン冒頭再生と日語の遅れた投射可能性 3 再

  • サール「Making the Social World」詳細目次訳 (ver. 0.1.14)(c) - 惰天使ロック

    ついでだから自分用に作った詳細目次(原書の目次は章見出しだけしかないので、Amazonでは確認できない)の日語訳も載せてみる。ただし未読部分も含まれているわけで、突拍子もない誤訳をやらかしている可能性が小さくないと言っておく。 ジョン・R・サール「つくる社会哲学──人類文明の構造」目次 John R. Searle, "Making the Social World ── The Structure of Human Civilization" 目次 はじめに 謝辞 第1章 このの目的 1-1 社会、基的事実、この哲学プロジェクトの全体像 1-2 社会の哲学 1-3 概念装置 1-3-1 地位機能(status functions) 1-3-2 集合的志向性 1-3-3 権利義務力(deontic powers) 1-3-4 欲望によらない行為理由(desire independen

    サール「Making the Social World」詳細目次訳 (ver. 0.1.14)(c) - 惰天使ロック
  • 青土社

    『カタコトのうわごと 新版』(多和田葉子著) 鷲田清一氏(折々のことば)・・朝日新聞 2024年2月18日 [2024年2月19日]

  •  「つながり」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    つながり 社会的ネットワークの驚くべき力 作者: ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー,鬼澤忍出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/22メディア: 単行購入: 19人 クリック: 277回この商品を含むブログ (72件) を見る 書は「肥満は伝染性である」という研究で有名な,医学者であり社会学者であるクリスタキスと政治学者ファウラーによる,社会的ネットワーク全般についての一般向けのである.肥満の伝染の研究は全米の話題になったものだが,その統計分析の適切性について批判論文がでていて,さらにクリスタキスたちも反論を公表している.これらについては一通り眼を通してみたが,私の印象は「肥満は伝染してもおかしくはないし,おそらく伝染するだろうが,おそらくその効果は彼等が主張するよりずっと弱いものだろう.少なくとも彼等の研究で伝染性が統計的に示されたとはいえないだろ

     「つながり」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 想像するちから - 岩波書店

    人間とは何か.それをずっと考えながら,日で,アフリカで,チンパンジーと寄り添うようにして研究を続けてきた.彼らには人間の言語のようなことばはない.けれども,彼らなりの心があり,ある意味で人間以上に深いきずながある.進化の隣人を知ることで到達した人間観を,三十余年に及ぶ研究の集大成として語りつくす. ■著者からのメッセージ 人間とは何か.それをずっと考えながら,日で,アフリカで,チンパンジーと寄り添うようにして研究を続けてきた.彼らには人間の言語のようなことばはない.けれども,彼らなりの心があり,ある意味で人間以上に深いきずながある. 人間の体が進化の産物であるのと同様に,その心も進化の産物だ.人間にもっとも近い進化の隣人を深く知ることで,人間の心のどういう部分が特別なのかが照らしだされ,教育や親子関係や社会の進化的な起源が見えてくる. このでは,チンパンジーの研究を通してたどりついた

    想像するちから - 岩波書店
  •  「進化論はなぜ哲学の問題になるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化論はなぜ哲学の問題になるのか―生物学の哲学の現在“いま” 作者: 松俊吉出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/07/13メディア: 単行購入: 11人 クリック: 190回この商品を含むブログ (27件) を見る 書は進化生物学*1 にかかる科学哲学についてのアンソロジーである.執筆者には若手科学哲学者たちが名を連ね,それぞれの考察をまとめている.全部で200ページ強の小振りのになっている. 冒頭第1章は松俊吉による「自然選択の単位の問題」*2 基的には論争史を簡単に紹介するというスタンスになっている.まず遺伝子淘汰説の問題としてジョージ・ウィリアムズとドーキンスの説明についてのソーバーたちの議論,それに対するステレルニーたちの議論を紹介する.この部分では,キッチャーの整理として,ドーキンスの主張は当初の「一元論的対立遺伝子淘汰主義」から後に「多元的対立遺伝子淘汰

     「進化論はなぜ哲学の問題になるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • ゲーデルの定理 利用と誤用の不完全ガイド

    ゲーデルの定理 利用と誤用の不完全ガイド
  • 共同性の現代哲学 中山 康雄著

    I部は個人の心と行為を説明する。ここでいう個人とは合理的行為者である。彼/彼女のもっている信念・欲求・意図などは志向性とよばれる。II部では言語行為論を拡張する。III部は共同行為論。集団的志向性は個々の成員のそれに還元できると説く。IV部では社会組織の成立と条件を問う。 序論 心と行為と社会のつながり I 心と行為 第一章 志向性と合理的行為者 1 心と志向性 2 志向性とは何か──デネットの志向システム 3 志向システムの分析 4 二つのエージェントモデル 第二章 志向性の心理学としての心の理論説 1 心の理論説 2 心の理論説と心の哲学 II 言語使用と行為 第三章 言語行為論の検証 1 オースティンの言語行為論 2 サールの言語行為論 3 言語行為論の限界 第四章 行為としての発話 1 デイヴィドソンの行為論 2 発話を行為として捉えなおす 3 信頼と協力の役割 III 共同の行為

    共同性の現代哲学 中山 康雄著
    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/02/21
    中山康雄 1部は個人の心と行為 II部では言語行為論を拡張する。III部は共同行為論。集団的志向性は個々の成員のそれに還元できると説く。IV部では社会組織の成立と条件を問う
  • 【レビュー・書評】科学の科学―コレージュ・ド・フランス最終講義 [著]ピエール・ブルデュー - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    科学の科学―コレージュ・ド・フランス最終講義 [著]ピエール・ブルデュー[評者]斎藤環(精神科医)[掲載]2011年1月9日著者:ブルデュー  出版社:藤原書店 価格:¥ 3,780 ■科学の現場の「構造」、明らかに 1998年、新3種混合ワクチンの接種が自閉症の原因となるとする論文が発表され、大きな反響を呼んだ。ところが最近の調査で、この報告が執筆者である医師のでっちあげだったと判明した。なぜ科学者がこうしたスキャンダルを起こすのか。 私たちは科学を厳正かつ中立な、自律性の高い学問だと考えている。しかしその科学にすら政治や人間関係といった不純な要因が影響を及ぼしてしまう。 社会学者ブルデューによれば、それは科学の現場が来的にはらみ持つ、構造的な問題だ。この最後の著作の書で、ブルデューは彼の思想のキーワードでもあると言うべき「界」「ハビトゥス」「文化」といった諸概念を自在に駆使して

  • 「夢」の認知心理学 岡田斉著

    夢についての心理学的研究は、脳科学の知見を取り込んで目覚ましい進展を見せている。しかし、一般には夢分析や夢占いといったものが取り上げられがちで、その科学的な側面についてはあまり知られていない。書は普通の夢とは何か、夢に色がついている理由、夢が記憶を整理するのは当かといった夢の特性やメカニズムを紹介する。 まえがき 第一章 「夢」の認知心理学とは 1 「夢」の認知心理学を定義する 2 夢の心理学的研究の歴史 第二章 睡眠時に何が起こっているのか? 1 睡眠の段階 2 レム睡眠と夢見 第三章 夢がなくなった!?―夢見の神経認知心理学 1 ソームズ登場 2 シャルコー・ウイルブランド症候群 3 脳のどこが夢見に関わっているのか? 4 夢が生起する過程についてのモデル コラム1 動物の睡眠と夢 第四章 普通の夢はどんな夢?―平均的な夢の内容に関する実証的研究の結果 1 はじめに 2 実験室での

    「夢」の認知心理学 岡田斉著
  • 東北大学出版会|書籍情報|書籍詳細

    『反証主義』 小河原誠 著 定価(体3,500円+税) A5判 ISBN978-4-86163-150-4 C3010 344頁 (2010年10月刊行) 《目 次》 第1章 とりあえず、反証主義を簡単に説明してみよう 第2章 反証可能性の意味するところ 第3章 経験的反証の構造 第4章 反証のすがた 第5章 データの処理と方法論的反証主義 第6章 理論選択の問題 第7章 実証と反証との比較 第8章 質主義と道具主義との狭間で 第9章 反証主義から可謬主義へ 付録1 パラダイム論との比較のもとで 付録2 弁護か弁明か 反証主義とは、科学哲学者にして社会思想家でもあったカール・ポパーの中心思想である。それは、実証主義とは根的に異なるゆえに、多くの誤解にさらされてきた。書はきわめて初歩的な段階から、ていねいにこの思想の体系的解説を試みるのみならず、カオス論のような近年の話題も扱い、この

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/02/14
    『反証主義』 小河原誠
  • 今週の本棚:鹿島茂・評 『自己分析』=ピエール・ブルデュー著 - 毎日jp(毎日新聞)

    (藤原書店・2940円) ◇未知に挑んだ社会学者の「自伝ならざる自伝」 二〇〇二年に死去した社会学者ピエール・ブルデューの「ディスタンクシオン」理論はいまや社会科学の大きな遺産となりつつあるが、書は、死の床にあったブルデューが、研究の魔に取りつかれた「自分」を最後の分析対象に選んで、自らの理論や分析方法を駆使してその思想の形成過程を追尾しようと試みた「自伝にあらざる自伝」である。 それを端的に示すのが冒頭近くに置かれた次の言葉である。「わたしは、哲学があたりを睥睨(へいげい)していたその時期、学校教育のヒエラルキーで頂点を占めていたエコル・ノルマル・スュペリユールの哲学専攻の学生だった。このことを言えば実は、大学界においてその後わたしが辿(たど)った軌跡を説明し、理解してもらうために必要なことは言ったことになると思う」。すなわち、知的世界の覇王としてサルトルが君臨していた時代に、超エリー

  • 哲学若手研究者フォーラム - 『哲学の探求』

    哲学若手研究者フォーラム (The Japan Forum for Young Philosophers) 旧「全国若手哲学研究者ゼミナール」 このページに関するご連絡・お問い合わせは annai@wakate-forum.orgまで フォーラムからのお知らせ等のメール配信を希望される方も ↑ までご連絡下さい (@を半角に変えて送信して下さい。)

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/02/10
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  • クリプキ『名指しと必然性』 (うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ)

    『名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題』 ソール・A.クリプキ(著), 八木沢敬(訳), 野家啓一(訳) 産業図書、1985 ■ 感想 いまさら読んだ。 思ったより、形而上学と距離をとっていたのが新鮮であった。 ■ アプリオリと必然的 「アプリオリ」というのは、「調べなくてもわかる」という意味だそうだ。 「必然的」というのは、「そうでないことが想像できない」という意味だそうだ。 たとえば、「切り裂きジャックは殺人者だ」というのは、調べなくてもわかるのでアプリオリ(切り裂きジャックはある殺人事件の犯人に与えられた名前だから、殺人者であることは調べなくてもわかる)。一方、切り裂きジャックが、そもそも殺人犯にならなかった可能性を想像することはできるので、これは必然的ではない (偶然だ)。 他方、物理学を知った上で「熱が分子運動ではない」という可能性を想像するのはむずかしい。だからこれは必然的

  • 『錯覚の科学』 解説 - 成毛眞ブログ

    錯覚の科学 作者: クリストファー・チャブリス,ダニエル・シモンズ,成毛真,木村博江出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/02/04メディア: 単行購入: 14人 クリック: 445回この商品を含むブログ (39件) を見る 文藝春秋編集部の了解を得て、書の付録である「解説」を全文掲載します。解説というよりは要約のようになってしまうのは、ボクの書評の味です。しかし、体はこの要約をはるかに超えていますからご安心を。 - 心理学や脳科学という学問は、物理学や数学などに比べると、どこか胡散臭く感じてしまう。理論が数学で表現できないということだけでなく、バラエティ番組で取り扱われるようなお手軽さと、一部の専門家のたくましい商魂に呆れるからだ。何十年も前から、親しみやすい風貌をした何人もの専門家がテレビに登場しては「頭の体操」、「脳トレ」、「アハ体験」などと称した自著やゲームを売りま

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  • ヒューム『人性論』 - logical cypher scape2

    やっと読めたよ、ヒューム。 去年の7月に中公クラシックスから出ていた。冒頭に一ノ瀬正樹による解説がある(なお、抄訳であちこち略されている。あと、この翻訳の初出がわからない)。 冒頭の解説にもあるけれど、主要なテーマは因果関係 これが非常にきっぱりと、因果関係とは実はこういうものだ、と言っていてヒュームかっこいいw しかし、そこに辿りつくまでは個人的にはちょっと分かりにくかったというか ヒュームの言っていることも、そして翻訳も、決して難解というわけではないのだけれど この時代の(現代もそうかもしれない)哲学って、結局何学なのかよく分からなくなることがある。つまり、心理学的なことをやっている。形而上学から認識論へ、とでも言えばおさまりがいいのかもしれないが、「実験」とかが出てくる。現代哲学でよく出てくる思考実験かというと、そういうのともまたちょっと違う感じがする。 帯に「日常的経験世界の観察を

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  • ミリカン『意味と目的の世界』(1) - charisの美学日誌

    [読書] ルース・ミリカン『意味と目的の世界』(信原幸弘訳、勁草書房、'07年1月刊) (写真は著者近影。コネティカット大学名誉教授。) 非常に興味深いだったのでコメントしたい。バクテリアから人間の意識に至る進化の過程を、「表象」という一貫した構図で捉える実に雄大な構想だ。書のポイントは、自然主義の記号論にあり、人間の言語をモデルに記号を考える従来の発想に対して、著者は、原始的な生物もまた記号を用いて生命活動を営んでいると考える。たとえば、ある種のバクテリアは酸素の多い海水が苦手なので、細胞内の磁石が示すN極の方向へ動くことによって、酸素の少ない深い海へ移動できる。この場合、磁石のN極の方向と、酸素の少ない海水とは、因果関係で繋がっているわけではないので、この磁石は酸素の少ない海水のありかを「表象する(表現する、指示する)」原始的な自然記号として機能している(p61)。我々は人間のいな

    ミリカン『意味と目的の世界』(1) - charisの美学日誌
  • 『現代唯名論の構築』 - mzsmsの雑記

    中山康雄『現代唯名論の構築』*1を読んだ。正直なところ、あまり期待していなかった*2。しかし、実際に読んでみると、すばらしく面白かった。すらすら読めるし。これはいい。じつにいい。ただ、とはいえ、いくつも疑問はある。 時間的切片は線形順序をなすか? 中山は宇宙全体の時間的切片が線形順序をなすという四次元メレオロジーの体系を提案するが*3、特殊相対性理論以後の物理学の理論には、これは当てはまらないはずだ。光速に近い速度で行き違う二つの電車があり、一つ目の電車の先頭車両にAが、その電車の最終車両にBが、二つ目の電車の先頭車両にCが、その電車の最終車両にDが乗っているとき、Aのある時間的部分(a)から見てそのaと同時に存在しているBの時間的部分(b)とCの時間的部分(c)とDの時間的部分(d)は、cから見て同時に存在する時間的部分ではない。つまり、ある時空点を含む宇宙全体の時間的切片というのは複数

    『現代唯名論の構築』 - mzsmsの雑記
  • nizi metaphysics - FC2 BLOG パスワード認証

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    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/02/02
    柏端達也『自己欺瞞と自己犠牲』要約
  • 現代哲学の根本問題

    『現代哲学の根問題』晃洋書房 第01巻:存在論の根問題−構造存在論− ハインリッヒ・ロムバッハ/中岡成文訳(83) 売切れ ●序論 ・道 ・現代 ・現象学と存在論 ・書くことと読むことの困難さ ●構造体制 第1章:機能性と相関性−厳密に考えると 第2章:全体とその各契機との同一性という根思想 第3章:構造の現実形態としての具象 第4章:自己尺度性と自己批判 第5章:全体主義と排他性 ●構造力動性 第1章:存在論的過程としての構造生起 第2章:修正、再構成、高揚 第3章:構造の基準としての高揚 第4章:固体化の諸形式 第5章:固体化の高揚としての自己性。先行把握 第6章:構造の自己解釈と自己関係 第7章:現象、開現、存在 第8章:システムと構造 第9章:古今のシステム理論 第10章:構造とシステム ●構造生成 第1章:生成が発現するための諸条件 第2章:生成の展開生起 第3章:完結およ