皆さん「ハルビン学院」という学校をご存知ですか。 今年も4月16日、東京・高尾霊園でハルビン学院記念碑祭が開催され会員遺族関係者約130名が出席しました。 ハルビン学院は井田孝平の推進で1920(大正9)年に後藤新平によりロシア語のスペシャリスト養成を目的として旧満洲国のハルビン(哈爾濱 現・中国東北部)に日露協会学校という名称で設立され、満洲国ができてから満州国立大学哈爾濱学院と名を変え、1945年8月、終戦とともに閉校となりました。歴史に翻弄され開校以来25年で終焉した悲運の学校です。 同窓会の幕引きから17年目、東日本大震災の年に開催中止となったので、記念碑祭は今年で16回目となります。 同窓会は21世紀を迎えるにあたり、卒業生が高齢になり同窓会活動が不可能になるため「ハルビン学院」の名を後世に残すべく基金を集め、上智大学ロシア語学科に「ハルビン学院顕彰基金」を寄付、その基金により毎