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  • 早稲田大の学生誌「蒼生」訴訟/背景にセクハラ教授解雇問題/学生・教員巻き込み禍根/ハラスメント撲滅を:中日新聞Web

    早稲田大(東京都)の学生が講義の一環で編集した文芸誌への寄稿を巡り、筆者で作家の笙野頼子氏が、同大の教員二人に名誉毀損で訴えられた。文壇関係者も「学生誌が裁判の対象になるのは前代未聞」と語る異例の訴訟の背景にあるのは、同大の著名な教授のセクハラ解雇だ。判決を基に報告したい。 雑誌は「蒼生 2019」=写真。同大の文化構想学部で「文芸・ジャーナリズム論系演習」の講義を選択した学生が編集し、原則として年一回刊行される。二〇一八年は、准教授の市川真人氏と、非常勤講師の北原美那氏らが講義を担当した。

    早稲田大の学生誌「蒼生」訴訟/背景にセクハラ教授解雇問題/学生・教員巻き込み禍根/ハラスメント撲滅を:中日新聞Web
    tsysoba
    tsysoba 2022/06/09
    企画した学生と、寄稿した笙野頼子氏の気概に感じ入る。
  • 被爆者組織標本、デジタル保存へ 広島大がネットで資金募る:中日新聞Web

    広島への原爆投下後、犠牲者の遺体から採取された組織標などの資料をデジタル画像にして保存するため、広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)がインターネットのクラウドファンディングで事業費の寄付を募っている。被爆から75年がたち、資料の劣化が激しく「放射線の急性症状を示す貴重な資料を次世代に引き継ぎたい」と協力を求めている。 広島と長崎で収集された組織標や病理解剖記録は米軍が接収、1973年に米軍病理学研究所から返還された。原医研には広島の犠牲者の資料が保管されており、今回は45年8月9日~11月15日の被爆後早期に解剖された135人分をデジタル化する。

    被爆者組織標本、デジタル保存へ 広島大がネットで資金募る:中日新聞Web
    tsysoba
    tsysoba 2020/09/08
    「1973年に米軍病理学研究所から返還された」「原爆投下後、犠牲者の遺体から採取された組織標本」等とのこと。
  • ウィーン芸術展の公認撤回 国交記念事業で日本大使館 安倍政権批判を問題視か:芸能・社会:中日スポーツ(CHUNICHI Web)

    5日、ウィーンの芸術展「ジャパン・アンリミテッド」で展示された作品。東京電力幹部の謝罪会見を基にした動画(左)や日の丸の形に血が浮かぶ放射線防護服のようなオブジェ(右上)(共同) 【ウィーン共同】オーストリアの首都ウィーンの「ミュージアム・クオーター」で、同国外務省が協力し、日との国交150年の記念事業として開かれた芸術展について、在オーストリア日大使館は5日までに公認を取り消した。東京電力福島第1原発事故や安倍政権を批判的に扱った作品などが問題視されたとみられる。 この芸術展は、日の美術家、会田誠氏らの作品を展示する「ジャパン・アンリミテッド」。政治的テーマへの抗議が高まり、公権力との関係が物議を醸した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」に参加していたグループも出展した。公式ロゴが使えなくなるだけで芸術展は続いているが、表現の自由を巡る不寛容

    ウィーン芸術展の公認撤回 国交記念事業で日本大使館 安倍政権批判を問題視か:芸能・社会:中日スポーツ(CHUNICHI Web)
    tsysoba
    tsysoba 2019/11/07
    担当学芸員によると、あいトリの「企画展で批判された芸術家がウィーンの芸術展にも参加していることが日本で指摘されたため、日本の国会議員が外務省に調査を要請、撤回につながったとみられる」とのこと。
  • 英語民間試験 仕切り直しが必要だ:社説:中日新聞(CHUNICHI Web)

    大学入学共通テストに導入される英語民間検定試験を巡る混乱が続く。国は公平性の担保という試験の原点に戻って、延期を含め仕切り直しの判断をする必要があるのではないか。 メニューが全部そろっていないのに、最初に出てきた一皿を選ぶかどうかを決めなくてはいけない。受験生はそんなストレスを感じているのではないか。共通テストに参加する「英検」の予約申し込みの受け付けが始まった。六団体七種類の試験で初めてとなる。 他団体の試験の詳細が示されておらず、大学によっては活用方法をいまだ明らかにしていない。そんな中での選択となるが、英検は当初、予約金三千円は実際に受験しなくても返還しないという方針を示していた。批判を受け急きょ、一週間の返金期間が設けられたが、制度が受験生の立場に立ったものとなっているのか、出だしから疑問は膨らむ。

    英語民間試験 仕切り直しが必要だ:社説:中日新聞(CHUNICHI Web)
    tsysoba
    tsysoba 2019/09/23
    当該の議事録はこれか。英語教育の在り方に関する有識者会議 英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する小委員会(第2回) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/102/102_2/gijiroku/1351558.htm
  • 「植物学の父」牧野富太郎の企画展開催 米原の伊吹山文化資料館:滋賀:中日新聞(CHUNICHI Web)

    「日の植物学の父」といわれる牧野富太郎(一八六二~一九五七年)の伊吹山での足跡を紹介する企画展「神農も伊吹山には仰天し~牧野富太郎と伊吹山近代植物学~」が、米原市春照の伊吹山文化資料館で開かれている。六月九日まで。 牧野は高知県高岡郡佐川村(現・佐川町)出身。幼い頃から植物に関心があり、一八八一(明治十四)年に初めて伊吹山に登り、格的に植物採集や標作りを始めた。少なくとも七回、伊吹山を訪れた記録が残っている。 普及にも熱心で、伊吹山でも講習会や植物採集会を通じ、地元の住民とも交流を深めた。一九三一(昭和六)年には伊吹山麓で定宿にしていた対山館で伊吹山の植物の豊富さを評し、「神農も伊吹山には仰天し」と句を詠んだ。

    「植物学の父」牧野富太郎の企画展開催 米原の伊吹山文化資料館:滋賀:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 定家が宮仕えにため息 碧南の美術館で日記の一部発見:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

    小倉百人一首の撰者(せんじゃ)として知られる歌人藤原定家(一一六二~一二四一年)がつづった日記「明月記」の原の一部が愛知県碧南市で見つかった。これまで確認されていなかった記述があり、平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した歴史的な歌人の横顔がうかがえる。 明月記は定家が十八歳から七十四歳までの日記で、宮廷の社会や文化、所感を記した。冷泉家時雨亭文庫(京都市)が原の大部分を所蔵し、二〇〇〇年に国宝に指定された。原から離された断簡(断片)が各地に伝わり、山形、島根各県では県指定文化財となっている。 見つかった断簡は、一四年に碧南市藤井達吉現代美術館に寄贈された「石川三碧(さんぺき)コレクション」に含まれていた。同市浜寺町でみりん醸造「九重味淋(みりん)」を営む石川家の二十五代、三碧(一八四四~一九二三年)が収集した掛け軸や屏風(びょうぶ)など約百点の総称で、寄贈前は江戸時代に建てられた蔵で保

    定家が宮仕えにため息 碧南の美術館で日記の一部発見:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
    tsysoba
    tsysoba 2018/09/15
    明月記断簡。明治期の九重味淋当主だった石川三碧旧蔵コレクションから。
  • “本のソムリエ”長浜に古書店  図書館長を20年の明定さん開店:滋賀:中日新聞(CHUNICHI Web)

    京都橘大特任教授を3月に定年退職した長浜市公園町の明定義人(みょうじょうよしと)さん(65)が、コレクションした自身の蔵書を終活のため市民に安く譲る古書店「六夢堂(りくむどう)」を、長浜市宮前町にオープンさせた。同市高月図書館長を20年間務めるなど好きの実績を生かし、来店者にを紹介。“のソムリエ”の活動が評判を呼んでいる。 明定さんは、二〇一三年三月に高月図書館長を定年退職。翌四月から五年間、京都橘大文学部特任教授として図書館情報学を教えてきた。長年の好きが高じて、これまで年間の書籍購入費は三十万円。大学を退職してからは、研究室にあった段ボール十五箱分のを長浜市内の自宅マンション物置に運び込んだため、兵庫県加古川市の実家にあるも含め、蔵書総数は三万冊にもなった。 自宅や実家に置き場所がなくなり、苦渋の選択として、一九八〇年代に発刊された単行や雑誌などを中心に、一部を販売するこ

    “本のソムリエ”長浜に古書店  図書館長を20年の明定さん開店:滋賀:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 写真ガラス原板、文化財に 愛荘町、393枚を指定:滋賀:中日新聞(CHUNICHI Web)

  • 30年ぶりに「名古屋叢書」幕末の武士の記録を解く 蓬左文庫:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)

    名古屋市博物館の分館で、尾張徳川家の旧蔵書など約十一万点の史料を持つ蓬左(ほうさ)文庫(名古屋市東区)は、近世の尾張名古屋に関する古文書を解読した史料集「名古屋叢書(そうしょ)」の刊行を三十年ぶりに再開する。当時を知る上で欠かせない基文献として重宝されてきたが、一九八八年に刊行事業がいったん終了していた。

    30年ぶりに「名古屋叢書」幕末の武士の記録を解く 蓬左文庫:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • また蔵書1冊破られる 桑名市中央図書館:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)

    桑名市は十八日、市中央図書館(中央町)の蔵書一冊が破られ、中身を持ち去られたと発表した。十一月から同様の被害が続いており六冊目。 図書館によると、被害が確認されたのは旅行関連書籍「文人が愛した温泉 全国編」。十七日午後二時ごろ、書架を点検中の職員が背表紙と裏表紙のみの状態になっているのを見つけた。開館前の点検では異常はなく、当日中に破られた可能性が高いという。直後に桑名署に窃盗の被害届を出した。

    また蔵書1冊破られる 桑名市中央図書館:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • ブラザー創業地 分かった 空襲で関係書類焼失:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

    古地図のコピーを手に話す岩尾文香さん。奥の中央分離帯のあたりに創業時の工場があった=名古屋市熱田区で(小嶋明彦撮影) 家庭用ミシンやプリンターのブラザー工業(名古屋市)は戦後長い間、正確な創業地が分からなかった。戦時中の空襲で関係書類の多くが焼失し、戦後の混乱で記憶もあいまいになっていた。ところが今年になって、社内資料の保管を担当する一人の女性社員が一枚の古い地図を手掛かりに、現在の同市熱田区伝馬の国道1号の上と割り出した。来年の創立百十周年に合わせ、ようやく見つけた「生誕の地」をホームページなどで発信する。 調べたのは、CSR&コミュニケーション部の岩尾文香さん(52)。十冊以上の社史を読んでも創業地は「現在の熱田区伝馬町付近」としか記載がなく、はっきり分かっていないことが長年気掛かりだった。二年前に今の担当に就き「うやむやのままではいけない」との思いを強くした。

    ブラザー創業地 分かった 空襲で関係書類焼失:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 名古屋「メルヘンハウス」閉店へ 日本初の子どもの本専門店 :一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

    初の子どもの専門店として知られる「メルヘンハウス」(名古屋市千種区今池)が、来年3月末で45年間の歴史に幕を下ろす。良質な児童書をそろえて子どもにも親にも親しまれてきたが、近年はネット通販の普及で経営が悪化。利用客ら関係者に「迷惑がかからないうちに」と閉店を決断した。 メルヘンハウスは一九七三年に開店。店内には童話など三万冊のがあるが、雑誌や漫画は置かない理念を貫く。三重県四日市市の「メリーゴーランド」、岐阜市の「おおきな木」など子どものの店が全国に登場する先駆けとなった。

    名古屋「メルヘンハウス」閉店へ 日本初の子どもの本専門店 :一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
    tsysoba
    tsysoba 2017/11/18
    「ネット通販の普及で経営が悪化」とさっくり書いちゃってるところが若干気になる。
  • ひび割れ休館、再開に暗雲 県立中央図書館:静岡:中日新聞(CHUNICHI Web)

    床や天井のひび割れが複数見つかり、七月初旬から臨時休館している県立中央図書館(静岡市駿河区)の再開に暗雲が立ちこめている。十~十一月の再開を目指していたが、調査が遅れ、年内は難しい状況。年々増え続けた蔵書の重みがひび割れの原因とみられ、県教育委員会は図書館の移転新築も含め解決策を検討している。 県教育委員会によると、ひび割れた二階閲覧室の床と一階天井の調査を始めたのは今月半ば。八月中に調査に入る予定だったが、閲覧室の図書を書庫に移動させるための保管データの書き換え作業などに時間がかかり遅れた。 閲覧室は、設計上、積載可能な十万冊の二倍の二十万冊が保管されていた。図書館職員は「書庫より閲覧室に利用頻度の多いがあった方が、利用者にとって便利だろうという考えで、どんどん増えてしまった」と弁明する。

    ひび割れ休館、再開に暗雲 県立中央図書館:静岡:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 県総合博物館、16日にも入館者100万人突破 企画展が人気:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)

    県総合博物館MieMu(津市)の入館者数が、十六日にも百万人に到達する見通しになったことが分かった。開催中の「みんなののりもの大集合」展が好調で、開館から三年五カ月での大台達成に、学芸員らは「予想を超えるペース」と喜んでいる。 同館は老朽化した県立博物館の代わりに、県が百二十億円かけて整備し二〇一四年四月に開館。巨費を投じたことなどから県が課す入館者数目標は高く、学芸員らは集客につながる展示を模索してきた。

    県総合博物館、16日にも入館者100万人突破 企画展が人気:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 司書が各施設へ出張サービス 半田市立図書館:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)

    半田市立図書館は、司書が各施設に出向いての魅力を伝える“出張サービス”に力を入れている。自由に外出しにくい高齢者、ゼロ歳児とその親など、図書館から足が遠のきがちな層に図書館読書に親しんでもらうのが狙いだ。

    司書が各施設へ出張サービス 半田市立図書館:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 岐阜大、丸ごと博物館を計画 創立70周年記念、眠れるお宝展示:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

    岐阜大(岐阜市)は創立七十周年を迎える二〇一九年度から、キャンパス内に分散して保管している古文書や標などの学術資料を集約し、一般に公開する「キャンパスミュージアム」を始める。収蔵庫や展示ギャラリーを新設するほか、教育学部など三学部に専門性が高いサテライト館も設け、緑豊かな散策ルートでつなぐ計画だ。 岐阜大教育学部は古くから日列島の植物研究が盛ん。八万点を超える貴重な標があるが、現在は学部棟にある収蔵部屋で眠っている。同じ棟には郷土博物館があり、前身の旧制岐阜師範学校から受け継ぐ五万点超の古文書、二千点以上の土器などの考古出土品も所蔵している。ただ、開館は事前申し込みがあった時に限られ、一般にはあまり知られていない。

    岐阜大、丸ごと博物館を計画 創立70周年記念、眠れるお宝展示:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 「岩橋家」最大の望遠鏡 全長295.2センチ 新湊博物館で展示へ:富山:中日新聞(CHUNICHI Web)

    射水市新湊博物館は九日、所蔵の和製望遠鏡が江戸後期から明治中期ごろまで大阪の「岩橋家」が製造した望遠鏡と分かったと発表した。岩橋望遠鏡は国内外に現存し、十八個目の確認。今回のものは最大の大きさで、体に製作者名と製作年が書かれているのが初めて確認された。十七日から博物館で展示する。 江戸時代に同市放生津町に住んでいた材木商「柴屋」の子孫が昨年五月、古文書など数千点と共に同博物館へ寄贈した。富山市天文台の渡辺誠専門官(62)の調査で岩橋家が作ったと判明。今年一月に専門業者が望遠鏡を分解修理すると、製作年を示す「文化五年」(一八〇八年)の墨書きが見つかった。 初代岩橋善兵衛(一七五六~一八一一年)が製作したとみられる。直径九・六センチ、全長二九五・二センチで、八十四センチほどに縮む。接眼部に「岩橋」の銘があり、同家製作を示す車形模様が金で施されている。博物館によると、望遠鏡は一度名家に納められ

    「岩橋家」最大の望遠鏡 全長295.2センチ 新湊博物館で展示へ:富山:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • なぜ反対か、総括求める声 小牧市の図書館建設、住民投票から1年:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)

    愛知県小牧市の新図書館建設計画の是非を問う住民投票が行われてから4日で1年になる。反対票が過半数を占めたため、新たな計画の策定に向け、市教委は今年4月に図書館建設審議会を設置した。しかし、話し合いは難航。予定されていた中間取りまとめは、まだできていない。そもそも住民投票の総括が必要との指摘があり、先行きは見えてこない。  投票結果を受け、山下史守朗(しずお)市長は、新図書館の指定管理候補者で設計段階から関わってきたレンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京)との契約を解消。計画を白紙に戻した。  仕切り直しに立ち上げたのが審議会。市民や有識者ら21人が委員を務め、住民投票のための署名活動をした市民団体「小牧の図書館を考える会」の渡辺育代共同代表も名を連ねる。  2009年に策定された新図書館建設基計画を見直しながら議論し、市に答申す

    なぜ反対か、総括求める声 小牧市の図書館建設、住民投票から1年:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 【寄稿】日本海の底 文化財守れ 佐々木達夫(金沢大名誉教授):北陸文化:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)

    海には様々な文化財が眠っている。これまでも沈没船の積み荷などの陶磁器などから日海交易の歴史に光が当てられてきた。一方で港湾建設で破壊された文化財も少なくないという。日海沿岸の海底を調査している佐々木達夫・金沢大名誉教授にその可能性と課題を寄稿してもらった。 能登は豊かである。周辺の海岸や海底で陶磁片が拾える。古墳時代の土器、平安時代の須恵器、鎌倉・室町時代の珠洲焼、江戸時代の有田・波佐見の染付など、多様な種類が見られる。輪島海岸では室町時代にタイから運ばれた壺(つぼ)も発見され、遠い地域と日海地域の交流が忍ばれる。 日海に突き出た半島の海底に、どのような文化財が沈んでいるのだろう。興味は尽きない。海上貿易に関心をもった学生時代に、私も遺跡出土の陶磁器で日海交易を論じた。最近は日海沿岸を数年かけて踏査し、各地の海揚がり品と海岸に打ち寄せられたごみを調べた。石川県珠洲市寺家や志賀町

    【寄稿】日本海の底 文化財守れ 佐々木達夫(金沢大名誉教授):北陸文化:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 戦中、検閲前に「内閲」 中京大教授調査:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

    旧内務省が行っていた内閲業務の痕跡を示す、小山いと子さんの小説「指にある歯型」の校正刷り=東京都目黒区の日近代文学館で 戦前から戦中にかけ、出版物の検閲を担っていた当時の内務省が、雑誌などに掲載予定の原稿を事前に読んで掲載可否を判断した「内閲」と呼ばれる業務の痕跡を示す「校正刷り」が、東京都目黒区の日近代文学館に保管されていることが分かった。戦時下での出版検閲の実態を解明する上で貴重な資料だ。 校正刷りは、直木賞作家の故・小山いと子さん(一九〇一~八九年)が日中戦争の始まった一九三七(昭和十二)年、雑誌「日評論」の依頼で執筆した小説「指にある歯型」の計二十枚。同館の依頼で調査に当たった中京大文学部の浅岡邦雄教授(68)=近代出版史=によると、一枚目に「図書課長」「事務官」「理事官」の印があり、旧内務省図書課による内閲業務の跡と判明したという。 「陰惨。醜穢(しゅうわい)。残忍、背徳…

    戦中、検閲前に「内閲」 中京大教授調査:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)