ある顧客から、Web会議システムに関するトラブルの調査を依頼された。音声や映像が途切れるという。問題を切り分けていった結果、インターネットにつながるルーターの「ポートセービング」という比較的新しい機能が原因だと判明。この機能をオフにすることで解決した。 現在では多くの企業でリモートワークが一般的になり、Web会議システムの利用も進んでいる。一方で、Web会議システムにまつわるネットワークトラブルも頻発しているようだ。代表的なのは、音声や映像が途切れるというトラブルである。この場合、考えられる原因は多数あるので問題の切り分けが難しい。 システム運用のコンサルティングやシステム障害の対応支援などを手掛けるアイビーシーの亀山 悟史さんが直面したのも、まさにそういったトラブルだった。亀山さんはどのように問題を切り分けて原因を特定したのか。トラブル解決までの道のりを見てみよう。 顧客からトラブル解決