東京の北の玄関口・上野駅を核とする台東区上野は、江戸時代に建立された徳川将軍家菩提寺である寛永寺の門前町として栄えました。明治には不忍池周辺が上野公園(上野恩賜公園)として整備され、博物館・美術館・文化会館などの多数の芸術文化施設や、動物園などの観光・レクリエーションの場に多くの人々を集めています。アメヤ横丁の食材・雑貨・衣料等の商店も連日賑わい、由緒ある公園内や町の各所に老舗の飲食店や和洋菓子店などが数多く点在しています。 1892年創業、かんだやぶそばからの暖簾分け店 上野藪そば 上野駅から徒歩3分ほどの場所にある上野藪そば。1892年(明治25年)に、神田にある、かんだやぶそば、から暖簾分けの形で独立されました。 蕎麦御三家と呼ばれる、「藪」、「砂場」、「更科」ですが、大阪生まれの砂場、長野ルーツの更科に対して、藪蕎麦は江戸生れ。雑司ヶ谷の藪の中にあったお店が美味しかったことから、藪