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ブックマーク / www.publickey1.jp (43)

  • PostgreSQL 9.3正式版が公開。1秒以下の高速フェイルオーバー、データチェックサムによる高信頼性、マテリアライズドビューなどの新機能

    PostgreSQL 9.3正式版が公開。1秒以下の高速フェイルオーバー、データチェックサムによる高信頼性、マテリアライズドビューなどの新機能 「What's new in PostgreSQL 9.3」のページに並んだ項目から、主な新機能を抜き出してみました。 バルクロードの高速化のためのCOPY FREEZE カスタムバックグラウンドワーカー データチェックサム JSON機能の拡張 ラテラルジョイン イベントトリガー マテリアライズドビュー アップデータブルビュー 書き込み可能な外部テーブル 高速フェイルオーバー 過去のバージョンとの基的な互換性は維持されています。 1秒以内でレプリカがマスターに昇格 高速フェイルオーバー機能では、レプリカデータベースがマスターへ昇格するのに1秒以内になるとのこと。 データチェックサムはページごとにデータのチェックサムを確認し、ストレージの障害などに

    PostgreSQL 9.3正式版が公開。1秒以下の高速フェイルオーバー、データチェックサムによる高信頼性、マテリアライズドビューなどの新機能
  • CAP定理を見直す。“CAPの3つから2つを選ぶ”という説明はミスリーディングだった

    分散システムにおいては以下の3つの要素のうち2つしか同時に満たすことができない、というCAP定理を提唱したのは、Eric Brewer氏でした。 C:Consistency(一貫性) A:Availability(可用性) P:Tolerance to network Paritions(ネットワーク分断への耐性) 一般にリレーショナルデータベースでは、一貫性(C)と可用性(A)をできるだけ保証する代わりに、ネットワーク分断への耐性(P)を犠牲にしています。ネットワークが途中で切れたり大きく遅延した場合、動作が保証されなくなってしまうわけです。 一方でNoSQLでは一貫性(C)よりも可用性(A)とネットワーク分断への耐性(P)を優先させるものが多く、分散システムでの動作に向いていると説明されます。このようにNoSQLの説明にこのCAP定理がしばしば引用されることになり、NoSQLの普及とと

    CAP定理を見直す。“CAPの3つから2つを選ぶ”という説明はミスリーディングだった
  • Windows対応のビジュアル開発環境「Delphi」がiOS対応クロスコンパイラを搭載。iOSネイティブなアプリ開発を実現

    Windows対応のビジュアル開発環境「Delphi」がiOS対応クロスコンパイラを搭載。iOSネイティブなアプリ開発を実現 Windowsアプリケーションの開発では一般的になったビジュアル統合開発環境を用いて、ネイティブなiOSアプリケーションの開発を実現する製品が登場しました。 旧ボーランドの開発部門を2008年に合併し、以来DelphiやC++Builderなどの旧ボーランドの製品の開発販売を進めてきたエンバカデロ・テクノロジーズは4月22日、DelphiにiOSのクロスコンパイラを搭載し、iOSネイティブなアプリケーション開発を可能にした「Delphi XE4」を含む新製品「RAD Studio XE4」を日を含む世界で同時発表しました。 ビジュアル開発環境とDelphi言語でiOSプログラミング Delphi XE4では、Object Pascalを拡張したDelphi言語でi

    Windows対応のビジュアル開発環境「Delphi」がiOS対応クロスコンパイラを搭載。iOSネイティブなアプリ開発を実現
    ttokano
    ttokano 2013/04/23
    これイイかも。
  • 理論物理学者のミチオ・カク氏。ムーアの法則はこの10年で終わり、次は分子コンピュータとの見通しを語る - Publickey

    「何年も前に、私たち物理学者はムーアの法則が終わると予想していました。一方で、分子コンピュータや素粒子コンピュータといった新しいコンピュータが登場すると考えられています。問題は、それがいつかということです」 著名な理論物理学者のミチオ・カク博士は、先日公開されたBigThinkのビデオでムーアの法則の終焉と、その先のコンピュータについて語っています。カク博士は、10年程度でムーアの法則は終わり、次は分子コンピュータだと予想しています。 シリコンの次は分子コンピュータ、そして量子コンピュータ カク博士は、ムーアの法則が熱と量子力学的な微細化の限界に近づきつつあると説明します。現在のプロセッサの回路は原子20個分の幅しかなく、これが5個になると、熱によってチップが溶ける、あるいは量子論に支配されて電子の位置が決定できなくなり、電子が回路の中にあるのか、外にあるのか分からなくなるため、シリコンに

    理論物理学者のミチオ・カク氏。ムーアの法則はこの10年で終わり、次は分子コンピュータとの見通しを語る - Publickey
  • 自動改札機の運賃計算プログラムはいかにデバッグされているのか? 10の40乗という運賃パターンのテスト方法を開発者が解説(前編)

    自動改札機の運賃計算プログラムはいかにデバッグされているのか? 10の40乗という運賃パターンのテスト方法を開発者が解説(前編) ふだん何気なく使っている鉄道。改札を降りるときにICカードを自動改札にかざすと、「ピッ」という音と共に一瞬のうちに運賃を計算してくれます。けれど、複数の路線を乗り継いだり、途中で定期券区間が挟まっていたりと、想像しただけでもそこには膨大な組み合わせがあります。それでも運賃計算プログラムはわずか一瞬で正しい運賃計算が求められ、バグがあったら社会的な一大事にもつながりかねません。 爆発的な計算結果の組み合わせがあるはずの運賃計算プログラムは、どうやってデバッグされ、品質を維持しているのでしょうか? 9月12日から14日のあいだ、東洋大学 白山キャンパスで開催された日科学技術連盟主催の「ソフトウェア品質シンポジウム 2012」。オムロンソーシアルソリューションズ 幡

    自動改札機の運賃計算プログラムはいかにデバッグされているのか? 10の40乗という運賃パターンのテスト方法を開発者が解説(前編)
    ttokano
    ttokano 2012/09/25
    読んでいて面白い。
  • JavaScriptは業務アプリの開発言語として有力な存在になる

    この記事は、日経SYSTEMS 8月号に掲載された連載「新野淳一の技術インパクト」第5回のオリジナル原稿をPublickey掲載用に編集したものです。Publickeyでは日経SYSTEMS編集部との合意を得て、雑誌発行から一定期間後に記事をPublickeyに掲載しています。 JavaScriptは1995年の登場から何年にもわたって、Webページにちょっとした動きを与えるための簡易なプログラミング言語とみなされてきた。しかしいまやJavaScriptはモバイル向けアプリケーションの開発、業務アプリケーションのフロントエンド開発、そして大規模なWebアプリケーションのサーバサイドプログラミングなど、あらゆる分野での活用が始まりつつある。最も注目を集め、急速に適用分野を広げて進化しているプログラミング言語だ。 業務システム開発の視点で見れば、今後の開発言語としてJavaScriptが有力候

    JavaScriptは業務アプリの開発言語として有力な存在になる
  • HadoopをWindows上の仮想マシンで手軽に試す方法

    Hadoopといえば大規模分散フレームワークであり、実行にはそれなりのサーバ群を揃えなければならない、と思われがち。 しかしHadoopでもっとも有名なディストリビューションを提供するClouderaは、PC上の仮想マシンで手軽にHadoopを実行できる仮想マシンイメージ「Cloudera's Hadoop Demo VM for CDH4」を無償公開しています。 VMware Player、KVM、VirtualBoxなど幅広い仮想マシンに対応。個人のPCを使って、例えばWindowsの上でも簡単にHadoopを試すことができます。 仮想マシンを使ったHadoopの実行手順を詳しく解説

    HadoopをWindows上の仮想マシンで手軽に試す方法
  • 日々進化するHadoop。これまでのおさらいと最近の動向(前編)

    大規模な分散処理フレームワークとしてHadoopが登場したことにより、ビッグデータのブームや、大規模なソーシャルゲームでのログ解析による改善、コマースサイトでの機械学習によるレコメンデーションなど、多くの変化が引き起こされてきました。 そしてそのHadoop自体も、日々進化し続けています。 Hadoopとはどういうソフトウェアであり、いまどのような状況になっているのか。NTTデータの濱野賢一朗氏が、先日行われた第2回 NHNテクノロジーカンファレンスで行ったセッション「日々進化するHadoopの『いま』」で分かりやすく解説しています。 この記事ではそのセッションの内容をダイジェストで紹介しましょう。 日々進化するHadoopの「いま」 NTTデータ 基盤システム事業部 濱野賢一朗氏。 NTTデータというところで仕事をしています。NTTデータ自体はもう5年くらいHadoopをやってまして、そ

    日々進化するHadoop。これまでのおさらいと最近の動向(前編)
    ttokano
    ttokano 2012/08/27
    後編もあるよ。
  • ニフティクラウドが、Ruby、PHP、MySQLなどの環境をクラウド上ですぐに展開できる「ニフティクラウド C4SA」を正式公開

    ニフティクラウドが、RubyPHPMySQLなどの環境をクラウド上ですぐに展開できる「ニフティクラウド C4SA」を正式公開 ニフティクラウドはIaaS型のクラウドサービスとして2年半前から提供されてきており、C4SAはそのIaaS型クラウドサービス上に、数クリックでPHPRuby on RailsMySQLといった環境を自動的に構築し、すぐに開発に取りかかることができる機能を提供するもの。そのままサービスの公開まで行うことができます。 対応する言語やフレームワークは、RubyPHPPythonPerl、node.js(予定)、Ruby on Rails、CakePHP、Tornado(予定)、Django、Catalyst(予定)など。 また、WordPress、Pukiwiki、Concrete5、CandyCane、そしてデータベースのMySQLもすぐに展開可能です。

    ニフティクラウドが、Ruby、PHP、MySQLなどの環境をクラウド上ですぐに展開できる「ニフティクラウド C4SA」を正式公開
  • SAPがついに「データベース市場への本格参入」を宣言。ERPのデータベースとしてSybaseが選択可能に

    SAPがついに「データベース市場への格参入」を宣言。ERPのデータベースとしてSybaseが選択可能に ERPなど業務アプリケーションのトップベンダであるSAPが、データベース市場への格参入を宣言しました。「SAPは今日あらためて、データベース市場に格参入すると思ってもらっていい」(SAPジャパン リアルタイムコンピューティング事業部長 馬場渉氏)。 SAPは2010年5月にサイベースを買収、同年12月にはデータベースのHANAも発表し、自社で業務アプリケーション、ミドルウェア、データベース、モバイル対応などを揃えるソフトウェアのフルスタック化を進めてきました。 SAPジャパンは5月9日に、業務アプリケーションスイートである「SAP Business Suite」対応の「SAP Sybase ASE」の提供開始を発表すると共に、サイベース製品のブランドにSAPの名称を追加。OLTP

    SAPがついに「データベース市場への本格参入」を宣言。ERPのデータベースとしてSybaseが選択可能に
  • 「クラウドデザインパターン」をAmazonが公開。システム冗長化、突発的トラフィック対応、動的コンテンツ処理など45種類

    Amazonクラウドを使ったシステム設計の際に直面する典型的な問題に対して、解決策を分かりやすく分類、解説した「AWSクラウドデザインパターン」(略称CDP)が公開されました。Facebookページも開設されています。 作成したのはAmazonのスタッフやサードパーティのエンジニアら。 CDPのWebサイトはWikiで作られているため、誰でも新たなデザインパターンなどを追加可能。現在45種類のパターンが登録されており「あと3つ加えると“CDP48”と言えるようになるので、ぜひ追加してください」(玉川氏。JAWS Summit 2012でCDPの公開について説明した際に)と、呼びかけています。 45種類のパターンが9のカテゴリに分類 それぞれのパターンには、名前、解決したい課題、クラウドでの解決方法、実装方法、解説図、メリットと注意点、関連パターン情報などが含まれています。 例えば、サーバの

    「クラウドデザインパターン」をAmazonが公開。システム冗長化、突発的トラフィック対応、動的コンテンツ処理など45種類
  • EnterpriseDBが、クラウドでPostgreSQLを提供する「Postgres Plus Cloud Database」を開始

    EnterpriseDBが、クラウドでPostgreSQLを提供する「Postgres Plus Cloud Database」を開始 クラウド上でリレーショナルデータベースをサービスとして提供する、いわゆる「DBSaaS」(Database as a Service)には、Windows AzureのSQL Azure、AmazonクラウドのAmazon RDS、セールスフォース・ドットコムのDatabase.com、そしてHerokuHeroku Postgresなどがあります。 そこに新たに加わったのが、PostgreSQLをベースにしたデータベース製品を提供してきたEnterpriseDBによる新たなサービス「Postgres Plus Cloud Database」です。 自動フェイルオーバーやスケーリングも Postgres Plus Cloud Databaseは基的には

    EnterpriseDBが、クラウドでPostgreSQLを提供する「Postgres Plus Cloud Database」を開始
  • EMC、満を持してPCIe接続フラッシュストレージ発表。「Fusion-ioより速い」と強調

    ストレージ最大手の米EMCは2月6日、新製品の「VFCache」を発表。PCIeをインターフェイスにしたサーバ内蔵型フラッシュストレージ市場に参入しました。 PCIeをインターフェイスにしたサーバ内蔵型フラッシュストレージは、従来のストレージインターフェイスによるボトルネックがないため、単純にストレージの中身をフラッシュに置き換えるよりもずっと大きな性能を発揮します。 従来のストレージに比べて飛躍的な性能を備えたこのストレージは、仮想化などでさらに高速なI/O処理が要求されるようになったエンタープライズ市場のニーズに合致、いま非常に注目されるストレージデバイスとなっています。 Fusion-ioと性能面で真っ向勝負 この新たなストレージデバイスの市場を開拓してきたのが、新興ストレージベンダのFusion-ioでした。EMCの参入は、Fusion-ioとの真っ向勝負を意味します。 EMCのパ

    EMC、満を持してPCIe接続フラッシュストレージ発表。「Fusion-ioより速い」と強調
    ttokano
    ttokano 2012/02/08
    やっぱり出したか。
  • 注目のエンタープライズテクノロジー10選。InfoWorld

    InfoWoldが、エンタープライズ分野で注目が集まっている技術トップ10を記事「InfoWorld's top 10 emerging enterprise technologies」で公開しています。定番の技術から、なるほど、と思うものまで並んでいて参考になります。 InfoWorld's top 10 emerging enterprise technologies | Cloud computing - InfoWorld オリジナルの記事は7ページにわたる力の入ったものです。ここでは10位から1位へとカウントダウンでポイントだけ紹介していきましょう。 10位 HTML5 HTML5はどの分野でも注目技術の定番といえるでしょうから、説明は省略します。10位に入っているのは納得です。 9. Client-side hypervisors 日ではまだあまり注目されていない、クライアン

    注目のエンタープライズテクノロジー10選。InfoWorld
  • 国内で相次いでPostgreSQL関連製品が投入、エンタープライズ市場での普及につながるか

    このところPostgreSQL関連のニュースが次々と発表されており、エンタープライズ向けのデータベースとして着々と成長を続けている様子が伝わってきます。最近の報道をまとめてみました。 Oracle互換のPostgres Plus Advanced Server いちばん大きなニュースは、28日に報道された日のサイオステクノロジーと米レッドハットが、PostgreSQLの商用版を販売しているEnterpriseDBに出資したというもの。 Red Hatとサイオス,PostgreSQLベースDBMSのEnterpriseDBに出資 - ニュース:ITpro EnterpriseDBが開発しているPostgreSQLベースの製品「Postgres Plus Advanced Server」は、Oracle互換を売りにした企業向けのデータベースサーバです。 同社は昨年IBMからも出資を受けており

    国内で相次いでPostgreSQL関連製品が投入、エンタープライズ市場での普及につながるか
  • IBMもNoSQLデータベースを製品化へ。オープンソースを基に

    オラクルがNoSQLデータベース製品をリリースしたのに続き、IBMも企業向けデータベースとしてNoSQLの製品化を明らかにしました。 IBMのデータベースサーバ担当CTOでバイスプレジデントのCurt Cotner氏は、10月23日にラスベガスで開催された同社のイベント「Information OnDemand 2011」で、NoSQLデータベース製品の提供を明らかにしました。来年登場予定で、DB2とInformixユーザーに無償で提供されるとのこと。 同氏の発言は、Information OnDemand 2011のインタビュー動画で参照できるほか、米SearchDataManagement.comの記事「IBM to unveil NoSQL technology inside DB2」が伝えています。 オープンソースのNoSQLデータベースがベース 米SearchDataManage

    IBMもNoSQLデータベースを製品化へ。オープンソースを基に
  • オラクルがNoSQLに本気。エンタープライズ向け「Oracle NoSQL Database 11g」公開。オープンソース版も登場

    米オラクルはエンタープライズ向けNoSQLデータベース「Oracle NoSQL Database 11g」の公開を発表。評価版の無償ダウンロードを開始しました。オープンソースライセンスに基づくコミュニティ版も準備中(10月26日現在、ライセンス承認待ち)とのことです。 Oracle NoSQL Databaseは、同社のキーバリューストアであるOracle Berkeley DB Java Editionをベースに、分散処理機能、ロードバランス、管理機能、マルチノードバックアップ機能などを追加したもの。大規模なデータを高速に扱うことができ、高い可用性とスケーラビリティを実現すると説明されています。 分散キーバリューストアで単一障害点を排除 NoSQL Databaseの基的なアーキテクチャは、プライマリキーのハッシュによって指定されたノードにキー/バリューのペアを書き込む分散キーバリュ

    オラクルがNoSQLに本気。エンタープライズ向け「Oracle NoSQL Database 11g」公開。オープンソース版も登場
  • AmazonクラウドやHTML5は、すぐに投入可能な技術と評価、ThoughtWorksのレポート

    オブジェクト指向やアジャイル開発などを広めてきたMartin Fowler氏が所属し、アジャイル開発のコンサルティングなどを行っている企業としても知られているThoughtWorksが、技術の動向を示した恒例のレポート「Technology Radar」の最新版を公開しています。 Technology Radarは、開発方法論などの分野に関する「Techniques」、開発ツールなどを扱った「Tools」、プラットフォームを扱った「Platforms」、プログラミング言語を扱う「Languages」の4つの分野で、有望な、あるいは成熟した技術を、次の4段階に分けて紹介しています。 Adopt:業界に受け入れられており、適切な場面で投入できる技術 Trial:注意を払うべき技術で、リスクを管理できる場面で挑戦してみるべきである Asses:この技術が自社のシステムにどのような影響を与えるか調

    AmazonクラウドやHTML5は、すぐに投入可能な技術と評価、ThoughtWorksのレポート
  • データベースのスケーラビリティをどうやって向上させるか

    これまでPublickeyではデータベースのスケーラビリティに関するさまざまなトピックを取り上げてきました。クラウド時代にはスケーラブルなデータベースのニーズがこれまでになく高まっているためです。 この記事では、これまで取り上げてきたデータベースのスケーラビリティに関する技術を少しまとめて紹介しようと思います。 従来のリレーショナルを拡張 従来のリレーショナルデータベースに対して、技術的工夫を凝らすことでスケーラブルなデータベースを実現しようというアプローチにも、さまざまなものがあります。 データベース研究者の大御所、マイケル・ストーンブレイカー氏は、リレーショナルデータベースは決して遅くないと主張。リレーショナルデータベースが遅い原因はロック、ラッチ、リソース管理にあるとして、それらを極力排除した「VoltDB」を開発しています。 NoSQLを上回る性能のVoltDB、そのアーキテクチャ

    データベースのスケーラビリティをどうやって向上させるか
  • さよなら、僕が知っていたイーサネット

    20年ほど前にイーサネットを学び始めた頃、イーサネットの2つの大きな特徴を教わりました。1つは、イーサネットでは複数のノードがケーブルを共有しているため、信号の衝突(コリジョン)が発生すること。もう1つはネットワーク構造には決してループとなる部分があってはならない、ということです。 しかしこの2つの特徴は、イーサネットの進化とともに消え去ろうとしています。イーサネットは僕の知っている昔の姿から大きく変わろうとしているのです。 コリジョンはなくなった イーサネットの大きな特徴の1つが、CSMA/CD(キャリアセンスマルチプルアクセス/コリジョンデテクト)です。ネットワークに複数の機器が接続されている場合、同時に通信を開始するとネットワーク上で信号が衝突するコリジョンが発生、コリジョンの発生が検出された場合には、それぞれの機器はランダムな時間だけ待って再送する、という仕組みです。 これによりイ

    さよなら、僕が知っていたイーサネット
    ttokano
    ttokano 2011/05/31
    LANの実現方法として、Ethernet, Token Ring, Token Busの議論をしていた頃が懐かしいなぁ。