ブックマーク / kakuchi.hatenablog.com (12)

  • 東京の馬場 - 続・回収率300%を研究

    今開催の東京競馬はとにかく難しくて、大波乱が続出している。意外とタフな馬場で、差しもよく届くことまでは理解していたけど、それでもなかなか的中には至らない。でもやっと昨日のNHKマイルCを見て少しずつ整理がついてきた。 ここ数年間の東京競馬は、キングカメハメハがダービーを勝った一時期を除けば、雨が降って乾いて行く時期はもちろんのこととして、それ以外でも基的に内有利が続いていた。その「内から先行抜け出し」という勝利パターンのイメージをいつまでも引きずっていたからいけなかった。 今の東京は極端な外差し有利。昨年春のGI戦線でバッシングを受けた結果、当時とは正反対の競馬場になってしまった。去年秋にも外有利の傾向は見られたけど、今開催はそれに輪をかけてひどい。これに雨の影響が加わって外枠以外は用無しになったのが昨日のNHKマイルCだった。 最近の東京競馬場の芝の戦績を、脚質別、枠順別にまとめてみた

    東京の馬場 - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2007/05/08
    内側が伸びない、外差し有利の東京芝コース。外枠の差し馬がポイント。
  • 中山金杯 - 続・回収率300%を研究

    3時過ぎまでシャドウゲイトが一番人気。いくら穴人気しても10倍前後かと思っていたので、この人気ぶりに怯んでしまった。終わってみれば7馬身差の圧勝。一応単勝取ったけど金額的には不完全燃焼だった。 3着ブラックタイドもなかなか地力のあるところを見せた。瞬発力が全くないのが泣き所だが、前潰れのタフな競馬になると持ち味を発揮する。多分弟のニュービギニングも同じようなタイプ。 ワンモアチャッターは最下位に敗れた。この馬は重馬場の1000万を勝った実績が一応あるとはいえ、前走の福島記念でフォルテベリーニに最後差し返されたように、質的には重馬場は苦手。 2着にい込んだのは最後方追走のアサカディフィートで、馬連と馬単が10060円で全く同じ配当になるという珍事が起こった。確定オッズを見る限りでは、どうやらシャドウゲイトからアサカディフィート、パッシングマークへの馬単2点を大量購入した御仁がいるようだ。

    中山金杯 - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2007/01/07
    オッズ異常から読み取れる2億円の払い戻しを得た男。
  • 先駆者の成功例との違い - 続・回収率300%を研究

    報道によれば、来年もディープインパクト現役続行の可能性があるらしい。 多分引退の可能性のほうが高いとは思うものの、来年一年間フルにヨーロッパで走り続ければ、という未来も想像してしまう。 惜敗から3日。その敗因をぶっつけ番というローテーションに向けた分析は数多く見られるようになった。 99年、エルコンドルパサーは日の大レースを全て捨てて長期間ヨーロッパへ渡った。当時は天皇賞がマル外に開放されてないという事情もあったが、それでも安田記念、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念といった日のGIよりも、世界一への挑戦を選んだ。最後にスペシャルウィークやグラスワンダーとの再戦がなされなかったことには不満が残るが、それを代償にしなければならないほど、凱旋門賞2着の快挙は難しかったのかもしれない。 あれから7年経って、ディープインパクトはジャパンCもしくは有馬記念での「凱旋帰国」まで視野に入れた上で、海外

    先駆者の成功例との違い - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2006/10/07
    ディープのローテーションには、エルコンやイチローのような"覚悟"が足りなかった。
  • 北九州記念 - 続・回収率300%を研究

    新潟直線コースで持ち前のスピードを存分に発揮したコスモフォーチュン。前走の疾風特別で55㌔を背負って叩き出した勝ち時計は、翌日のアイビスSDの51㌔サチノスイーティーより高評価を与えていいと思う。今春復活して以降は惜敗や惨敗も積み重ねてきたが、近走の負けの全てが時計のかかる芝でのもの。もともと2歳の小倉1200のレコードホルダーでもあり、スピードの活きる馬場こそが最適の舞台に違いない。 条件さえ整えば1000万を圧勝できる実力があることは新潟ですでに証明済み。そしてそれだけの実力があれば通用するのが今年のサマースプリントシリーズである。今回は52㌔という超恵量を背負って、まさかの10番人気。もし最終的に単勝が30倍を超えるようなら、今年一番の勝負をかけてみようと思う。 唯一の懸念材料は内枠を引いたこと。だが今回のメンバーで積極的に前に行きたい馬がいないのが救いだ。すんなりハナに立てる可能性

    北九州記念 - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2006/08/13
    説得力のある予想。スプリント重賞は条件馬の波乱演出を狙い撃ちするのがいいのかも。
  • 函館記念 - 続・回収率300%を研究

    巴賞との関連とか荒れるとか何とかは、函館記念予想に毎年付き纏う年中行事みたいなものになった。ただ今年は多分荒れない。荒れたとしても、昔とは違う荒れ方をすると思う。 かつて函館記念で万馬券が連発されていたのは、小回りかつ開催前半に行われる巴賞が「前有利」であるのに対し、開催後半の函館記念では馬場が荒れて「差し」が決まる、という両レース間の馬場の変化が最大の理由であった。だが例年になくスピード馬場に近かった去年の函館は、開催後半でもほとんど内側が荒れておらず、前が残り続けた。今年の函館芝も、時計こそかかるが依然として前残りが続いている。ならば巴賞上位組を消す理由がない。 馬場造園課の技術が以前と違うのなら、今後とも函館の芝が極端に悪くなる事態は考えにくい。荒れる函館記念は死んだ。クラフトマンシップが突っ込んでくるような時代はもう来ないかもしれない。 先行できる洋芝巧者となると、どうしてもエリモ

    函館記念 - 続・回収率300%を研究
    tubame0604
    tubame0604 2006/07/23
    過去の函館記念は何故荒れたのか。造園技術の進歩によって、荒れる函館記念は死んだ。
  • アイビスサマーダッシュ - 続・回収率300%を研究

    梅雨の終わり際に延々と降り続ける北陸地方の雨。天気予報の雨雲画像を見るとなんとなく萎える。夏の新潟競馬はあいにくの不良馬場で開幕した。 日曜日の朝一番に雨が止んで、一応不良から重に変更された。その後曇り空の下で少しずつ乾いていった芝コースは、アイビスサマーダッシュの発走1時間前にようやく良馬場発表が行われた。 しかしメインレース前に嫌がらせのようにまた降り出す横殴りの雨。 15時22分、小雨発表。その6分後、小雨から、雨。逆戻り。 6回目にして最大の16頭が集まった今年のアイビスサマーダッシュの出走メンバーの中で、重馬場or不良馬場で連対経験のある馬はサチノスイーティーとキーンランドスワンしかいなかった。勝ちタイム55.7は土曜の1000万よりも遅く、普段でいうと未勝利レベルの数字。にも関わらず後続は詰めよることもできず、差は開く一方。5着ダイワメンフィスですら57.0という有様。ほとんど

    アイビスサマーダッシュ - 続・回収率300%を研究
    tubame0604
    tubame0604 2006/07/17
    レベルの低すぎるサマースプリントシリーズ。500万条件勝てば即通用かも。
  • 新潟直線コースと「斤量比」 - 続・回収率300%を研究

    新潟改装以降5年間、直線1000㍍の名物重賞アイビスサマーダッシュは8月の後半に行われ、外枠有利が続いていた。今年からはスプリント重賞路線の整備のついでに、7月の開幕週に移行されたらしい。これであの著しいトラックバイアスも相当緩和されると期待してよさそうだ。 だが枠順以外にも、このコースには気になるデータがある。 それは斤量。 というか、斤量と馬体重の比である。 以下ではこの「斤量と馬体重の比」のことを「斤量比」と呼ぶことにする。たとえば500㌔の馬体重の馬が55㌔の斤量を背負っていれば、「斤量比」は11%になる。 斤量比(新潟1000㍍) 〜11.0% ( 25 23 16 223 ) 勝率8.7% 回収率124% 〜11.5% ( 38 39 34 367 ) 勝率7.9% 回収率68% 〜12.0% ( 45 39 50 507 ) 勝率7.0% 回収率84% 〜12.5% ( 29

    新潟直線コースと「斤量比」 - 続・回収率300%を研究
    tubame0604
    tubame0604 2006/07/14
    直千コースでモノを言うのは、"枠番"と"斤量比"である。
  • CBC賞 - 続・回収率300%を研究

    凄いハンデが設定されてしまったようだ。 夏の2歳馬デビューの時期を迎えると、それと同時に格的に3歳馬が古馬と対戦する機会を得るようになる。6〜8月の期間は、スプリント戦では3歳馬は大体3㌔の斤量差を与えられる。たまに4㌔だったり長距離だと変わったりするようだが、詳しい決定方法はよくわからない。 この時期のスプリント戦について調べてみると、6月の時点ではかなり3歳馬の戦績がいい。古馬との初対戦で斤量が軽くなった3歳馬は、とにかくベタ買いするだけでも儲かる。7月、8月でもまだ3歳馬の方が有利なのだが、この時期になると「今年の3歳は強い」と毎年のように言われるためオッズがつかなくなり、当たっても儲からない。そのため、6月の早い時期から3歳馬に狙いをつけるのが先手必勝の鉄則でもある。 だが今年は、まだ中京開催が終わらないうちから、ウインレジェンドが果敢に古馬重賞に挑戦してきた。それも51㌔である

    CBC賞 - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2006/06/10
    3歳に超有利なハンデ設定
  • 日本ダービー - 続・回収率300%を研究

    注目された柴田善臣の逃げっぷりは、前半1000の通過が62.5。さらにそこから12.7-12.9-12.5とスローの続くラップを刻んだ。1600は1.40.6。実質的にラスト4ハロンだけの勝負になった。 過去10年のダービーにはないこの異例の「スローペース」。そして雨が内から乾いていく「トラックバイアス」。この2つが絡んだ今年の日ダービーは、全馬が力を出し切った、とはいかなかったように思える。そのへんは5着にロジック、6着にアペリティフが入ったこと、そしてスローにも関わらず上位と下位の着差がかなり開いたことからも見て取ることが出来る。 特にサクラメガワンダー、フサイチジャンクの2頭は、多少過剰人気ではあったかもしれないが、持ち味を全く発揮できなかった。 とは言え、緩みのないペースを得意とするのはむしろ1着メイショウサムソン、2着アドマイヤメインの両方にも当てはまること。特にアドマイヤメイ

    日本ダービー - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2006/05/29
    ダービー回顧
  • 時代の変遷と日本ダービー - 続・回収率300%を研究

    先週、49年ぶりとなる無敗のオークス馬が、スイートピーS組から誕生した。 カワカミプリンセス自身が強かったのも勿論だが、これが一昔前なら、能力があっても負けていたパターンだと思う。おそらく牝馬クラシックは「時代が変わった」のではなかろうか。 ローテーションの変化 これと似た傾向は、すでに牡馬の方で顕著に現れていた。 ここ10年*1の日ダービーでは、1着馬のうち4頭、2着馬のうち6頭、3着馬のうち5頭を皐月賞以外の別路線組が占めている。だがもともと、それ以前の10年間*2のダービーの勝ち馬は全て皐月賞からの直行組だった。10年単位で見るとダービー勝利のためのローテーションがこれだけ複雑化してきている。 もっとも86〜95年の古い10年間は、「2400㍍2000㍍のNHK杯を使った組が、ダービー番で2〜3着に入って穴をあける」というパターンは存在した。サニースワロー*3、メジロアルダン、リ

    時代の変遷と日本ダービー - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2006/05/23
    サンデー時代の終焉、ダービーポジションの復活
  • 東京マイルGIとサンデーサイレンス - 続・回収率300%を研究

    「サンデーは桜花賞を勝てない」 「サンデーは有馬記念を勝てない」 ここ3〜4年で競馬を始めた人にはちょっと信じ難い話かもしれないが、こういった言葉が90年代後半には実しやかに囁かれていた。ついこないだまでは「サンデーは年度代表馬になれない」なんてものもあった。 しかし、偉大なる種牡馬サンデーサイレンスは、たった数年で生まれた淡いジンクスの1つ1つを確実に潰してきた。世間がジンクスを囁いた途端に潰す。それを繰り返すうちに、やがて「全GIコンプリート」という途方もない夢が現実味を帯びるようになっていった。 しかし先週のNHKマイルCで、遺したラストクロップが負けた。 晩年に無敗の三冠馬まで輩出したサンデーにも、達成不可能な記録が残った。 といっても実質的には、NHKマイルCは「サンデーが勝てなかったGI」よりも「サンデーが見向きもしなかったGI」と言った方が正しい。創設11年の歴史の中で、サン

    東京マイルGIとサンデーサイレンス - 続・回収率300%を研究
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    tubame0604 2006/05/12
    サンデー産駒が勝ってないレース
  • 中山は燃えているか - 続・回収率300%を研究

    今から5年前、01年5月。 競馬界に衝撃のニュースが走った。 ダービー最有力候補アグネスタキオンが左前脚浅屈腱炎を発症したのだ。アグネスフライトに続く兄弟2年連続のダービー制覇も、河内洋の連覇も、三冠への夢も途切れた。長浜博之調教師が記者会見で「出れないのは、負けるのと同じこと」と、失意の底から潔いコメントを搾り出したのを覚えている。4ヵ月後に正式に引退が表明され、史上2位タイ*1となる18億の巨額シンジケートが組まれて種牡馬入りした。 長浜師の無念のコメントが心に残ったのは、オーナーの渡辺孝男氏がそれと対照的に「ダービーに出ていれば勝っていた」「サンデーサイレンスに匹敵する種牡馬になる」と強気のコメントをサラブレで語っていたのを見たからでもある。こちらも無敗の三冠を夢見たオーナーにとっては無理もない、素直な心境だったに違いない。 その取材で渡辺氏は、アグネスタキオンとアグネスゴールドの有

    中山は燃えているか - 続・回収率300%を研究
    tubame0604
    tubame0604 2006/05/02
    中山競馬場の馬場の推移を探ってみた
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