先週、49年ぶりとなる無敗のオークス馬が、スイートピーS組から誕生した。 カワカミプリンセス自身が強かったのも勿論だが、これが一昔前なら、能力があっても負けていたパターンだと思う。おそらく牝馬クラシックは「時代が変わった」のではなかろうか。 ローテーションの変化 これと似た傾向は、すでに牡馬の方で顕著に現れていた。 ここ10年*1の日本ダービーでは、1着馬のうち4頭、2着馬のうち6頭、3着馬のうち5頭を皐月賞以外の別路線組が占めている。だがもともと、それ以前の10年間*2のダービーの勝ち馬は全て皐月賞からの直行組だった。10年単位で見るとダービー勝利のためのローテーションがこれだけ複雑化してきている。 もっとも86〜95年の古い10年間は、「2400㍍2000㍍のNHK杯を使った組が、ダービー本番で2〜3着に入って穴をあける」というパターンは存在した。サニースワロー*3、メジロアルダン、リ