東京都八王子市長選を制した自民党の推薦候補を拍手で迎える萩生田光一前政調会長(中央)=21日夜、同市(奥原慎平撮影) 21日投開票された東京都八王子市長選は、無所属新人で元都職員の初宿(しやけ)和夫氏(59)=自民、公明推薦=が元都議で立憲民主や共産、社民が支持した滝田泰彦氏(41)ら4人の無所属新人を破って初当選した。自民党派閥パーティー収入不記載事件で初宿氏に逆風が吹く中、風向きを変えたのは選挙戦終盤に応援に入った小池百合子都知事だった。立民、共産は自民系に勝利を許した昨年12月下旬の武蔵野市長選に続き、追い風を生かすことができなかった。 ブレーキになった‥「寝られない1週間だった。ヒリヒリ胃が痛む毎日だった。本来、追い風を送らないといけない私がブレーキになってしまい、ご迷惑をかけてしまった」 21日夜、八王子市の繁華街に近い初宿氏の事務所。初宿氏の当選確実が伝わった後、同市の大半を地