そう感じることが増えた。 前はもっと反論することを厭わなかったし、 掲げた理想を大事にしていた。 もはや反論する気力すらない。 言われた通りにする方が何倍も楽に感じてしまう。 まるで去勢されてしまったみたい。 「社会」という主人に飼いならされて、 報酬や立場という餌ばかりを与えられて、 まともな食事をしなくなってしまうと、 男でも生理不順に陥ってしまうのだろう。 「男らしさ」について論じるつもりはない。 だけれどもそういうものは確かにあって、 大事にしなければならないものの一つなのかもしれない。 夢だの理想だのに振り回されているうちが華、 いつまでも子供みたいに、 それを追い続けられたならば、 きっとこんなことでは悩まないのだろう。 なんだか大人になりすぎて、 それを通り越して年老いてしまったみたいで、 新しいものを手にするための気力を出すだけでも一苦労、 「やわになったな」 つくづくそう
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