「日焼け止め」に抱く、気恥ずかしさ 2023年の夏は記録的な猛暑だった。 これまでスキンケアや紫外線対策をほとんどしてこなかった筆者も、今夏の暑さにはさすがに命の危険と肌への悪影響を感じて、日傘を差したり化粧水や日焼け止めを塗ったりするようになった。 と同時に、自分の肌をケアするときに感じる抵抗感や気恥ずかしさの正体はなんだろう、とも思ったのだった。 それは、一言で言ってしまえば「美容やセルフケアにわざわざ気を遣う男性は、いじったりからかわれたりするしなあ……」という感覚である。 同じ感覚を、『売れたら垢抜けるってホント?』というYouTube番組の中で見つけた。若手芸人に密着し、売れる過程でどのように“垢抜け”ていくのか、「美容」を媒介に彼らの価値観の変遷を追う観察型ドキュメントだ。 そのうちの一人、素敵じゃないかの柏木成彦氏は、とにかく「カッコつけてると思われたくない」という理由で身な
![「カッコつけたらいじられる」男社会の”からかい”という制裁(福田 フクスケ) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/17cf39f51ed9e818cff0014979972e7ec5b508b7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F4%2F1200m%2Fimg_343916a372501dab40774154106cd67267793.jpg)