岩石学的な観点からの岩石鑑定法はすでに確立していますが、それは顕微鏡観察や成分の分析結果をもとにした鑑定です。 実務者のみなさまには、肉眼で判断できる鑑定法が望まれていると思われますが、この種の文献はあまりないのが現状です。 そこで、当協会ではフィールドで活躍されている地質の専門家の先生に、実務レベルでの肉眼鑑定法について、カラー写真をまじえながら解説して頂く特集を企画しました。
岩石学的な観点からの岩石鑑定法はすでに確立していますが、それは顕微鏡観察や成分の分析結果をもとにした鑑定です。 実務者のみなさまには、肉眼で判断できる鑑定法が望まれていると思われますが、この種の文献はあまりないのが現状です。 そこで、当協会ではフィールドで活躍されている地質の専門家の先生に、実務レベルでの肉眼鑑定法について、カラー写真をまじえながら解説して頂く特集を企画しました。
著: 皆川典久(東京スリバチ学会 会長) 麻布十番。 こんなにも都会的で東京っぽい響きをもった地名がほかにあるだろうか。群馬で過ごした幼少のころから憧れた地名のひとつだ。ところで麻布十番の地名は何を意味するのだろうか? 「麻布」は、当時周辺に住んでいた農民が、麻の布をつくっていたのが由来だとか。古文書では、阿佐布・浅生・浅府・麻生・阿佐婦など、さまざまな表記があり、「麻布」で定着しはじめたのは明暦元年ごろらしい。 「十番」は、現在も麻布十番を流れる「古川」の改修工事が江戸時代にあり、「10番目の工夫(こうふ)を出した地域」だったからとか、「10番目の工区」だったからとか、諸説ある。しかしこの改修工事自体、5代将軍・徳川綱吉の別邸建設工事ともいわれ定かではない。 そして麻布で忘れてはならないのが、都内では浅草寺に次ぐ古刹「善福寺」だ。住職の姓は麻布、山号も麻布山。麻布十番の町は善福寺の門前町
渋谷の地形が文学作品の中でどのように描かれてきたか――Bunkamuraオーチャードホール内の会場で4月24日、「川と大地の街、渋谷の生んだ文学」をテーマにトークイベント「ドゥマゴサロン第16回文学カフェ」が開かれた。 会場で配られた大竹昭子さん自筆の地図「川と大地の町を歩く」 登壇したのは作家・大竹昭子さん。1980年初頭、ニューヨーク滞在中に文章と写真を同時に始めた。小説作品に「図鑑少年」「随時見学可」「間取りと妄想」、写真関係に「彼らが写真を手にした切実さを」「ニューヨーク1980」など。最新刊は「須賀敦子の旅路 ミラノ・ヴェネツィア・ローマ、そして東京」。「第28回Bunkamuraドゥマゴ文学賞選考委員」も務める。 当日は、渋谷川に沿って渋谷から天現寺橋から古川橋あたりまでのエリアが対象となった文学作品を、スライドを使って標高地形図を示しながら、さらに朗読を交えて紹介。併せて、大
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "沖縄赤瓦" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2013年10月) 赤瓦屋根の例:首里城正殿(那覇市首里) 赤瓦屋根の例:中村家住宅(中頭郡北中城村) 赤瓦屋根の上に置かれたシーサー(八重山郡竹富町竹富島) 沖縄赤瓦(おきなわあかがわら)は、沖縄県で産する赤色の粘土瓦である。琉球赤瓦(りゅうきゅうあかがわら)とも言う[1]。 なお、沖縄県で産する瓦を色にかかわらず総称する場合には、琉球瓦(りゅうきゅうがわら)[2]、島瓦(しまがわら、シマガ-ラ)[3]と呼ぶ。 沖縄県中南部に分布する「クチャ」と呼ばれる黒灰色の泥岩を主原料と
琉球石灰岩(りゅうきゅうせっかいがん)は、南西諸島に広く分布する石灰岩の地層。更新世にサンゴ礁のはたらきで形成された。1925年(大正14年)に矢部長克と半沢正四郎によって命名された。 南西諸島中部から南部にかけて広く分布しており、特に沖縄県においては土地の約30パーセントを占めている。最大の厚さは150メートルにもなる。 琉球石灰岩が露出する地域 鹿児島県 宝島(分布の北限)、喜界島、沖永良部島、与論島 沖縄県 伊江島、瀬底島、古宇利島、津堅島、粟国島、沖縄島中南部 北大東島、南大東島 宮古島、伊良部島、多良間島、水納島 石垣島南部、竹富島、黒島、波照間島 サンゴ礁は浅い海で形成されるため琉球石灰岩地層が存在する場所は形成時に海水面付近であったことを示しており、南西諸島で起きた地殻変動の影響を知るための指標の一つになっている。例えば沖縄島と久米島の間にある慶良間諸島付近では海面下80メー
鹿児島県の沖合の海底に、世界最大級の溶岩ドームがあることが神戸大学などの調査で明らかになりました。研究チームは巨大噴火につながるマグマだまりが、地下に存在する可能性が高いとしてさらに詳しく調べることにしています。 神戸大学などの研究チームはおととしから「鬼界カルデラ」の周辺で地震計など最新の観測機器を使って海底の詳しい地形を調べたり、潜って海底の岩石を採取したりするなど調査を続けてきました。 その結果、鬼界カルデラの中央付近にある盛り上がった海底地形は、地下からのマグマによってできた溶岩ドームと確認され、体積はおよそ32立方キロメートルと世界最大級であることがわかりました。 また、溶岩ドームから採取した岩石を詳しく分析したところ、およそ7300年前の巨大噴火の際にできた岩石とは含まれる物質の割合が異なることから、巨大噴火のあと、新たにできたこともわかりました。 日本列島では過去に、およそ1
群馬県・草津白根山の噴火について、気象庁の火山噴火予知連絡会は26日、地下のマグマからの高温の火山ガスが噴火に関わっているとして、今後も同程度の噴火の可能性があると発表した。マグマが活発化している可能性があり、気象庁は監視を強化する。▼オピニオン面=社説 予知連によると、火口は東西500メート…
国内最大の断層帯「中央構造線断層帯」について、政府の地震調査委員会は、これまで四国沖と考えられていた西の端が大分県まで達しているとする新たな評価を公表しました。全長はおよそ440キロとなり、全体が同時に動いた場合、四国や九州北部、近畿などの広い範囲が震度6弱以上の激しい揺れに襲われると想定されています。 しかし、最新の研究で、伊予灘の海底にある活断層と大分県の別府湾から由布市にかけてのびる活断層がほぼつながっていることがわかり政府の地震調査委員会は「中央構造線断層帯」の西の端が大分県まで達しているという新たな評価をまとめ、19日公表しました。 この結果、全長はおよそ440キロとなったほか、全体を10の区間に分けて評価した結果、それぞれの区間で起きる地震のマグニチュードは、「6.8程度」から最大で「8.0程度もしくはそれ以上」と想定されました。 このうち愛媛県内を通るおよそ40キロの区間は、
地球の歴史で約77万〜12万6千年前の年代が「チバニアン」(千葉時代)と命名される見通しになったことが13日、関係者への取材で分かった。この年代の基準地として千葉県の地層を国際学会に申請し、命名を目指す日本の研究チームが、競合するイタリアを一次審査で破った。週内にも発表する。正式決定すれば地質年代に初めて日本の名前が付く快挙となる。 日本チームとイタリアの2チームは6月、この年代の国際標準となる基準地の地層を国際地質科学連合にそれぞれ申請。各国の専門家で構成する作業部会が審査し、今月10日を期限に投票を行った結果、日本が全体の6割以上の支持を得て候補地に選ばれた。 来年にも見込まれる正式承認までさらに3段階の審査があるが、過去に作業部会の結論が覆ったのは例外的なケースだけで、事実上の決着となった。 日本は国立極地研究所や茨城大などのチームが千葉県市原市の地層を基準地として申請。ラテン語で千
6600万年前にユカタン半島に衝突した巨大隕石は、恐竜の絶滅の主要な原因になったと考えられている。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY/ALAMY) 新たな研究により、古代の地球に小惑星が衝突する場所として、ユカタン半島はおそらく最悪の場所だったことが明らかになった。 今から6600万年前、現在のメキシコのチクシュルーブという港町の近くの海に、直径10kmほどの小惑星が衝突した。これにより恐竜の時代は唐突に終わりを告げ、ほとんどの恐竜を含む、地球上の全生物の約4分の3が絶滅した。(参考記事:「小惑星衝突「恐竜絶滅の日」に何が起きたのか」) 東北大学大学院理学研究科地学専攻の海保邦夫氏がこのほど発表した論文によると、宇宙から飛んできた小惑星が炭化水素(石油や天然ガスの主成分)を豊富に含む堆積岩層に衝突し、大気中に膨大な量の煤
東京の地質 日本列島のおいたちver1 こちら ここでも簡単に 日本列島は、もとから島としてあったわけではなく、もともとは大陸の一部だったものが、 何らかの原因で大陸から離れ、大陸との間に日本海ができ、島の形になってきた。 また、日本列島はその地盤のすべてが一様に大陸から離れてできている訳ではなく、 もっと複雑な過程をへてきたと考えられている。 例えば、今の伊豆半島は、もともとは本州の一部ではなく、後からくっついたものだし、 また、北海道はいくつかの部分が合わさって成り立っている。 細かく言えば関東地方のでき方にはまだ議論があるようだが、深い基盤の上に新しい堆積物がある。 ざっくり言えば洗面器にプリンが張ってあるようなイメージとなる。 5つの地形区分 東京(伊豆小笠原諸島は除く)は、主に地形によって大きく5つの地区に分けられる。 東京は西から東へ向かって山地、丘陵地、台地、低地と標高が低く
国立研究開発法人の海洋研究開発機構は、地球の内部にある岩石の層「マントル」を世界で初めて直接掘削して観測するプロジェクトに向け、16日からハワイ沖で事前の海底調査を始めることになりました。専門家は「地球の成り立ちを知る第一歩になる」と話しています。 海洋研究開発機構は、世界で初めての直接掘削に向けて16日からおよそ2週間、太平洋のハワイ沖で、海底からマントルまでの距離が近い場所を、音波などを使って調査することになりました。 今後、中米のメキシコやコスタリカの沖合でも、掘削に適した場所を調べたうえで、10年後をめどに、世界トップレベルの掘削能力をもつ探査船「ちきゅう」を使って、マントルの掘削を実現したいとしています。 プロジェクトの中心的なメンバーでマントルに詳しい、静岡大学の道林克禎教授は「マントルには地球がどうのように作られどうなっていくかを知る手がかりがある。今回の事前調査が第一歩にな
発表・掲載日:2017/05/11 元禄型関東地震の再来間隔、最短2000年ではなく500年 発表のポイント 房総半島南部千倉地域でちゅう密な地質・地形調査を行い、元禄型関東地震(マグニチュード 8クラス)による隆起運動が、過去約6300年で少なくとも5回、最短で500年の間隔で起こっていたことを発見。 元禄型関東地震の繰り返し間隔は、従来では平均約2300年間隔とされていたが、今回の調査でより短くばらつきが大きいという結果が得られた。 国が実施する地震活動の長期評価で参照した地震履歴を更新し、将来の発生予測の見直しを迫る成果。今後、より広範囲での調査から首都圏に影響する巨大地震の過去の発生パターンを解明する。 東京大学大学院理学系研究科の小森純希氏(修士課程2年生)と安藤亮輔准教授、産業技術総合研究所の宍倉正展研究グループ長(理学系研究科兼任教授)、および東京大学大気海洋研究所の横山祐典
発表・掲載日:2017/08/28 日本列島の成り立ちを記録する北アルプスの地質を解明 -富山新潟県境・泊地域の5万分の1の地質図を刊行- ポイント 日本列島の成り立ちを知る上で重要な地域の一つ、北アルプス北端を含む地域の地質図幅 約5億年前から現在までの地殻変動を記録する詳細な地層の分布と年代が判明 観光産業、防災・減災の基礎資料として地域での活用に期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地質調査総合センター 地質情報研究部門【研究部門長 田中 裕一郎】、活断層・火山研究部門【研究部門長 桑原 保人】、国立大学法人 名古屋大学【総長 松尾 清一】大学院環境学研究科は、富山県と新潟県の県境・泊地域での地質調査の結果をまとめた5万分の1の地質図「泊地域の地質」(著者:竹内 誠・古川 竜太・長森 英明・及川 輝樹)を完成させ、2017年8月25日
別にふざけているわけではなく、この動作にはちゃんと意味がある。これは、地図アプリ上でGPS(位置情報)機能を使う際、電子コンパス(地磁気センサー)が正しい方向を示していないときの対処法の1つなのだ。
東側からの姿(2007年) 航空写真(1978年) 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 位置(図中の最下) 孀婦岩(そうふがん、そうふいわ)は、伊豆諸島の最南端に位置する岩である。気象庁により活火山(ランク未分類)とされている。 東京都の直轄地であり、東京都総務局の出先機関である八丈支庁が管理事務を行っている。2016年時点で所属市町村未定であり[1]、本籍を置くことはできない。 東京の南約650キロメートル、鳥島の南約76キロメートルに位置する標高99メートル、東西84メートル、南北56メートル、面積0.01平方キロメートルの顕著な黒色孤立突岩[2]。山体の大部分は海面下にあり、地塊は東西約50キロメートルにわたっており比高1,500メートル-2,000メートルほどの2つの高まりをもつ[3]。 周囲にはわずかな大陸棚が広がっているが、すぐに2,500m
愛媛大学の西真之助教らの研究グループ(他に東京工業大学、東京大学など)は、地球マントル深部の超高温高圧環境で安定な、鉄・水・酸素からなる新しい結晶構造の水酸化鉄の存在を世界で初めて明らかにした。研究成果は国際科学雑誌『Nature』(オンライン版)に発表された。 今回、研究グループはスーパーコンピュータ「京」などで量子力学に基づく理論計算を行い、80万気圧付近で水酸化鉄が分解するのではなく、パイライト(黄鉄鉱)型結晶構造に変化することを予測。大型放射光施設SPring-8において超高圧発生装置を用い、水酸化鉄に地球マントル深部に相当する高圧力をかけ、理論予測された結晶構造変化とその構造中の水素の存在を実証した。 この結果は、地球マントル深部で水酸化鉄が脱水分解するという従来の学説を覆す発見であり、地球深部における水の役割と循環の解明が期待される。今回実証した新しい構造の水酸化鉄は、マントル
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