給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが2日発表した給与名簿に基づく集計調査によると、7月の米民間部門雇用者数は市場予想を下回る伸びにとどまった。一方で前月の増加幅は上方修正され、緩やかな雇用拡大が続いていることが示唆された。 7月の民間雇用者数は17万8000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は19万人増だった。前月は19万1000人増(速報値15万8000人増)に上方修正された。 製造業や建設業を含む財生産部門の雇用は4000人増。うち建設業は6000人増、一方で製造業は4000人減少した。サービス業は17万4000人増えた。 ADPと共同で集計調査を行うムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は発表資料で、「雇用の伸びは広範な業種や企業規模にわたっており、減っているのは製造業のみだ。雇用の伸びが現在のペースで続けば、
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