<首相のスキャンダルを追及しても、一度染みついた「政権担当能力」への不信は拭えない――野党勢力が最低でも打ち出すべき8つの対案> 安倍首相周辺の「桜を見る会」および「前夜祭」の問題は、そう簡単には説明が付かないようです。と言うことは、安倍首相としては相当な政治的失点となり、常識的に考えれば極めて腰を低くした政治姿勢が求められるでしょう。 野党は追及姿勢を強める中で、例えば立憲民主党の枝野代表などは「解散に追い込む」などと意気込んでいます。ところが、実際に解散となれば現時点では与党が勝利する可能性が強いわけです。その場合に、勝敗ラインを下げてでも勝利すれば、一連の問題に関する「民意の洗礼」が済んだということになるでしょう。 このような現在の情勢を受けて、野党の追及姿勢にはどこか腰の引けた印象を受けます。その一方で、解散になれば負けるかもしれないが、桜問題の追及でメディア露出が増えれば、少なく
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