第72回目カンヌ映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞したポン・ジュノ監督『Parasite(英題)』は、文句なしの受賞だった。韓国映画界初となるパルム・ドール受賞となったポン・ジュノ監督がカンヌ映画祭で語った言葉を振り返ってみよう。 「海外の観客には分からないだろう、という僕の考えは間違いと分かり嬉しい」 第72回カンヌ映画祭の授賞式で審査委員長のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは「いま世界は危機的な状況にある、ということを今回参加した巨匠たちは描いている。民主主義が失われつつある世の中で、私たち審査員は実に民主的に、全員一致でこの作品を選びました」と前置きしてその名を呼び、ポン・ジュノは主演のソン・ガンホと抱き合って喜んだ。プレゼンターのカトリーヌ・ドヌーヴからトロフィーを受け取ると一瞬、感極まった表情を見せたが、その後は満面の笑みで「まさかパルム・ドールを獲れると思わなかったので、
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