9月16~18日にわたり開催されたデジタルマーケティングカンファレンス「アドテック東京」で、ヤフー代表取締役社長CEOの宮坂学氏が「“脱皮”のその先へ」と題した基調講演を行った。 宮坂氏は2012年にも同イベントに登壇し、「脱皮しない蛇は死ぬ」をキーワードとして、当時ヤフーが打ち出した戦略「スマートフォンファースト、PCセカンド」について説明していた。 当時のヤフーはスマートデバイス向けのサービスがほとんどなく、アプリのダウンロード数は、すべてのサービスを足しても約3000万ダウンロードほどだったという。この戦略が始まっておよそ2年半が経つが、どのような変化が起きているのか。 宮坂氏によれば、PCでしか検索をしない人が半減し、その一方でスマートフォンでしか検索をしない人が7倍に増加。また、スマートデバイス向けアプリのダウンロード数は約2億件まで伸びたという。「日本のインターネット人口が1億